子育ても楽しいけど、看護師としてもまだまだ活躍したいあなたにその秘訣を教えます

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#1387 2021/03/17UP
子育ても楽しいけど、看護師としてもまだまだ活躍したいあなたにその秘訣を教えます
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看護師という仕事…毎日楽ではないけれど、やりがいもあって充実した日々を送っている方が多いかと思います。しかし中には残念ながら子どもが生まれたことで看護師としての仕事を辞めてしまう方もいらっしゃいます。子育てと仕事、難しいですが両立している方はどういった工夫をされているのでしょうか。その秘訣をご紹介します。

子育てをしながら看護師のお仕事をする場合、結婚・出産する前と同じように働くことはあまり現実的ではありません。時間的にも体力的にも厳しく、どちらにもよくない影響が出てしまうのはできたら避けたいところでしょう。まずは子育てにも仕事にも過剰な負担がかからないよう、バランスよく両立することを考えて働き方を考えなければなりませんね。そうはいっても具体的にはどのような方法があるのでしょうか?
ここでは、いざ看護師として復職して失敗や後悔がないよう、育児と看護師のお仕事をしっかり両立させるためのポイントを3つご紹介します。

1.勤務時間などでママさんが働きやすいよう配慮されている

ママさん看護師の方が日常的に夜勤や残業をこなしながらバリバリ働けるかというと、それはむずかしいでしょう。特に不規則な勤務時間では子どもにもしものことがあった時にすぐに駆け付けられず、自分が思った以上に大変な状況になることがあるかもしれません。またもし実家暮らしなどで代わりに面倒を見てくれる家族がいるとしても、できるだけ子どもと一緒にいられる時間がほしいと考えるかもしれません。
子どもが1番かわいい時期は、思ったより短いものですし1度しかありません。その間は日勤のみの職場を選んだり、土日休みの職場を選んだりするなどで、子どもと過ごす時間を確保する方法もアリでしょう。病院によっては大規模病院や総合病院でも、育児向けのシフト(時短勤務)で働ける場合があります。それがもし難しいと感じるのであれば、地域の小さなクリニックに転職することなども検討しても良いのではないでしょうか。

2.給与の額は適正かどうか

子どもを育てやすい環境で働けても、せっかく仕事に出るのであれば給与の額が適正かどうかを見極めることは大切です。これから子どもを一人育てるということで、教育や医療費など思った以上に多くのお金がかかることが予想できます。また一人だけでなく、二人、三人と子どもがいてもいいかなと思える日が来るかもしれません。一般的に夜勤や緊急の呼び出しがあることから女性の中では高給と思われることが多い看護師ですが、勤務時間が柔軟に選定できる場合、給与額も結婚・出産前よりは少なくなることが多いものです。しかし、職場の選び方によってはそうとはいえないことも。
たとえば、近年の在宅医療推進でニーズが高まっている「訪問看護」などのお仕事なら日勤のみ・土日休みでも高めの給与水準が期待できるかもしれません。とはいえ、外回りの仕事になるため体力は必要かも。
例え旦那さん側にある程度の収入があったとしても、それがずっと続く保証もないわけですからご家族が無理なく生活できる給与は確保できるよう、勤務先を選ぶとよいでしょう。

3.子育てに職場の理解があるか

育児中は、お子さんの急病などで突然職場を離れなければならなくなることもあります。小さな子どものいるお母さんなら子ども最優先は当たり前の価値観ですが、ママさんナースに対する理解に乏しい現場の場合、そうとは限りません。
そこで考えておきたいのが、職場のママさんナースに対する理解度です。どの程度理解のある職場かどうかすぐに判断するのは難しいでしょうが、同世代のママさんが多く勤めている職場や、育児中の看護師を積極採用している職場はねらい目でしょう。また、看護師の人数の少ないクリニックに比べ、多い比較的大きな病院の方がシフトなど代わってもらいやすく働きやすいということが場合によってはあるかもしれません。いずれにせよ前評判だけで判断せず、採用の面接の際にそれとなくリサーチしてみるのが得策といえるでしょう。
病院によっては院内保育や託児所を完備している所もあるため、できるだけ子どもさんを近くで見守りたい方にはそのような職場が最適かもしれません。何かあった時に安心であるだけでなく、ママさんナースと知り合うことができ、同じように仕事と子育ての両立え悩んでいる人とも励ましあうことができるのではないでしょうか。

次に仕事と子育てを両立するうえで重要な気持ちと行動の面について大事なことを2点挙げたいと思います。

1.今の気持ちや不安な思いを話してみること

ひとりで抱え込んでも、不安や心配事は募る一方ですので、今の職場に不満がなければ、まずは看護師長などに相談してみましょう。もしあなたが希望し、交渉すれば夜勤がない外来や透析、付属した施設、訪問看護、デイサービスなどの職場異動もありえるかもしれません。何も言わなくては思ったより周囲はあなたの気持ちに気が付いてくれないものです。まずは思い悩まずにすぐに相談してみることが重要でしょう。
職場にとって、働くスタッフを失うことは大きな痛手。きっと何らかの方法で、子育てと両立できる働き方を見つけてくれるはずです。
相談しても働き方を変えられないようであれば、新たな転職先を探すことをおすすめします。「子育てと両立したい」という答えは出ているのですから、無理せず働きやすい環境を作っていくことを目標に考えていきましょう。新しい職場は不安も大きいですが、環境が変わるときっと楽しみも感じられますよ。また、看護師としてできる仕事の幅が広がり、スキルアップにもつながります。様々な職場を検討してみるだけでも思った以上に選択肢が多いことに気が付き、より自分に合った部署や働き方を見つけられるかもしれません。今後親の介護や自分自身、配偶者の事故や病気などで同じような状況になった時のためにも、様々な面から看護師という仕事を見つめなおしてみるのもいいかもしれません。

2.子育ての時期は今だけ! 子育ても仕事も楽しむことが大切

子育て中はなかなか自分の思うようにはいきません。仕事中に突然、保育園から連絡が来て職場を早退するときや、逆にすぐ駆けつけられないときなど、職場や子どもに申し訳なく思うこともあるでしょう。また時には配偶者や自分の親に頼らざるを得ない時もあり、仕事を続けていくことが果たして自分や家族のために良い選択なのかどうか思い悩むこともあるでしょう。
子育て中のママは、常に心の中で葛藤しながら働いています。例えば「夜勤をしたくない」という決断したとしても、悩んだ末の結論だと思います。それだけ心苦しさを抱えていたのですから、勇気を出して現在の環境を変えることもひとつの方法なのです。
同じように子育てと両立できる働き方を選択したり、そのための転職も経験した看護師さんに話を聞くと皆さんが口々に声をそろえて言われることがあります。そのこととは、「子育ての時期は今だけ」ということ。子どもは親が思っている以上のスピードでたくましく成長していきます。気づいたらこんなにしっかりして…というような こともあれば、まだまだ心配に思うことも多いでしょう。子育ては終わりが見えないように感じますが、あっという間に子育て期は過ぎ、子どもは成長していきます。そのためにも今しかないこの時期を楽しみ、仕事へのストレスを減らすことが最優先です!
また自分が働き続け配偶者や親に子育てを手伝ってもらうことによって、帰って家族の絆の深まりを感じられる場面もあるのではないでしょうか。そういったことも子育ての楽しさの一つと考えることができれば、罪悪感なく日々を過ごせるのではないでしょうか。
いずれにしても、子育てと仕事のバランスを大切に、そして自分自身も大切にしてくださいね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
必ずしも仕事と家庭の両立は容易ではないですが、職場や働き方、また周囲の人からの協力が満足に得られる環境であれば十分に可能であることがお分かりいただけたかと思います。この記事が看護師としての仕事を辞めてしまおうかと悩んでいるママさんナースのお役に立ち、どちらも楽しんでいただければ幸いです。

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