あっさり終わる面接と押しの強さに巻けてしまいそうな転職の面接

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#1269 2020/11/22UP
あっさり終わる面接と押しの強さに巻けてしまいそうな転職の面接
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転職をするときに必ずやるのが、面接です。どんなことを聞かれるのだろうと緊張しますが、面接は大きく分けて二つのタイプがあるようです。ここではその面接の特徴と攻略方法を紹介します。

これまで転職を3回経験してきた私ですが、自分自身の経験と他の看護師の転職経験の話を聞いていると、押しが強い面接とあっさり面接の二つの転職の種類があると思います。
その二つの事例と対処をご紹介していきます。

・転職の方法ってどんな風にしている?

転職をするとき、どのように求人を探すでしょうか。
転職サイトに登録して、サイトに出ている求人情報を見て、転職サイトの担当者を通して病院とコンタクトを取り面接に行くという方法が一つあります。
次に、地元の情報誌や広告を見て、自分で気になった求人に直接電話をして面接の約束を取り付けるという場合があります。更に自分で気になる病院のホームページをチェックして、職員募集という案内から求人情報を知るということもあります。
どれもよくある転職の際の求人の探し方なので、病院としてもどれも対応しやすく受け入れやすい状況であるといえるのではないでしょうか。

地域によって、転職の方法が異なることもあります。例えば人口の多い都市では病院の数も多く、求人も膨大です。そのため、転職サイトなどに登録して条件を絞り込んで、自分が希望する転職の求人を見つけるということが多いようです。また希望の転職先がなかなか見つからない時には、転職サイトの担当者にお願いして、条件をさらに絞り込んで求人情報を紹介してもらう、または非公開案件を特別に紹介してもらって求人に応募することも少なくありません。

一方で地方に行くと、病院の数も規模も限られていることがあります。住んでいるところから通うことが出来る利便性の良い病院や働くことが出来る病院は限られているので、自分でその中から選んで直接コンタクトをとって面接に行くという人も少なくありません。地元に住んでいるからこそできる求人への応募方法だといえるのではないでしょうか。

・緊張が強いけれど、あっさりと終わる面接

転職を希望し、求人の中から面接を受けたいと思う病院を見つけたら、いよいよコンタクトをとって面接を受けることになります。
私がこれまでに面接を受けた時、総合病院の応接室で面接官も多く、緊張感がとてもあったけれど意外にもあっさりと終わった面接もあります。他の人の経験談を聞いても、そのようなあっさり面接は比較的大きな病院の面接に多いようです。

例えば自分がスキルアップを希望して総合病院などの大きな病院への転職をしたいと思った場合、スキルアップの支援や研修などが充実している病院を希望するでしょう。大きな病院であれば、転職して中途採用で入っても、教育制度はしっかりしていますし、勉強のためにどんどん研修に参加することも可能です。そのような目的で大きな病院に転職を希望して面接に来る看護師は多いのです。

大きな病院の面接の場合は、形式的な部分も多いので面接官が多い場合もあります。しかし実際に質問されることは、よく面接で聞かれる内容で、あらかじめ準備をしていればこたえられるようなものも多いのです。また一通り終わったらあっさり面接は終了し、1週間後に返事を…といわれることも少なくありません。
このように著者の面接の経験からすると、ここに転職するのは難しいのではないか、難しいことをたくさん聞かれるのではないかと不安になりがちな大きな病院の面接は、意外にもあっさり終わりほっとしたということが多いのです。

・押しが強い面接

著者である私はクリニックなどの地域密着型の病院でも勤務したことがあります。ここに転職するための面接を受けに来たとき、あまりにも押しの強い病院スタッフにびっくりしたことがあります。今考えると、その理由がわかるのですが、やはり看護師の離職率が高いところや看護師が不足している地域では、どうしても看護師が欲しいという思いから、押しの強い面接になりがちだと思いました。今思うと即戦力のある看護師を求めるばかりに、その気持ちが前面に出ていたのですね。

では実際にはどのような押しの強い面接があったのでしょうか。
一つは始めから面接に来た時点でもう働くのは決まりという感じで話がすすめられていく面接です。もちろん求人に応募して面接を受けに来るということは、働く意志を持って面接に挑んでいるということを意味していますが、それでも転職をすることにまだ迷いはあります。本当にここで働いていいのかという迷い。一度は働きたいと思っても、人間関係や労働環境をしるともしかすると働きにくい職場かもしれないという不安はいつも持っていますし、だからこそ面接で病院の印象を確認したいと思って訪問するのですね。

しかしながら、面接に来た時点でもう採用は決まりといった感じで話を始められると、少し引いてしますこともあるかもしれません。また押しの強い病院になると、いつから働けるのか、制服も採寸して今日は帰ったらというところまで話が出てきてしまうのです。
すぐにでも働きたいと希望している人にとっては、面接で即採用が決まってうれしいかもしれません。またすぐに働く見通しが出来ると、経済的な理由などがある人の場合は、安心感が大きいですね。
しかしまだ転職に少しでも迷いがある場合、他の求人と天秤にかけていて迷っている場合などは、押しが強い面接に対して、少し不安を感じることもあるでしょう。もうここで決まりなのか、もう少し猶予はないのかと思ってしまうはずです。

ただ働くのは自分自身ですし、転職を慎重に決めたいという場合には、押しが強い面接でひとつ注意しておきましょう。
もしも転職に迷いがあった時には、ここで働きなさい、いつから来れる?と聞かれると、思い切って転職を決めようと意思をはっきり決めることが出来ます。しかし、反対に働き始めてから、もうちょっとゆっくり検討して転職を考えればよかったと後悔してしまう人もいるのです。そのため押しが強いとしても、最終的には後悔しないような判断をするということがとても重要です。
それには、そこですぐに答えを出さないことが大切です。押しが強い時には、いつから来れる?と聞かれると具体的に返事をしてしまいそうですが、一度その答えは持ち帰りましょう。そして後で確認をして電話をすると伝えればいいのです。

押しが強い面接のときというのは、相手の勢いに押されていることもあり、なかなか正常な判断をすることが出来ません。そのため少し焦って答えを出してしまうこともあります。
しかし転職をするのは自分です。また働き始める時期を決めるのも自分です。あとで自分自身が困らないように、後悔しないように答えは出さなくてはいけません。そのために、面接時に答えを出すのではなく、一度自宅に帰ってから冷静に検討してみましょう。
病院の印象はどうだったのか、また一緒に働くスタッフとして、どういう印象を持ったのか、自分がその病院で働くというイメージが出来るかということを考えてみるといいでしょう。そして冷静な気持ちで転職を考えるのです。もしもそれで転職したいと思ったら、その意思を伝え、働き始める日を決定します。反対にもう少し考えたいというときには、正直にその意見を伝えておきましょう。

もう少し考えたいと答えるのは相手に失礼なのでは?と考える人もいます。しかしながら、働くのはお断りしますと一言伝えるよりも、もう少し考えたいと答えることは相手に良い印象を与えます。そして、すぐに働くという気になれなくても、期間を置いてもしも考えて働きたいと思ったら、考えたいという答えを伝えておけば、そこに転職をしたいと後で思ったときに、再びお願いすることもできるのです。

転職をするときのコツの一つは、少しでも転職の選択肢の幅を広げておくためには、いくつかの候補先を同時に確保できるように答えておくべきなのです。

まとめ

いかがでしたか?これから転職をしたいと思っている人は、どんな面接になるのだろうかと不安を感じているかもしれません。大切なことは後悔しないようによく考えるということです。そのためには、即答しないことも一つの方法です。ぜひ病院の面接の際には参考にしてみてください。

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