新人看護師が患者さんを受け持つ時のアセスメントのコツ 

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#1397 2021/03/26UP
新人看護師が患者さんを受け持つ時のアセスメントのコツ 
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看護師として就職をした時、いきなり患者さんを受け持つことはありませんが自分が思っている以上に早くその時がやってきます。その時、とても焦りますね。自分には到底できないと、困ってしまいます。ここでは、新人看護師がその日に患者さんを受け持つ時のアセスメントのコツについてお話します。

・患者さんになれる事

患者さんを受け持つ時に重要なこととして、その患者さんとできるだけ仲良くするということがあります。仲良くするといっても、患者さんと友人のように話をしたりすることではありません。その患者さんに看護を行う上で、リラックスしてもらえるようになれることが重要なのです。それは、なんと言っても患者さんの方から話をしてくれるのでアセスメントをしやすくなるからです。
患者さんの中には、この人は苦手と思うこともありますね。しかしそのような患者さんでも患者であり、受け持つこともあるのです。看護師として患者さんを選ぶことはできません。そこで、できるだけその患者さんに慣れて話しやすい雰囲気を作るようにしておきましょう。

・患者さんの情報をしっかり掴むコツ

新人看護師として次の日の勤務で、たくさんの患者さんを受け持つ場合は一日でしっかり患者把握をする事がむつかしくなります。しかも、情報として少ししかつかめず曖昧なときには正確なアセスメントを行うことができないのです。そこで、事前にどんな患者さんなのかしっかり情報として得ておきましょう。カルテから得ることも出来るし、いろいろな情報を得る手段はあります。不明なときには、その患者さんのサマリーを見る事により理解しやすくなります。
病院では、退院をするときには受け持ち看護師と担当医がサマリーを記載することになっています。また長期に入院をしている患者さんの場合は、1ヶ月ごとぐらいにその患者さんの状態について中間サマリーとして記載をする事が多いです。それを見ると、短時間で大体の患者像を知ることができます。

・患者さんと会話する

患者さんを受け持つ場合は、できるだけ会話をしておくことが重要です。そのように会話をすることにより、その患者さんの精神状態等を把握することができるからです。患者さんの精神状態は、カルテからはなかなかつかみにくいです。カルテの中の文字として書かれてある内容だけでは、その患者さんを知ることはできません。
その時に会話をすることにより、その人の現在の精神状態を知ることができます。それを知ることにより、この患者さんは頻回に声掛けが必要とかアセスメントを行うことができます。

・先輩看護師に不明な内容を聞いておく

新人看護師の場合は自分で情報を得ているつもりでも、重要なことが抜けていることがあります。それは看護師の場合は、休日などでその間に起こっていることについて、患者さんの状態の変わりように気づかないこともあるからです。カルテを見ると、ある程度分かることもありますが重要な部分で不明な点も出来てきます。新しい治療をはじめていることもあり、そのことについて知識が不十分であると動くことができないのです。不明な点については、医師や先輩看護師に頼りましょう。先輩看護師は、新人看護師を教育する使命があります。必ず教えてくれるので、聞くようにしましょう。

・アセスメントを日常の場面でも行う

新人看護師の場合は、先輩看護師よりもアセスメントについて慣れていないので戸惑うことも多いです。看護をしているちょっとしたことも、時間がかかってしまいアセスメントとしてできたものの間に合わなかったと思うこともあります。看護師は、時間との勝負というところもあるので、その時間内にアセスメントして行動する事が要求されます。
そこでいきなりアセスメントができるようになるとは誰も思いません。それは少しずつできるようになるのです。仕事でアセスメントをするだけではなく、普段の生活の中でもアセスメントをするようにしましょう。そのようにすることにより、アセスメントする事が怖くなくなります。なれることが重要なので、いち早くなれるように行動しましょう。

・前日に患者さんの状態を把握する

次の日に受け持つ患者さんについては、前日にできる限りの情報を得ておきます。すると、焦ることが少なくなります。前日に見ておくと、更に観察するところなどをしっかり把握することができるのです。
もしも休日明けで仕事をすることになった場合は、少し早めにきて情報収集をしましょう。早めに来ることにより、その日の雰囲気も掴むことができます。自分以外の看護師がいそがしい場合は、その日は忙しいのでこの人に相談をしようと思ったりすることもできます。

・処置や検査がある人から観察をする

処置や検査がある患者さんの場合は、最初に観察をしておきましょう。それは処置をスムーズに受けることが出来るのか、その患者さんから汲み取るのです。精神的に不安があるとアセスメント知った場合は、検査や処置の前にどんな肝心なのかその時に話すことができます。患者さんは、不安を表出することにより、少し気持ちを安定させることができるのです。受け持ち看護師が話してくれたと思うと,とても心強く感じることでしょう。そしてそのことが不安を少なくして、予定通り処置や検査を行うことができるようになります。

・急変しそうな人がいる場合は助けを求める

最初に情報を得た時は、なんともなかったのに急変をする患者さんもいます。そのような患者さんがいることを知っておきましょう。患者さんにおいては、この人は急変することがないと思うのは危険です。どんな患者さんでも、急変することがあるかもしれないと思って行動するようにします。
時間追われてしまいギリギリで行動をしていると、もしもの時に動くことができません。そんな時には、迷う事なく誰かに助けを求めましょう。急変した患者さんを見ている間も、刻々とほかの患者さんの処置や検査などがあります。時間でこなすことが大事なので、アクシデントは病棟全体で解決することをおすすめします。

・アセスメントに悩んだ時は相談をする

アセスメントをする時、自分は正しいと思っていてもそうでないこともあります。また足りないこともあるので、そんな風に不安に思った場合は相談することをおすすめします。私が相談をした時には、自分が思っている以上にたくさんの角度からアセスメントをしていた先輩看護師がいました。そのアセスメントを聞いて、なるほどと何度も感心したのです。自分のアセスメントは間違いではありませんが、それだけでは不足していたのです。あらゆる角度から新人看護師としてアセスメントをするのはむつかしいですが、そのようにできるようになるために相談することをおすすめします。

・アセスメントで異常を感じた時はすぐに報告する

当然の事ながら、アセスメントをして異常を感じたことがある場合はすぐに報告をすることが大切です。新人看護師の場合は、リーダー看護師に報告をします。リーダー看護師がいない場合は、ほかの先輩看護師にすぐに報告をしましょう。リアルタイムですぐに報告をすることが大事です。後からでもいいと思っていると、悪化してしまうこともあるので注意が必要です。

まとめ

いかがでしたか?新人看護師といえども、プロの看護師として看護のいろいろな場面でリアルタイムでアセスメントをすることが要求されます。しかしその内容について、自分では十分と思っていても完璧ではありません。自分のアセスメントに悩んだ時には、誰かに助けを求めていいので行動しましょう。それはとても大切な事です。

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