ママ看護師が仕事と子育てを両立できるコツとは?

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#1242 2020/10/26UP
ママ看護師が仕事と子育てを両立できるコツとは?
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子育てしながら仕事を続けていくことはとても大変なことです。そのため、妊娠・出産を機に退職する看護師も多くいます。また、働きたいと思っていても子育てがあるのでなかなか再就職ができないママ看護師も多いです。なぜ看護師は子育てと仕事を両立することが難しいのでしょうか?
今回は、ママ看護師が子育てしながら、働くためのコツを紹介します。

なぜ、ママ看護師は働くのが難しいの?

看護師の仕事は大変

看護師の仕事は体力的にも精神的にも辛いです。看護師の仕事は夜勤業務があるため長時間拘束されるのは当たり前です。さらに、患者さんが急変すると休憩を取れず、ずっと働きっぱなしだったということはよくあります。このように体力面での負担が大きいです。さらに、患者さんや職場のスタッフと人間関係でのトラブルにもなりやすく、ストレスが溜まりやすくなり、精神面での負担も出てきます。
ママ看護師になるとこれらの仕事に加え、家事・育児を行っていかなければなりません。この負担の多さから、看護師は仕事と育児を両立することが難しいとされています。

子供に合わせなければならない

子供が生まれることによって、子供が生活の中心になります。働いているからと言って、それは変わりありません。ママ看護師の場合、どんなに仕事が忙しくても子供が保育園や幼稚園で熱を出したと連絡があれば、すぐに駆け付けなければなりません。突然仕事を休んだり、早退したりしなければならないことも多く、職場のスタッフに迷惑をかけてしまうことも少なくありません。
また、子供のイベント(運動会やお遊戯会など)に参加できない可能性もあり、仕事と子育てを両立する難しさに葛藤し、退職してしまう看護師もいます。

ママが看護師を続けるための方法とは?

ママ看護師が仕事と子育てを両立していくにはどのようにしていけば良いでしょうか?
ここでは、
・妊娠前から働いている病院で出産後も継続的に働く場合
・出産を機に退職し、再就職した場合
の働き方のポイントを詳しく説明していきます。

妊娠前から働いている職場で継続的に働く場合

妊娠前から継続して働いており、出産後も継続的に働く場合は、職場のスタッフとの信頼関係もあり、仕事内容も把握しているため復帰がスムーズであることが多いです。職場のスタッフからの協力も得やすく、働きやすいでしょう。
しかし、夜勤業務があったり、ハードな仕事が多くあったりと体力的な負担が増える可能性があります。
また、職場が産休・育休を取得しづらい環境であったり、ママ看護師に協力的ではなかったりすることもあるため、注意が必要です。
そのためには、あらかじめ職場の傾向を把握しておくことが必要です。産休・育休制度についてはきちんと調べておき、スムーズに取得ができるように準備しておきましょう。
ママ看護師に協力的でない職場の場合は退職も念頭に置く必要があります。

新しく就職する場合

出産後再就職をする場合は、就職活動時に再就職先について詳しく調べておくことが重要です。
ここでは、ママ看護師にオススメする再就職先のメリットとデメリットを紹介します。

病院

メリット

病院は福利厚生が充実している事が多く、産休・育休を取得しやすいです。
また、1つの担当部署の看護師の配員人数が多く設定されていることがほとんどなので、急な休みにも対応してもらえることが多いです。病棟や外来など配属先が様々あるため、職場が合っていないからといってすぐに辞めるのではなく、仕事と子育てを両立できる環境の職場を探してもらうことで継続的に働くことができます。
日勤業務は基本的に平日勤務となるため、子供の保育園・幼稚園の休みと自分の休みが一緒になります。そのため、子供は休みだけど、仕事に行かなければならないということが少なく、予定を合わせやすいです。

デメリット

病院は夜勤業務があります。日勤のみの勤務が可能な病院もありますが、「どうしてもこの日だけは夜勤業務をしてほしい」と頼まれる可能性もあります。また、外来勤務でも月に1度救急外来の当番を任されるといった病院もあります。

クリニック

メリット

夜勤業務がなく日勤業務のみのところが多いため、安心して働くことができます。
また、ママさん看護師歓迎のクリニックも多く、ママさん看護師が多く在籍しているところでは、職場全体がママ看護師に協力的であり、急な休みなどにも柔軟に対応してもらえることが多いです。

デメリット

ママ看護師が在籍していたことのないクリニックでは、産休・育休が取得しづらい、もしくは取得できないという可能性もあります。
また、クリニックは看護師の在籍人数が1人や2人など少人数である事も多いです。そのため、急な休みが必要になったときに代わりに働いてくれる看護師がおらず、休みが取れないこともあります。

単発のアルバイト(日払い)

メリット

再就職したいけど、きちんと働けるのかが心配という方は単発のアルバイトがオススメです。実際に働いてみないと分からないこともたくさんありますし、働いてみてやっぱり無理そうだということもあると思います。1日だけ仕事をしてみて無理そうであれば辞めることができるので、試しに働いてみるということができます。
また、いろいろな職場で働くことができるので、自分に合った職場を見つけることができます。

デメリット

単発のアルバイトなので継続して仕事をすることができません。
いいなと思った職場があれば再就職も可能ですが、全ての職場でできるわけではありませんので注意が必要です。毎回違う職場で働く場合は、その都度、新しいスタッフと関わる必要があり、職場ごとの手順を覚えなければならないため負担が増えます。
また、賞与や退職金がないので金銭面でも注意が必要です。

再就職先を選ぶ際のポイントは?

時短勤務制度があるか

時短勤務制度とは、育児や介護などにより長時間勤務することが難しい方のために、一般的な勤務時間の8時間勤務を6時間勤務に短縮することです。
その分、給料も減ってしまいますが家事・育児に時間をかけることができるためママさん看護師にオススメの制度です。
職場によって時短勤務制度の条件が異なることがあるため、あらかじめ調べておくことが大切です。
病院などの職員数が多い所で時短勤務を採用していることが多いです。

家から近い職場を探す

子供の送り迎えや、通勤などに時間がかかってしまうと、なかなか家事・育児に時間を費やすことができません。できるだけ、自宅から近い職場を選ぶようにしましょう。子供が発熱などをして急なお迎えが必要になった時にも便利です。

ママ看護師が在籍しているか調べておく

職場のスタッフの中にママ看護師がいると、とても働きやすいです。スタッフの理解や協力を得ることができます。さらに、ママ看護師同士で仕事や子育ての相談や情報交換ができます。
職場の中には仕事と子育ての両立をよく思わない人や、どんなに説明しても急な休みを理解してくれない人もいます。人間関係のトラブルにも発展しかねないので事前の調べが重要になります。

1日体験をする

これは、クリニックに再就職する場合にオススメの方法です。就職する際に、面接後そのまま働き始めるのではなく、面接後に1日体験をさせてもらうと良いでしょう。クリニックの職場ごとで雰囲気や看護師の業務内容が大きく異なり、実際に働いてみないと分からないことがほとんどです。そのため、働き始めてすぐに「思ってたのと違う」「辞めたい」と思う方も多く、想像と現実の違いに驚いてしまうといったケースが多くみられます。
そうならないためにも、1日体験をして本当に自分に合った職場なのか、自分の予想に反していない職場なのかを判断するようにしましょう。
面接時に1日体験を希望したいと伝えればさせてもらえることが多いです。

まとめ

ママ看護師が再就職先を探す方法は様々あります。今までの勤務経験や子供の年齢・人数、周りに協力してくれる人がいるかなどによりママ看護師が働く場所を選ぶ基準が変わってきます。そのため、再就職を考えた時は、まず、今の自分の状況を把握することから始めましょう。そのあとから、自分に合った就職先を探すようにしてください。
「早く働きたい」と焦ってしまい、職場と上手くなじめず早くに退職してしまうこともありますし、職場のスタッフだけでなく、家族にも迷惑をかけてしまいますので、慎重に選ぶようにしましょう。

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