病棟勤務?外来勤務?体調やライフスタイルに合わせて部署を考えてもいいんですよ!

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#1382 2021/03/12UP
病棟勤務?外来勤務?体調やライフスタイルに合わせて部署を考えてもいいんですよ!
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看護師の仕事は24時間営業と言われるように、患者さんへ対応すべく、入院患者に対応する病院では常時看護師が病院にいます。しかし、日勤や夜勤を繰返していると体内時計も狂ってしまい体の調子が悪くなる方もいますし、子どもがいると手厚いサポートがない限り夜勤は難しいことが現状です。そんな体調やライフスタイルに応じて入院病棟に限らず、日勤だけの外来への異動を考えてみることも1つの手です。

私自身の経験です。
新人看護師の時は、まずは知識や技術を磨くために入院患者へ対応する病棟に配属されました。
もともと夜型人間だったため、日勤から深夜勤なども大変ではありましたが、新人の若さというものがあり、体調を崩すことなく行うことができました。
しかし、年齢を重ねていくうちにリーダー業務や委員会業務、新人教育など責任の重い業務も増え、若い頃のように体力がもたなくもなってきました。その頃に、結婚、出産をし、産休と育休へ入りました。
子どもが1歳の時に再び病棟に復帰しました。子どもが小さいこともあり、しばらくは夜勤を免除してもらい日勤が続いていました。日勤で定時に帰れると思いきや、帰る直前に入院があるとその対応で帰れず、子どもは保育園に預けたまま残業をすることも多々ありました。
そんな中、2人目の妊娠が分かり、夜勤をすることなく産休、育休をとりました。2人の子が1歳になる頃に再び病棟へ復帰しました。
約1年、夜勤を免除してもらっていましたが、「病棟にいるからにはそろそろ夜勤を…」とお願いされるようになりました。
まだまだ小さい子ども2人を夜間保育に預けて、数ヶ月夜勤をしました。結果、精神的にも身体的にも病みました。
私が利用していた保育園は、夜間預ける場合は日中預けることができないので、夜勤前の貴重な睡眠時間を元気いっぱいの子どもと過ごし、ヘトヘトの状態で夜勤に入っていました。
子どもも慣れない夜間保育を嫌がり、いつも泣いていました。
旦那も仕事で忙しかったのですが、私が夜勤の日は私も子どもも家にいないので、1人でゆっくりできる時間があり、正直「ずるい。」と思っていました。また、夜勤で一番大変な時間は終わりの近い「朝の時間帯」です。患者さんが起きる時間から検温や採血、朝食の準備とめまぐるしい時間のに容赦なく入院も入ります。もう体力も残っていません。子どものことも可愛そうに感じるようになり、だんだん「何のために働いているんだろう…。」と思うようになりました。そこで、自分の限界を感じ、看護師長さんへ正直に相談をしました。
すると、「外来に行く?」と提案をしてくれたした。
外来の良いところは
・日勤だけで、時間外業務はありません。
・経験したり、得意な科に勤務できます。
・小さい子どもがいる人は委員会は免除されます。
・子どもの行事に応じて休みをとりやすいです。
・子育て世代が多いので相談できる人がたくさんいます。
・窓口業務や健康診断の流れを説明するなど、患者さんへの対応が主で体力を使わない業務もあります。

でした。
まさに私のライフスタイルにピッタリではないかと思い、すぐに外来勤務へ異動したいことを看護師長へ伝え、病棟スタッフへは業務の引き継ぎをしていきました。
「どうしてこんな方法があることを知らなかったんだろう。」「限界を感じる前に早く相談すればよかった。」と思いました。
外来勤務に変わり、慣れるまではもちろん大変でしたが、定時に帰ることや、家族との時間をとれるようになり、病んでいた体も心もリフレッシュしていきました。また、病棟での経験を活かしながら、病棟とは違う外来業務をこなすことは新しいことにチャレンジでき「楽しい」と思うこともできました。
「じゃぁ、外来業務がいいことだらけで楽じゃん。」と思われるかもしれないので、デメリットの部分もお伝えしておきます。
外来業務を実際に続けてみて知ったデメリットの部分もは
・夜勤をしないため、病棟より給料はガッツリ下がります。
・部署が変わるのですべて1から理解していかないといけません。
・病棟よりも医師と密に連繋をとるため、リーダー業務の経験がないと対応が厳しいことがあります。
・医師との相性が良くないと、苦手な医師との時間は苦痛です。
・スタッフがそれぞれ休みをとれるよう、1ヶ所外来だけではなく、2ヶ所以上の外来で勤務しなければなりません。
・外来によって業務の内容がまったく異なるため、それぞれのやり方を学ばなければなりません。
・やはり、好きな外来と嫌いな外来がでてきます。(私の好みの問題かもしれませんが)
と、いうところかと思います。


外来業務にもメリット、デメリットはありますが、「今の自分に合った場所は?方法は?」ということを考えることはとても大切ででし
外来に限らず、慣れるまでが大変で、慣れれば上手く業務をこなせていきますが、短期間で2ヶ所以上を行ったり来たりするのはなかなかハードでした。
先にも記入していますが、外来に勤務されている方には子どもが小さいからという理由だけではなく、体調が悪いから、病棟業務でどんどん重くなる責任に心が耐えきれなくなったからという人もいます。その方は負担のすくない窓口や健康診断等の業務をする外来へ配属されます。
看護師の業務は本当に幅広いので、自分の体調やライフスタイルに合った働き方や部署が必ずあると思います。また、外来は病棟とかけ離れているのではなく、密な連繋で成り立っています。
入院患者は外来から病棟に入っていきます。ただ病棟に入れるだけではなく、病棟の状況もよく熟知しておく必要があります。そこで、病棟での経験が活かされます。
私が始めに勤務していた病棟は手術患者が入院する病棟でした。外来勤務となった時は勤務経験のある病棟と同じ科の部署でした。
そのため、患者さんへの手術の説明や、入院準備で必要な物品の説明、術後のケア方法などもスムーズに行なうことができ、外来の先輩面方によく褒めていただいていました。ある程度年齢を重ねると新人の時のように褒められることもないので、なかなか嬉しかったです。
もちろん、看護師の先輩だけでなく、医師からも「病棟ではこの時どう対応するの?」といった質問へも対応できましたし、新しい医師が入れ代わり来られるので、分からないことを教えてあげるといった指導役にもなりました。
自分が頼られている、必要とされているというのは働く上でもモチベーションを上げることにつながるので、今までの経験から作り上げた自分の力を評価されることは気持ちがよかったです。急ですが、「お母さん」って褒められること少なくないですか?子育てをしながら家事をして、仕事をしてる人もいて。さらに子どもがチイサイと磯井でご飯もを食べたり、食べれず空腹をがまんしたり、お風呂もゆっくり入れない、なんならトイレもゆっくりできない。
自分を犠牲にして家族のために頑張っているのに、「やって当たり前」のように捉えられ、「褒められたのいつだっけ?」という風になっていませんか?主に旦那さんに物申したい状況ですが。少し私の思いが強くでてしまい、申し訳ありません。言いたいことは、頑張っている仕事も評価してもらいたいですよね。外来での看護師の年齢層は病棟より上ですが、一緒に病棟で働いて、私と同じ子育て世代の先輩、同期、後輩もどんどん増えていきました。
病棟にいたころには関わりの少なかった外来の看護師さんとも繋がりができ、以前より人脈も強くなりました。医療の仕事はチームワークです。看護師だけに限らず、医師、薬剤師、理学療法士、検査技師、医療事務…。
多くの人の繋がりで支え、支えられできる仕事です。仕事も家庭も、お互いに支え、支えられたらと思います。私の経験は病棟に勤務している同期や後輩からも相談され、伝えています。もちろん、自分に合った部署を選ぶことが大切ということは一番始めに伝えています。よりよく働きたいですね。

まとめ

いかがでしょうか?私自身、結婚や出産、家庭と仕事の両立をする状況に立つまでは考えてもみなかったことばかりでした。しかし、思いきって部署を異動するといった行動に出ることも、新しい道が開けて良いかもしれません。我慢ばかりするのではなく、まずは自分のため、そして家族のために働き方改革をしてみても良いかもしれませんね。

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