就職活動中の看護学生さん必見 自己PRの書き方ポイント

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#1379 2021/03/09UP
就職活動中の看護学生さん必見 自己PRの書き方ポイント
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初めて看護師として就職活動する看護学生さんがまず初めに迷うのが、履歴書の自己PR欄ですよね。私自身も看護師とて就職活動する際に、とても悩んだことを覚えています。
今回、自己PRの書き方についてまとめてみたので、就職活動をしなければならないけれど、「これといった趣味や特技がないからどうしよう…」、「自分のPRポイントがわからないな」という方の参考になれば幸いです。

〈目次〉
・そもそも自己PRとは
・自分のアピールポイントはどうやって探す?
・履歴書に記載する際のポイント
・履歴書の自己PR記載時に気を付けておきべき点

・そもそも自己PRとは

自己PRとは、持っている資格や学歴、職歴だけではわからないその人の「強みやスキル」、「就職先に自分がどのように貢献できるか」ということをピールする項目です。
履歴書の中でも採用担当者が注目する項目の一つですよね。
自分の強みとなる性格や長所をわかっていないとなかなか簡単には書けないので、今までの経験を元に自分自身を振り返る必要があります。
自分のアピールポイントを理解したうえで、就職先の病院や施設に自分がどう貢献できるか積極的に伝えていきましょう。

・自分のアピールポイントはどうやって探す?

アピールポイント=自身の長所です。みなさんは自分の長所を理解していますか?理解しているという人もいるかもしれませんが、わからないという方が大半ではないでしょうか。
この項目では長所の探し方を紹介します。

①人に聞く

自分自身のことはわかっているようで、わらないものです。私も「自分の長所は?」と聞かれてぱっとすぐに答えることはできません。きっとそのような人が大半ですよね。ですので、周りの人に聞いてみましょう。お勧めなのは、同じ就職活動中の仲のよい友人です。いきなり、「私のいいところってどこかな?」と聞くのは勇気がいるので、履歴書の自己PR欄の記入に必要だからと前置きしたうえで聞くと気軽に聞くことができますよね。意外な意見が返ってくるかもしれませんし、「自分では全く気付かなかったけど、人から見たら私ってこんな風に見えているんだ!」と新しい発見があるかもしれません。また、自分で考えたものと比べても人が評価してくれたことは客観性があるのがいいですよね。
そして、一人に聞くのではなく、できるだけ様々な人に聞くようにしましょう。回答が偏らないように、年齢や性別、環境(学校やバイト先)など様々なタイプの人に聞くのがお勧めです。直接聞くのが恥ずかしければ、メールやラインなどをしようして聞いてみましょう。たくさん回答があれば、それだけ深く自分の性格を分析することができますよ。

②短所から探す

長所は短所といいますが、人のいい面と悪い面は裏返しです。例えば、「優柔不断」という短所は「周りに合わせることができて柔軟性ある」といえますよね。
以下に短所から長所を導き出す例を紹介します。
(短所) (長所)
優柔不断 柔軟性あり
マイペース 物事をじっくり考える
抱え込む 責任感あり
計画性がない 行動力がある
のんき 楽観的
悲観的 慎重に物事を進める
心配性 計画的
神経質 几帳面
どうでしたか?自分にあてはまるものが見つかりましたか?短所と長所は裏表一体の関係にあるので、短所なら思いつく!という方は、長所へ変換して考え、自己PRへとつなげていきましょう。

・記載する際のポイント

①就職先が求める人物像と絡めて書く

自分の長所や強みがわかったら、今度は就職先が看護職にどのような人物を求めているか分析し、それと絡めて自己PRを記載するようにしましょう。
一般的に、看護職にもとめられる人物像は、
・体力、精神面でタフな人
・学びに対して積極的な姿勢がある人
・コミュニケーション力
・ルールや規則を守れる人
・どんなときも冷静で臨機応変に対応できる人
・共感力のある人
・ストレスと向き合う力をもっている人
等が挙げられますよね。上記はあくまでも、一般的な内容です。就職を希望する先の病院や施設によって求める人材は違うので、各職場のホームぺージやパンフレットなどで募集要項や病院理念、看護理念を必ず確認し、そのうえで自己PRを記載するようにしましょう。

②具体的な内容があるとよりよい

また、自己PRは根拠を一緒に記載しておくと、より説得力のある内容になります。わかりやすい例で言いますと、看護研修、ボランティア、部活、バイト、委員会などで自分の体験を交え、具体的なものを記載しましょう。こうすることにより独りよがりな印象を避けられます。
例文を以下に挙げておきます。

〈看護実習体験を自己PRとして書く〉

”私の長所は前向きでどんな時もこつこつ真面目に行動できる点です。看護実習を始めたとき、初めは患者様になかなか心を開いてもらうことができませんでしたが、思いやりを持った行動と、看護学生としての専門性のある看護を提供すると決めて毎日、真摯に向き合った結果、実習最後の日に患者様から「あなたに担当してもらえてよかった。」と言っていただくことができました。この強みを看護師になってからも生かして何事も前向きに取り組んでいきたいと思っています。”

このように、責任感がある、なぜならば部活でキャプテンをしてチームが優勝したとか、努力家である、なぜならば楽器のコンクールで入賞した、というような大それたものである必要なありません。日常の一こまからあなたの人となりがわかるエピソードを取り出し、しっかりと希望の就職先にアピールしていきましょう。
「ボランティアをしていたので思いやりがあります。」というようなあまりにも抽象的な内容にならないよう、自身のエピソードを加えてあげるといいでしょう。

また、複数にわたって長所と具体例を挙げていては、どうしても間延びした印象になり読んだ人の印象に残りづらくなります。それよりも長所一点、それに伴う具体的なエピソード一点に絞り書くことをお勧めします。

・履歴書の自己PR記載時に気を付けておきべき点

①ネガティブな表現は避ける

誰しも就職活動の際に多少の不安はあるものですが、もし看護師としての就職に不安があった場合でも、「看護師として働くのは不安もありますが、頑張ります。」などどいった表現は避けるようにしましょう。「この人はここで働くうえで大丈夫かな?」といった疑問を持たれてしまう可能性が高くなります。
また、「コミュニケーションが得意ではありませんが、身に着けていきたい」等、社会人としての欠点は書かないようにしましょう。思わぬところでマイナスな評価を受けないよう、社会人としてのマナーは一通り覚えておきましょう。

②志望動機と混同しないよう注意する

履歴書を書くうえでよくありがちなのが、志望動機と自己PRを書いていて同じような内容になってしまうということです。
自己PRは上記した通り、持っている資格や学歴、職歴だけではわからないその人の「強みやスキル」、「就職先に自分がどのように貢献できるか」ということをピールする項目。就職先に自分を売り込むたものものでしたよね。
それに対して志望動機は志望した動機を伝えるためのものです。どんなところに魅力を感じて応募したのか、就職して自分は何をしたいのか、自分の長所をどう生かせるのか、こちらも希望する病院や施設の募集要項や看護理念にしっかりと目を通し、自己PRとは同じような内容にならないよう意識して記載しましょう。
また、自分の長所を志望動機に記載する際に自己PRと一貫性がない内容にならないようにしましょう。
前述した手順で自分の長所がしっかりと分析できていれば、志望動機を書く際も大いに役立ちますよね。ここでもしっかりと自分自身を振り返って書きましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は看護学生さんが履歴書の自己PRを記載する際に気を付けるポイントをまとめました。履歴書を記入する時点でしっかりと自己分析をして自分の長所がわかっていれば、その後の面接でも大いに役に立ちますよ。自己PRを考える際に本記事が少しでも力になれば幸いです。

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