訪問看護への応募や転職を考えている方へのアドバイス

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#1257 2020/11/10UP
訪問看護への応募や転職を考えている方へのアドバイス
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昨今在宅や施設への看護を提供する訪問看護
事業所が増えてきました。
新卒から訪問看護を学びたいという新人看護師も増えており、高齢化や障害のある児童も増え時代とニーズが合うようになりました。
これから訪問看護を仕事に始めたい、転職しようという方々に向けて訪問看護についてお伝えしていきたいと思います

看護師が行える仕事が多岐に渡る為転職をする機会もあり、また、失敗したくないと考えると思う方々は多いのではないでしょうか。

訪問看護というお仕事に関しては今回はクローズアップしていきたいと思います。

訪問看護とは在宅生活でも病気を持ちながらでも生活できるように健康チェックや相談など行い支えていくお仕事です。
とても仕事としてやりがいのお仕事だと思います。
病院とは違い1人か2人で訪問し、1人と利用者や家族に向き合います。
私は病院で働いていた頃から訪問看護に関しては興味がありました。
急性期病棟であったため、癌末期の方など入退院を繰り返し最終的に胸水や腹水を抜いては自宅へ帰る。
そのように徐々に悪化していく患者様の過程を見ていく中で、
在宅でも大きな持病があっても自分らしく生きていたい考えている方も多く、そのよう方々を支えていきたいという思いがありました。

ではどのようにして訪問看護師へ応募し就職するか。

今より4-5年前には訪問看護ステーションが増えて沢山ありました。
現在まで存続しているステーションもありますが、応募する前に私自身が経営思わしくないな。と思った事業所は閉鎖していました。
5年たった今自分が見学や面接で感じたことは間違えてなかったとほっとしています。
特に令和2年にコロナウイルスも影響もあり早期撤退した事業所もありました。
そこで訪問看護の仕事はしたいけど、そこの事業所で長く働けそうか加味した上で決断をださないといけません。
例えば訪問看護では看護師個人で設立したステーション以外にも合同会社であったり、医療法人、社会福祉法人、npo法人、it関連の企業、ドラッグストア関係性など様々です。
言うまでもなく医療法人の訪問看護では安心な面がありますが、中には訪問看護と病院のお仕事を掛け持ちですることもあるかも知れません。
社会福祉法人では高齢者で障害抱えている方々が多く、介護も高い方が多いのでニーズは大きいです。
訪問看護における収入も大きいと見学の際に聞いたこともあり、介護施設の分野でも看護師がニーズはあることがわかりました。
住宅型設備があるところでは、外部のサービス(訪問看護、訪問介護、デイサービス、マッサージや訪問リハビリなど)
の利用も可能ですので沢山の入所者を抱えているところでは、主治医もそれぞれ違う為対応は簡単ではない印象がありました。
訪問看護は1日4ー5件で1回1万円の収入で日に5万円、1ヶ月で考えると100万円は1人の看護師で売り上げることができます。

しかし、収入はステーションがにより給与体型が様々です。

・基本給を高く設定している退職金や、賞与がない。
・基本給は休めだがおのおの手当てが高く、賞与は普通。
などありました。
年間休日日数などの確認も必要です。
オンコールが大概1人につき何回など部署により違ってきます。
パートでオンコールなしで勤務するには働きやすい環境ではあると思います。
スタッフの数で言えば管理者が1名とパート1人常勤2人と少人数であったり、
沢山の看護師の配置を行っている機能強化型訪問看護ステーションもあります。
・常勤看護職員が7名以上
・ターミナルケア件数が年間20件以上
・重症度の高い患者の受け入れが月10名以上
・24時間対応
・居宅介護支援事業所の併設
・休日、祝日なども含めた計画的な訪問看護の実施
・情報提供・相談・人材育成の実施
・などが機能強化型訪問看護ステーションも要項となります。

また訪問看護リハビリステーションという名前で作業療法士や、理学療法士コメディカルともに仕事されているステーションもあります。
看護師の知識では乏しいリハビリテーションの分野では情報や知識を共有できたりします。
また私が転職を経験してミスマッチだった訪問看護ステーションは施設型のステーションでした。
医療法人がバックにはついていますが、訪問看護事業は介護事業ということで株式会社で管理されていました。
病院から急性期から回復期までの過程が終了し、在宅に帰りたいけど障害や認知症があるため家族が介護できない。などで入居する方が多かったです。
施設の中での訪問看護業務が主であった為、訪問しているという気分にはなれませんでした。
複合施設であればデイサービスや有料老人ホーム、グループホームという施設への応援へ行かないといけないような状態でした。
グループホームは訪問看護連携加算で月20万程の収益を得られるなど加算など介護保険に対する事務的な知識も必要になってきます。
それは仕事についてから学べば大丈夫ですが、
経営的な視点を求められるも求められます。
病院内の看護師の仕事と違い指示された仕事をこなす仕事ではなく、
利用者の家であるアウェイに足を踏み入れて、その人にあったケアをケアマネージャーや他職種と手探りで時間をかけながら探すイメージが訪問看護なのだと認識しました。
がこれは次に在宅での訪問看護に感じたことでした。
施設型だとバリアフリーで環境も整っており、訪問介護がケアプランに一週間に複数入っていれば掃除や洗濯物干したり畳んだりしてくれます。
その為生活の環境の部分では、本人が困っていることを見い出すことが少なかったです。
介護度が3以上の方々や看とりの方、認知症がある方、生活保護で身寄りがいない方がご入居することが多く施設型の訪問看護は特養と医者のいない慢性期病院のようでした。
喀痰を吸引したり、胃ろうの注入もありましたので看護師の夜勤もありました。
夜勤手当ては病院同様でしたので、夜勤専従で入れば収入も高く、プライベートな時間もつくりやすい。などメリットはありました。
急変すればかかりつけの病院やクリニックに受診したり、同行することもありました。
自分でハイエースを運転してシャント造設後の利用者を1人で乗せ運転したこともありました。
その為施設系の訪問看護は車運転でも送迎業務があるのかなど確認する必要があると思います。

特に看護小規模多機能事業所(かんたき)では、訪問看護+小規模多機能事業所が併設されているため、利用者の定員29名が訪問看護サービスの対象となり顔馴染みになりやすいというメリットがあります。
生活を見ながらデイサービスやショートステイを使用し、病気や障害があって在宅生活を支えていくシステムになっています。
その為デイサービスでは送迎が必要な為介護スタッフと協力して行うようになります。
ときにはデイサービス、在宅への訪問看護という風に臨機応変に動けるプレイヤーであれば対応できると思います。
喀痰吸引の講師になれば介護スタッフとへ指導することで、介護スタッフも吸引ができるというシステムに変わっていっています。
介護度が高く、頻回に喀痰の吸引が必要な利用者が多いところではニーズが高く事業所によってはかんたきへ転職されるとその講師を条件に求めるところもあります。
施設型ではない訪問看護ステーションでは準備された社用車を利用して訪問に行くのですが、車ので30分移動時間、30分-1時間訪問、その後次の訪問の為30分の移動。
など車の移動による疲れもゼロではありませんので、車の運転が苦手な方は疲労感が大きくな可能性があります。
また知らない土地や狭い道、急な坂道など様々な道をかけ分けて行く為はじめは驚くこともあると思います。
しかし、慣れてくると運転自体は苦にもなくなるのでもし応募する前に不安になっている方がおられたらとりあえず応募して管理者から話を聞いたり、同行訪問させてもらうことをオススメします。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
実体験もふまえお伝えしました。
実際に応募をする前にそのような事業所かを
自分自身の目で確認したり、情報収集が大切です。
情報収集を怠ると就職後自分に合わなかった。と転職を繰り返す原因になります。
訪問看護はやりがいのあるお仕事です。
ミスマッチのない転職ができるよう、少しでも参考になれば幸いです

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