看護師として働く時に病院で働きたいと思う人が多いことでしょう。それだけ、看護師の職場として就職や転職先として病院を選ぶ人が多いのです。しかしそこでは、感染と向き合うことも大切です。ここでは、感染から守る方法についてお話します。
・患者さんは感染しているかも知れないと思う事
転職をした病院で働くということは、患者さんをケアすることになります。ケアをする時に、ゆっくりできると感染をするリスクは少なくなります。その反対に、緊急時は感染をするリスクが高くなるのです。それはなんといっても、緊急時は焦ってしまい感染から予防する手段を忘れてそのまま対処してしまうことがあるからです。
しかしそれはとても危険な事ですね。緊急入院をしてくる患者さんは、病院側が持っている情報が少ないです。新しく受診をした患者さんの場合は、とても危険なことが多いのです。その場合は、感染症を持っているのか不明ということなのです。また特に転職後の場合は、よく知らないことが多いので注意が必要ですね。
そして対策を実施しないでいることにより、そのまま知らず知らずのうちに感染をしていることもあります。感染をしているのは、そんな時が多いのです。患者さんは、いろいろな病気を持っているかもしれない、感染しているかもしれないという思いを持ち対処することが大切です。
・患者さんの感染状況をチェックする
入院をしている患者さんの場合は、ほとんど感染症について採血などで調べることが多いです。そうすることにより、ある程度の種類の感染症をしっかり把握することができます。最近では、電子カルテの中に感染症をチェックする項目を設けているものもあります。感染症について重視しているので、ひと目でわかりやすく表示をしていることもあるのです。
しかしそれは、見ていないと活かすことができません。患者さんをケアする前には、必ずその患者さんの感染症についてチェックをするようにしましょう。転職をしたばかりの時には、そんなことまで調べることができない、そんなことをする余裕がないと思うこともありますね。しかしそれはとても危険なことです。知らない間に感染をしてしまうことがあり、後悔をしてしまいます。どこに表示をしているのか、知らない場合は看護師に聞くようにしましょう。
また感染症の患者さんを把握することにより、ほかの患者さんを守ることにもなります。感染症と言うのは、入院している患者さんなどに看護師の手から移してしまう危険性があるからです。そのことを思い、しっかり把握しておきましょう。自分の体と患者さんを守るために、チェックすることが大事です。
・病院の感染対策をチェックする
感染症について、あまり知らないということもありますね。一般的な感染症については知っているものの、ほかの感染症については知らないことが多いのです。しかし病院では、たくさんの人が受診をしているのです。その受診をしている人の中には、新患で受診をする場合もあります。その新患で受診をしている人たちは、どんな感染症を持っているのかわかりません。外国人である場合もあります。日本で起きている感染とは違う、全く知らない感染症にかかっている可能性だってあるのです。
そこでいろいろな感染症について、勉強することが望まれます。そのとき、インターネットでも見ることができますね。しかし一番いいのは、やっぱり勤務をしている病院の感染対策を見ることが一番です。それは、その病院でどんな感染症が多いのかということも知ることができるからです。対処方法を知ることにより、自分を守ることができるし、仕事としてプロの仕事をすることができます。感染対策を知らないと、その時に対処できないことがあるからです。対処できないと、病院に感染症を広めてしまうことになるかもしれません。しっかり目を通し、理解しておきましょう。
・手袋をして処置を行う
感染を予防する時に、一般的には手洗いをすることが一番ですね。そして病院の場合は、感染しているかもしれないと想定をして対処することになるので、手洗いを十分にすることと、手袋を着用するようにします。
手袋を着用することにより、自分が怪我をしている場合に感染から守ることができます。特に冬の場合は、手荒れがひどくなることがありますね。その手荒れは感染になる危険性があります。傷から感染してしまうのです。そのことから、必ず現場では手袋を着用して処置を行うことを心がけましょう。また手袋を外した時には、必ず手洗いをするようにします。
・マスクは必須
マスクについては、病院で着用することは必須です。病院では布製のマスクではなく、不織布のマスクが最適です。不織布のマスクの場合は、より細かい構造となっていて安全なものとなっているからです。それぞれの病院では、指定のマスクがあります。それを使用するようにしましょう。
病院で使うマスクについては使い捨てを利用します。そして処置などをしている時に汚れたと思った場合は、適宜取り替えるようにします。
・処置後は直ぐに手洗いを行う
処置をした時に、手袋を外して近くにある手洗い場所で手洗いをすることは必須です。そのとき、それをしないで汚れている手で別の動作をすることにより感染が広がることがあるからです。処置後は、必ず手洗いをして感染を防ぎましょう。しかし手を洗うことができない場合もありますね。汚れているけど、手を洗うことができないこともあります。
そんな時に便利に使えるのは、やっぱり瞬間手指消毒剤です。それは手指にすり込むことにより、細菌をシャットアウトすることができます。そのようないろいろな場面に応じて、使い分けるようにします。しかしこれに頼りきっていると、とても危険です。基本としては、必ず処置をしたら手洗いをすることを心がけておきましょう。
・病院から帰宅後に行うこと
病院から帰宅をすると、病院で手洗いなどを行ってきているので大丈夫と思うこともありますね。しかし油断は禁物です。まず帰宅をして行うのは、なんと言っても手洗いです。その次は、うがいをします。感染になりやすいのは、手から感染を広げることなのです。それを家で予防するには、手洗いが一番です。
また流行性感冒などの場合は、喉や鼻から感染してしまうことが多くなります。そのため、うがいと言うのはとても大切です。うがいをすることにより、喉を乾燥状態から潤すことができます。病原菌がついている場合は、喉から取ることができますね。
そして喉の乾燥を防ぐためには、いつも喉を潤していることが大切です。それは病院でも同じことが言えます。病院でも喉が乾いていると思った時には、水分摂取を心がけましょう。病院では、自宅と違いマスクをしているのでその分は喉の乾燥をある程度防ぐことが出来るのです。マスクをしていると、湿度を保つことができますね。しかし自宅では、マスクをしないことが多くなるので、その時には乾燥しないように水分摂取を心がけましょう。そして加湿器などを、利用することをおすすめします。
・看護師自身が気をつける健康管理
看護師は、健康であることが一番です。健康であることにより、仕事を安全に行うことができます。しかしやっぱり人間なので、病気をしてしまうこともあるのです。それは、無理をしてしまう時に病気になる可能性が高くなります。無理をしないようにと思うのですが、現場では忙しい時が重なることもよくありますね。無理をしないということは、無理なこともあります。
その時は、自宅ではゆっくりとした時間を過ごすようにしましょう。自宅では、無理をしないで体調管理をするようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?転職をしてすぐに病気になると、その後がとても辛くなります。自分の健康管理をする意味でも、感染から守ることが大切です。病気になるのは仕方がないと思うものの、それにきっちり対処しているとそれを少なくても防ぐことになります。健康な体で働きたいですね。
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