大学病院の看護師になるには 3年目看護師がお伝えします。

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#1378 2021/03/08UP
大学病院の看護師になるには 3年目看護師がお伝えします。
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看護学生生活ももうすぐ終わり、来年は国家試験。そんな学生さん達の前に立ちはばかる壁のひとつとして、就活があるのではないでしょうか。特に就職先をどこにしようか迷う方は多いでしょう。そこで、働き方のひとつ、大学病院で働くためには?
大学病院で働くことのメリット、デメリットをお知らせ致します。

大学病院で働く看護師3年目が、大学病院で働く方法、そのメリット、デメリットをお知らせします。
正直に言うと、看護師ならだれでも大学病院で働けます。逆に大学病院で働けないことはあるのか?と疑問に思います。
これについては後ほど詳しく説明します。

まず、わたしの経歴から説明しようと思います。

わたしは国立大学で4年間勉強をして看護師になりました。国立大学はほとんど附属病院がついています。
もちろん、わたしが通っていた大学にも附属の大学病院もありましたが、今働いているのは他の県の国立大学の附属病院になります。
なぜ他の大学の附属病院に入職したか。
それは、ほとんどの実習を大学附属病院で行ったことで、看護師の人間関係や福利厚生などを間近で感じることができました。
それはそれでメリットでもあるのですが、そこで働きたいと思えなかったこと、都会に行きたかったことから他の国立大学の附属病院で看護師をする選択をしました。
ここでもうひとつ質問がでるとしたら、なぜ国立大学の大学病院なのか、でしょうか。
わたしが国立大学の大学病院を選んだ理由は
*身分が準国家公務員なので給与や福利厚生が良い事
*将来的にその大学の大学院に行きたかったこと(国立大学なので学費が比較的安い)
*教育体制がしっかりしていること
です。
ここらへんに関しては色んなサイトや、学校の先生、先輩に聞いた方が参考になるかと思うので、本記事では省略します。

そして本題に入ります。
大学病院の看護師になる方法。

最初にも書きましたが、看護師なら誰でも大学病院で働けます!
学歴、経歴等は関係ありません。
強いていえば、必要なことは就職試験に受かることくらいです。
ですが、大学病院に限らずほとんどの病院は看護師不足なので、成績が異常に悪い、面接で全く答えられない、倍率がすごく高い等、よっぽどの事がない限り受かります。
わたしの働いている病院は、就職試験が小論文と面接のみでした。
小論文は
*誤字脱字が無いか
*基本的な文章構成、書き方が出来ているか
*問題の意味を理解出来ているか
を見ているので、内容は正直どうでも良いのです。

大学生であれば、課題としてレポートを書く機会も多いですよね。レポートを書きまくってる大学生なら、試験の前に基本的な小論文の書き方、原稿用紙の使い方をGoogleで調べるくらいで十分です。
そして試験本番で問題をよく読み、誤字脱字が無いかしっかり確認してください。
もし、小論文に対する不安があれば、1、2回程度先生や、家族等に添削してもらうのも良いかと思います。
あとは時間配分ですね。時間内に自分の考えをまとめられるように、ネットで「小論文 テーマ」等と調べてみて、出てきた問題に対する自分の考えを10分くらいでまとめる練習をしてみて下さい。そして試験1週間前くらいに、一度原稿用紙を使って時間内に書けるか、誤字脱字がないか確認してみて下さい。

面接は、得意な人であれば基本的な室内への出入りの仕方、礼儀作法を直前にネットで調べる程度で良いかと思います。
苦手であれば学校の就職支援を利用するのも良いと思います。
どこの病院でも面接で必ず聞かれるのは
*なぜこの病院を選んだか
*なぜ看護師を目指したか
だと思います。
この2つに対する回答は予めまとめておいて、緊張しても喋れるようにしておくべきかなと思います。

過去問が大学にある方はそれを見れば良いですが、過去問がない方は就職説明会を利用してみてください。
自分が受けたい、興味のある病院の説明会等に行くとそこで働く看護師が来ていることが多いので、就職試験でどのような内容の試験が出るか、時間はどのくらいかを聞くのも良いでしょう。

とにかく、学生時代に悪い成績をとらない、そして面接や試験を頑張る、そして、書き忘れていましたが1番大事なことは書類の提出期限を守る、これさえできれば大学病院で働けます!
就活については落ちたら自分の大学の附属病院で働けばいいや、程度で考えてたので参考にならないと思います。(わたしの大学の附属病院は、附属病院の大学の学生ならほぼ確実に受かると言われていました。)
なのであまり詳しく書きません。笑

つづいて大学病院で働くメリット、デメリットです。
これはわたしが大学病院を選んだ理由とも被ります。

【メリット】

まずは給与、福利厚生が良いです。
わたしの働く病院は、年1回の昇給、年2回のボーナスがあり、大学病院の中でもトップクラスの給与だそうです。
そして半年以上勤めると退職金がでますし、進学支援制度もあります。
他にも色々ありますが、あまり書きすぎると身バレをしてしまいそうなのでこの辺にしておきます。
そして教育制度がしっかりしています。
他の病院がどうなのか分かりませんが、チェックリストを使用したり、面談をしたりして、一人一人の成長に合わせて働くことができます。勉強会も多いので色んな知識を吸収することができます。
個人的には色んな科があるので、もし今働く科が合わなくても異動できる可能性があることもメリットかなと思いますが、専門的に1つの科で働きたい方にはデメリットかなと思います。

【デメリット 】

*勉強会が多いので、休みの日にも病院に行かなければいけない。
*異動がある
*希望の科に行けないことも多い
*医師や研修医が多いので、採血等の技術面が身につきにくい
わたしが感じるデメリットはこれくらいでしょうか。
どこの病院でもそうかと思いますが、人間関係が合わない、キツい人がいる、等はしょうがないことなのかなと思うのでデメリットには入れませんでした。
逆に、色んな科があるので、その部署で人間関係が合わなくても異動しやすい環境ではあるのでメリットもデメリットも表裏一体という感じですね。
研修医は本当に多いです。
入れ替わりもあるので、気づいたらあれ?この先生誰?、あの先生最近見てないな、みたいなことも多々あります。
私は大学病院に入職して良かったなと思うことの方が多いです。4月から県外に進学のため退職しますが、また機会があれば同じ病院で働きたいなと思っています。
再入職可能であればの話ですが。笑

ここまで色々と書いてきましたが、わたしはまだ看護師3年目で、今働いている病院、病棟でしか経験がないので、正直他の病院のことは分かりません。
ただ1つ言えるのは、看護師は学歴なんて関係ないこと、
女性が多い職業なので、人間関係は恐らくどこの病院に行っても嫌な人は嫌だということです。
もし、専門学校や、高校の看護科で看護師を目指していて、就活を控えている方。大学卒じゃなくても大学病院で働けます。
看護師になったら、中には学歴を気にする方もいますが、専門卒とか大学卒とか関係ありません。
正直、実践力が高いのは専門学校や高校の看護科卒の方達かなと感じることも多いです。
就職をどこにしようか、どこで働いたらいいか、何を決め手にしたらいいか。
看護師の就活における悩みは人それぞれかと思いますが、少しでも気になったら説明会やインターンシップへ行ってみることをオススメします。
自分の目で見た事、聞いた事、感じた事。
それが1番大事ですし、その後働いていく上でもモチベーションに繋がると思います。
最後になりますが、大学病院の看護師には誰でもなることができます!この記事を読んでくださった皆さん、是非一緒に大学病院で働きましょう!(大学病院の回し者ではありません。笑)

まとめ

いかがでしたでしょうか?大学病院の看護師になるにはをお伝えしてきましたが、基本的に誰でも大学病院で働くことができます。
メリット、デメリットはわたし個人の考えなので、それが合う、合わないも人それぞれかと思いますので、あくまで参考程度にして頂ければと思います。

この記事を読む方の病院選びの一助になれたら嬉しく思います。

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