大学病院の看護師は、大変なことが多いので辞職率が高いと言われています。しかしその反面、メリットもたくさん感じることが出来るのです。ここでは、メリットを感じつつ大学病院を長く続けるコツについてご紹介します。
・メリットをしっかり感じよう
大学病院で働く時に、メリットをしっかり感じながら働くことが大切です。それをしないと、働いている途中で嫌なことばかりを考えてしまいとても辛くなるからです。
ほかの病院で働く看護師を見ていると、とても楽そうに感じます。それは大学病院ほど時間外労働がないので、自由な時間を持つことができると思えるのです。
またそんなに勉強をしなくてもいいので、ストレスを感じることが少ないと思えますね。そのことから、大学病院とほかの病院のことを比べると、ほかの病院のほうがいいと思ってしまうこともあります。しかしそれは、ほかの病院のいいところだけを見ているからです。ほかの病院の場合のデメリットはたくさんあると思うものの、そのことについてはあまり知らないので注目することがありません。
大学病院で働き続けるための方法としては、デメリットを捉えるのではなくいいところに注目をしましょう。お給料が高い、地域の医療を担っているということを自慢できる、長く働くほどいいところをたくさん感じることができるのです。
私の場合、一年目はそんなにメリットを感じることがありませんでした。ただ忙しく日々がすぎていったという感じでした。そのため、このままでいいのかと嫌になることも多かったです。そのように思っていたのですがなんとか乗り切ると2年目、3年目になるに連れて、だんだんとメリットをたくさん感じるようになりました。
・嫌になることは必ずある
大学病院に就職したものの、やっぱりそれは失敗だったと思うこともあります。その気持ちは、誰しもあるのです。特に看護師1年目に起きることが多いです。
またリーダーをしだしたころ、プレッシャーに押しつぶされそうになることがありました。しかしそれを乗り越えると、とても楽になります。新人看護師の時や、リーダー看護師をする場合は、大学病院に限らず、どこでも感じることではないかと思っています。どこでも感じるプレッシャーを乗り切ることで、そこで働けると言う確信に変わってきます。
・1年は頑張る勇気を持つ
看護師として大学病院に就職をして、一番辛いのはなんと言っても1年目です。1年目と言うのは、何が何かわからず仕事をすることになります。
特に大きな病院なので、そのことで仕事をしていてもパニックになることもあるでしょう。その時、叱られてしまうことも多いです。叱られてしまうと、しばらく立ち直ることができません。
私の場合も、新人看護師の時にこのまま続けることが出来るだろうかと悩み続けました。しかし悩んでいるうちでも、時がすぎて行くのです。そしてそのリアリティショックを乗り切る研修をしてくれたので、とても楽になりました。大学病院では、新人看護師の辛さをしっかり受け止めてくれています。その結果、アンケートをとり、辛い気持ちを研修で癒してくれているのです。
そして、2年目になり3年目になり、なんとかそこで働き続けることができたと感じます。忙しいので、あっという間に時間が過ぎたと思っています。そのことを振り返ると、それもあまり真剣に捉えずに良かったのかなと思うようになっています。
・先輩看護師に甘える
大学病院では、たくさんの看護師が働いています。それぞれ個性も強く、この先輩看護師さんはちょっと苦手と思う人もいます。10人の看護師がいると、2人は苦手と思う看護師がいるといいますね。まさにその通りです。
どの看護師とも仲良く頑張れるということは、どこで働いてもありません。
そこで考えようによっては、それだけたくさんの看護師が働いているということは自分と合う看護師もたくさんいるということです。先輩看護師でも、自分と合う看護師と思える人がたくさんいました。たくさんの看護師がいるのは、そう言う意味ではとても助かります。先輩看護師に甘えて、自分の気持ちをコントロールしながら頑張りましょう。
先輩看護師は、何も言わずに働いている看護師よりもちょっと不器用な看護師が気になっています。その看護師を助けたいと思うのです。その時、相談をする、甘えることはとてもいいことなのです。先輩看護師に好かれることは、仕事がやりやすくなるのでそれを思って行動しましょう。
・なんでも話せる看護師仲間を作る
どこで働くときもそうですが、なんでも話せる看護師を作ると楽になります。看護師の仕事はハードであり、身体的にも精神的にも辛いです。その時、ひとりで乗り越えるのはよほどの強い人でないと無理です。誰かと話をすることにより、とても気持ちが楽になります。奥の看護師が働いている大学病院でも、相談を気軽に受けてくれる優しい看護師がたくさんいます。そのような看護師仲間を増やしましょう。
・嫌な部署移動はしっかり断る
大学病院では、だいたい5年に一回ぐらい部署移動があります。その時、自分の行きたい部署だと助かりますね。やりがいを感じることができるし、それはとてもラッキーだと思えますね。
その反対に、自分が苦手と思う部署に移動になることもあります。移動になると、その時に断ることはむつかしくなります。それは決まったことだからです。そしたらどうしたらいいのかと思いますね。
その時は、一年に一回ぐらいある意向調査でそのことを伝えておくといいです。意向調査は必ずあります。どこの部署に行きたいのかなど、そこに記載をすることができるようになっているのです。そこに記載をするのとしないのとでは、全く結果が違ってきます。記載をしていないと、どこでもいいのだと思われてしまうのです。もしも今の部署で満足をしているなら、その気持ちを記載しましょう。その時、単に記載をするのではなくどうしてそこで働きたいのかと言う、具体的な理由を記載します。そこでどんなふうに自分が看護師として働きたいのか記載できるといいですね。
・利用できる制度は利用する
大学病院では、たくさんの精度を利用することができます。育児休暇や病気休暇のほかに、介護休暇があるところもあります。そのように、利用したいと思う場合はしっかり部署の看護師長に伝えておきましょう。
・縦社会は当然あると思うこと
組織と言うのは、嫌と思っても縦社会が存在します。その組織図をしっかり把握しておきます。自分はどの立ち位置にいるのか、これからどうしたいのかなど組織図を見ることによりキャリアを考えることができます。
・長く働けばそこがベストと思える
どこの病院で働いてもそうですが、長くそこで働くことにより住めば都になります。それは、自分がやりやすいからです。組織を理解してそこで働き続けることにより、大学病院はいいなと思えるようになります。
そのように思えるのは、給料に関すること、組織がしっかりしていること、看護師の数が多いことなどほかの病院よりも優れていると思える点を長くいればいるほど感じることができるからです。給与は長くいると、それだけ昇給があります。ほかの病院の場合は、給与はほとんど動かないと言うところもありますね。それよりもいいと思えるのは大学病院です。
・退職時に働いて良かったと思える大学病院の看護師
大学病院の看護師の場合は、そこで働いて本当に良かったと思うことが多くなります。そしてそれは退職をするときに、より感じることなのです。退職時の方法として、そこで雇用延長で働くことができます。
またそこを退職した場合は、他に転職をしたいと思う時に有利になるのです。大学病院で働いていたということが信用してもらえるということです。長くひとつのところで働くのは、とても大変なことですね。その時、長く働けば働くほどいい職場と言えるのは、大学病院ではないかと思っています。
まとめ
いかがでしたか?看護師として大学病院で働く事はないと思っている人でも、その考えを変えることができるかもしれません。看護師の働く環境は、ますます進化しています。その進化しているのは、働きやすい職場として進化しているのです。大学病院は、そのことに真剣に取り組んでいます。就職選びの一つに大学病院があると思えるといいですね。
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