就職先選びの基本!病院見学では何を見るべき?何を聞くべき?

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#1262 2020/11/15UP
就職先選びの基本!病院見学では何を見るべき?何を聞くべき?
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看護師を目指す皆さんは、就職先・転職先を選ぶ際にはまず病院見学へ行かれるかと思います。病院見学では、その病院の雰囲気を知るだけではなく、様々な情報収集をする必要があります。ここでは、就職先選びの前段階である病院見学で重要となるポイントをご紹介します。

就職・転職先の候補となる病院を見つけたら、まずは病院へアポを取り見学に行ってみましょう。実際に現場へ赴くことで、ホームページを見るだけでは分からない病院の雰囲気や内部事情を知ることができます。とはいえ見学に訪れても、どこを見るべきか、どんなことを聞くべきか、イマイチ分からないという方も多くいらっしゃるかと思います。そこで、就職先を選ぶうえで重要となるポイントをご紹介します。見学時に重要となるポイントは大きく5つあります。

【見学時に見るべき・聞くべき5つのポイント】

①スタッフ間のコミュニケーションは取れているか?
②残業時間・頻度はどのくらいか?
③福利厚生は充実しているか?
④物品は整理整頓されているか?
⑤どのような人材を求めているか?

就職前の見学は基本的に一度きりです。上記5つのポイントを頭に入れて見学に臨むと、短時間の見学も有意義なものとなることでしょう。それではポイントを一つひとつ詳しく見ていきましょう!

①スタッフ間のコミュニケーションは取れているか?

皆さんも、看護師は離職率が高いということを耳にすることが多いのではないでしょうか。その離職率の高さは、業務内容のハードさだけではなく、スタッフ間の人間関係の悪さも影響しているようです。女性だけの職場となることが多いこともあり、新しい職場の人間関係がイマイチだと先行きが不安になりますよね。
そんな不安を軽減すべく、是非見学に行かれる際には看護スタッフ間のやり取りをこっそり覗いてみましょう。業務上のコミュニケーションは円滑に取れているか、緊張感やアットホームさはどの程度かなど、実際に働かれている様子を見学していると多少は分かってくるかと思います。
特に、上司が部下に何か仕事を頼んでいる場面を見られると、職場全体の雰囲気をつかみやすいです。もしも命令口調で業務を押し付けているような様子が見られたら、そこは就職先候補から外した方がよさそうですね。逆に年代の異なるスタッフ間のやり取りが円滑で和やかであれば、スタッフ全体の関係性が良い可能性が高いです。若いスタッフ同士、年配のスタッフ同士だけではなく、年代の異なるスタッフがどのようなやり取りをしているかに着目して見学してみてください。

②残業時間・頻度はどのくらいか?

残業の有無によっても、働きやすさは大きく変わってきますよね。これについては、見学で案内をしてくれるスタッフの方に聞いてみるのが一番です。どんなスタッフの方が案内してくれるかによっても異なりますが、病院の印象を悪くしないためにも、人当たりが良いスタッフが案内役を任される場合が多いようです。そのため、思い切ってタイミングをみて実際の残業時間がどの程度なのか聞いてみると、案外本当のことを教えてもらえる可能性が高いです。残業時間を聞いたときの反応を見て、実際の状況を推測することも重要です。「残業時間はどのくらいですか?」とストレートに聞きにくい場合は、「皆さん仕事を終えて帰られるのは大体何時頃ですか?」と言葉を変えて聞いてみると、見学者も対応するスタッフの方もお互いにストレスが少ないかもしれません。残業時間が多い場合は相手方からしても答えにくいと感じるものですので、できるだけオブラートに包んでやんわりと聞いてみることがコツです。表面的なことだけを回答されるのでは意味がありませんので、本音を聞き出せるように聞き方を工夫してみましょう。

③福利厚生は充実しているか?

就職先選びは、勤務条件のうち福利厚生についても詳しく理解した上で行うのがベストです。求人票には、福利厚生に関する記載があるものと無いものがあり、記載されていても詳しくは書かれていないことがほとんどです。給与や業務時間についてははっきりと記載されていても、その他のことが分からなければ就職して後悔する要因となってしまいます。福利厚生は病院によってかなり差があるところですので、見学に行かれた際には詳しく聞いてみることをおすすめします。求人票には保育サービスを利用できるとの記載があったとしても、実際には定員を超えているために利用できない、といったことがあり得ます。これは一例ですが、文面に記載されている情報だけでは理解が不十分となることは往々にしてありますので、福利厚生がどのくらい充実しているかについては就職前に明らかにしておきましょう。病院としては福利厚生が充実していることを売りにしていても、実際に職員がその恩恵を受ける機会は少ないといったことは多くあります。「実際のところどうなの?」というのは、そこで働くスタッフの方に聞いてみなければわかりません。就職前に聞けるチャンスは見学時くらいですので、そのチャンスを逃さないようにしましょう。

④物品は整理整頓されているか?

新しく就職したり転職したりするとなると、職場環境が整っているのに越したことはありませんよね。見学では、病院内部の環境についても普段の様子を確認できます。どこまで内部の様子を見せてもらえるかは病院によりけりですが、ナースステーションの中の様子を外から覗くことは可能なことがほとんどです。書類はきちんと整頓されているか、その他の物品は散らかっていないか、きちんとチェックしておきましょう。物的な環境が整っていないことは、働くうえで受けるストレスとも関係してきます。どの病院でも看護師は忙しいのが普通ですが、あまりにもごちゃごちゃとしているようであれば、それなりの原因があるはずです。デスクの上が整然ときれいに保たれている病院は、余裕を持って働ける環境が整っているとも言えます。デスクの上だけではなく、クッションなどの物品がどういった風に管理されているかも分かるといいと思います。棚に並べて置かれているのか、鍵付きの倉庫にしまわれているのか。細かいところですが、そういったことを知っておくと実際に働くときのことを想像しやすくなります。物品があまりに煩雑なルールのもとで管理されているようであれば、他にも煩雑な規則は多数存在するはずです。そういった視点で環境をみることも大切です。

⑤どのような人材を求めているか?

看護師は全国的に人手不足と言われていますが、新卒の看護師を多く求めている病院や、経験豊富な看護師を求めている病院など様々です。労働条件や環境など、就職先としていいなと思える病院であっても、病院側のニーズと合わなければ意味がありません。その意味では一般企業への就職と同じく、相手側のニーズを探り、それに合わせてPRすることが必要となってきます。採用試験では面接があるかと思いますが、そこでは就職先の病院で自分がどのように貢献できるのかについて、しっかりとアピールすることが重要です。それをするためには、まずは病院がどういった人材を求めているかを知ることが大切です。これについても、今どんな人材が不足しているのか、見学で案内をしてくれているスタッフの方に聞いてみましょう。「最近は新人が入ってこなくて…」「新人指導もできるベテランの看護師がもっといたらいいんだけど…」こういったふとした発言から、病院のニーズを推測することも可能です。スタッフの方と積極的にコミュニケーションを取るなかで、自分がどうアピールすれば採用されるか考えながら見学することが求められます。

以上5点が、就職先・転職先を選ぶうえで大切となるポイントです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?病院見学とひとことに言っても、見るべきポイント・聞くべきポイントがたくさんあることがご理解いただけたかと思います。よりよい就職先を見つけるためにも、病院見学の機会を十分に活用しましょう!実際に見学に行かれる際には、今回ご紹介したポイントを意識してみてくださいね。

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