その日の日勤が忙しいと思った時、とても焦りますね。その時、自分の受け持ち患者さんに重傷者が多い、検査などが多いと思うとより焦ってしまいます。ここでは、日勤業務をスムーズに運ばせるために患者さんのアセスメントをどうしたらいいのかについてお話します。
・自分のこれからの行動をイメージする
日勤でバタバタしてしまうと、勤務途中でも本当に疲れ切りますね。忙しいのは仕方がないと思うものの、段取りが悪いことから慌ててしまったり、疲れがひどくなったりすることもあるので注意をしたいです。それはなんといっても慌てたり疲れがひどくなると、インシデントを起こしやすくなるのです。インシデントを起こしてしまうのはそのような時なのです。慌てずにしたいと思っても、余裕がないので起こしてしまうことになります。そんなことになりたくないですね。
そこで、慌てないようにするためには、自分が日勤でどのように動いたらいいのかイメージをします。そして仕事の段取りについてイメージをすることにより、自分だけでは動くことができないと思うこともあるでしょう。そんな時には、どうしたらいいのでしょうか。我慢をして働くしかないのでしょうか。ほかの看護師も忙しくて手がまわらないという場合は仕方がないのですが、そうでない場合はリーダー看護師に相談をします。忙しくなることをイメージすることで、自分が無理と判断できるのでそれはとても安心できます。
その反対にイメージを全くしていない場合は,とても慌てることになります。イメージをして、どのように動いたらいいのかをアセスメントするのはとても大切なことです。
・休み明けは患者さんの情報をスタッフより得ることも大事
看護師の場合は、夜勤後などに休みが続くことがありますね。その時、休み明けで日勤をする場合は、患者さんのことを十分に把握しきれないこともあります。どんなに頑張っても、しっかり情報収集をすることは無理なのです。その時,とても焦ってしまいます。特に自分が休みの間に、緊急入院があったり患者さんの状態が変わっている場合はより焦ることになります。
そこで重要なこととして、回りのスタッフに自分が休みの間に変わったことはなかった?と質問をしてみましょう。すると、どんなことがあったので話をしてくれます。アクシデントなどがあった時などは、より素早くその情報を知りたいです。周りの看護師に聞くと、より早く情報を掴むことができます。
・処置や検査の準備を万端にしておく
受け持ち患者さんの処置がある場合は、慌てることがないようにその必要物品を準備しておきましょう。それはいざ検査や処置をしようとした時に、必要物品がない場合もあるのです。ない場合は、事前に調べることにより、それに対して対処出来るのでリーダー看護師や看護師長に伝えておくと準備をサポートしてもらうことができます。
私もその準備段階で必要物品がないという経験を何度もしました。その時は、その時点で知ることができて本当によかったと思った事でした。もしも医師が処置をする時に、ないことがわかると医師の時間までも拘束することになります。忙しい医師の場合は、素早く処置を終了させたいと思っているのでぬかりのないように準備をすることが必須なのです。また患者さんにも迷惑をかけることになります。患者さんを待たせてしまうことになり、不安を増強させてしまいます。
そこで必要物品としてない場合は、業者に急いで連絡をして持参してもらうか、ほかの病棟に借りる等をして対処していました。そんなこともあるので、事前に準備をすることはとても大切な事なのです。
・優先順位を決めて動く
受け持ち患者さんのケアをする時に、優先順位を決めるようにしています。その優先順位で高いのは、なんと言っても事故の確率が高いものから確認します。ミスのないようにしたいからです。点滴、ドレーン、検査の時間、手術の時間などは最初に確認をして動きます。
また早急にケアをしないと、状態が悪化してしまう場合は早めにします。この患者さんは、午前中に体調がいいので午前中にケアをしようと考えるのです。
また自分の中で、動きやすいようにケアを行うこともあります。患者さんから早くして欲しいと言われた場合は、その都度臨機応変に対処しています。そうでない場合は、検査や処置、手術の準備などをしたほうがいいのか、時間がない場合はケアをして準備をするなど、自分がそのスキマ時間に何ができるのかをアセスメントしています。
少しの時間も無駄にできないので、優先順位を決めて動くことで時間を有効に使うことはとても重要と捉えています。
・重傷者はまず観察をする
申し送りやカルテなどから、重傷者の状態を知ることができます。その時、それだけでは不十分なのです。実際にどんな状態なのか、自分の目で確認をすることが大事です。そのことから、重傷者については勤務の最初にどんな状態なのか自分の目で確認をしましょう。すると、自分がアセスメントしたい気づきを必ず発見することができます。
それは患者さんへのケアだったり、家族のフォローだったりします。家族が付き添っている場合もあるので、家族の状態も確認するようにするのです。ずっと付き添っている場合は、かなり疲れていることもあります。その時、看護師としてねぎらいや不安を少しでも軽減させることができる言葉かけを行いましょう。
そして一番確認したいのは、なんと言っても輸液やドレーンの状態です。輸液が何本どこの部位から入っているのか、ドレーンの挿入部位等を確認してリスクをアセスメントします。輸液に関しては、どのぐらいでつなぎが必要であるのか、ドレーンに関しては抜去の恐れが内容に固定をするなど行います。
・臨機応変に対応する
自分のペースで日勤着有無が出来ると一番いいのですが、そこは病院なのでそんなにうまく時間が過ぎることはありません。特に患者さんの異常がある場合は、日勤で処置を行ったり検査を実施したりすることが大切だからです。夜勤帯で以上を発見することもありますが、日勤でおかしいと思う場合は処置等を行うことにより夜勤業務をスムーズに運ばせることができます。
夜勤の場合は、看護師の数が極端に少なくなるのでそのことも配慮してあげたいですね。日勤で処置が終了できるように、早期に異常を発見するようにしましょう。
・安全に動けない場合は助けを求める
日勤は、とても忙しいのでほかの看護師もバタバタしていることが多いです。そのことをしているので、ほかの看護師にサポートとして依頼しにくいと思うこともあるでしょう。しかし本当に緊急処置が必要な場面が起きた場合は、サポート依頼をするようにします。そうすることにより、処置が早くできることにより患者さんの状態を少しでも改善に近づけることができます。
・ケアの変更をアセスメントする
患者さんのケアをしようと思った時、緊急のことが起きるとできなくなることもあります。その場合は、ケアを変更することも可能です。事前に忙しくなることがわかっている場合は、日勤業務の前にリーダー看護師を含めショートカンファレンスを行い、ケア内容の変更を看護師間で周知するようにします。
まとめ
いかがでしたか?患者さんのケアで慌てないために行うアセスメントとしては、時間の余裕、気持ちの余裕など余裕を持って行うことができるのが一番です。しかしどんなに頑張っても無理な場合もあり、その時は、いろいろなスタッフに助けを求めましょう。チームで動いてチームで日勤を終了させることが出来ると一番いいですね。
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