企業立病院へ就職するときの履歴書・面接のポイントを紹介

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#1221 2020/10/05UP
企業立病院へ就職するときの履歴書・面接のポイントを紹介
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看護師として就職活動をする方は病院の規模や教育体制、給料や休日日数の待遇面をみて決めていると思います。大学病院や地域病院、専門病院でそれぞれメリットやデメリットがあります。今回はあまり知られていない企業立病院野紹介から履歴書・面接のポイントについてお伝えしたいと思います。

1、企業立病院とは何か

日本にある病院はほとんどは医療法人によって運営されていますが、一部民営の一般企業が運営している病院があります。その民間の病院こそが企業立の病院になります。
企業立の病院はもともとは従業員や従業員の家族のために作られた病院ですが、今は一般の方も受け入れているところがほとんどです。そのため、企業立病院と言っても病院内の風景は一般的な病院とあまり変わりません。
この企業立病院は法が制定され今後増えることはないと言われています。なので、病院数が減ることがあっても増えることはあまり考えられません。
私も新卒で企業立の病院に就職しました。まずはメリットとデメリットについて少し紹介します。

・メリット

給料面が母体と同じのことが多い
→大企業が多いため大企業並みの給料がもらえる。ベースアップやボーナスがいい。
研修が多い
→看護の研修だけでなく一般常識などの研修が豊富にあることが多い。

・デメリット

企業の特有の規則などがある
→企業で全社員の研修や活動など一般的な病院ではないような行事があることが多い。
初任給が少ない場合がある
→母体企業の1年目と同じ給与設定の場合初任給が低い場合がある。

2、履歴書の書き方

病院に就職しようと思ったら、履歴書を書かなくてはいけません。
履歴書は指定の用紙を使う場合と、自分で用意して書く場合があります。それぞれの病院の指定に従って書いていきます。
私が履歴書を書く際に気をつけたこと、書く際のポイントについてお伝えします。

・下書きは必ずする

下書きは必ずすることをお勧めします。名前や住所、自己PRや志望動機など書かなければいけないのことはたくさんあります。慎重に書いていても間違えてしまう可能性があります。また、履歴書を書くときは多少緊張があるため普段の文章よりも間違えてしまう可能性が高くなります。企業指定の履歴書を使っている場合は枚数が限られているため下書きをお勧めします。
履歴書によっては自分の長所や短所、志望動機や自己PRなど長文を書かなければならない場合も多くあります。長文になる場合は文章を考えてから下書きするとスムーズに履歴書が完成すると思います。

・字は丁寧に書く

字は綺麗でなくても大丈夫ですが、誰が読んでも読めるように丁寧に書きましょう。字は必ず楷書で書きつづけ字は読んでもらえない場合があるので避けたほうがいいと思います。
看護師として働くと記録を書くことが業務に入ってきます。今は電子カルテで手書きをする機会は減ってきていますが手書きが全くないかと言うとそうでない場合が多いです。看護師にとって誰にでも読める字を書くことは重要であり、もし読み間違えられそれが医療ミスに発展してしまっては命に関わりかねません。
また、誰にでも読めるという点では誤字・脱字も同様に気をつけましょう。不安な字は調べて書き、完璧だと思っても誰かに確認してもらうといいと思います。
いくら確認しても自分では誤字・脱字や文章のつながりがおかしくても気づかないことが多いので、第三者に確認してもらうとミスが少なくなります。

・志望動機や自己PRは相手のメリットを入れる

志望動機や自己PRに「給料がいいいから」や「研修が受けられるから」「協調性がある」「?を学びたい」などを書こうと思う人がいるかもしれませんが、これは採用する側にとってはあまりメリットがありません。
確かに採用側が「給料がいい」「休日日数○○日」とアピールしてきているかもしれませんが、これは採用される側のメリットです。
志望動機を書くのであれば、「研修が豊富なため正しい知識や技術を身につけられ、患者さんに有益なケアができると思ったから」と言うように研修があることによって病院側には何のメリットがあるかを書くことが必要です。
自分を雇うことでこんなにもメリットがある!と言うことをアピールすると採用率は上がると思います。
履歴書を書く際には以上の3つのことを気をつけるといいと思います。

3、面接時のポイント

履歴書での書類選考に無事受かれば、面接試験に進むことができます。
履歴書は文字だけで伝えていましたが、面接は実際に面接官と話すことになるため対策が必要不可欠です。

・服装、身だしなみはきちんとする

人は見た目が大切です。第一印象で落とされないためにもスーツを着てジャケットも暑くなければ来ておいたほうが良いと思います。
企業立病院の場合は、本社からきた医療関係ではない人が面接官の場合もあるため一般病院よりも服装のチェックが厳しい場合があります。
自分の実力ではない服装の部分でイメージダウンされるのはもったいないのでTPOをわきまえた服装でいくことをお勧めします。
また、スーツで行くことはもちろんですが派手すぎない化粧や頭髪の色なども気をつけておくほうが無難だと思います。

・はっきりとした受け答え

名前を言うときや呼ばれたときは、相手に聞こえるように話します。看護師は患者さんや他職種と話すことが多く、コミュニケーション能力が必要です。コミュニケーションを取る上で相手の話を聞いてそれに対して相手に答え、伝えることが必要不可欠です。
面接では、コミュニケーションの能力もみられている場合があるためはっきりと受け答えすることが大切です。
予め予想される質問は考えておくと焦らずに済むと思います。自分より前に面接を受けた人に内容や状況を聞いておくと準備がしやすいと思います。
志望動機や自己PRはほとんどの場合聞かれるので必ず準備しておきましょう。志望動機はなぜ他の病院ではなくこの病院にしたのかを順序立てて説明できるようにしておくと説得力がますと思います。
実際私が面接を受けたときにも、志望動機や自己PRは聞かれました。私の場合は似たような志望動機とは別に看護をする上で一番大切にすることを聞かれましたが。両方同じような内容のことを視点を変えて答えました。自分の中でこれだけは中心に置いて看護にあたりたいと言うことを伝えれば、面接官にも伝わると思います。
履歴書のところでも書きましたが、必ず自分本意にならず採用者側が雇いたいと思うような受け答えを意識すると印象もよくなると思います。
面接官も今後何年も続けてくれる人を採用したいと思っているので、見極めようと色々な角度から質問をしてきます。どんな質問をされてとりあえず答えていくことが必要です。
また、用意していなかった質問が出た場合はうまく答えられなくても、わかりませんと言わずに何かしら答えたほうがいいと思います。

・始まりから終わりまで気を抜かない

初めから終わりまで気を抜かないと言うのは、面接中だけでなくその前後の時間もみられていると言う意識を持つと言うことです。
最寄りの駅に着いたときに迷惑になるような行動をしない、面接会場に入るときには服装を整える、係の方に会ったときには挨拶をするなど場をわきまえた行動をとるといったようなことです。
企業病院の場合一般病院と比べると一般常識に厳しい場合があります。それは、一般企業の面接をしている人が面接官の場合があるからです。一般企業の場合のほうが基本的には競争率が高いためどの就活生も面接慣れや立ち居振る舞いが身についている場合が多いからです。
面接の控え室でも緊張のために話しかけてくる人がいますが、面接室に聞こえてしまう場合などがあるので、基本的には私語は慎みましょう。内容が面接官に聞こえている場合はマイナスに働くことも多いからです。
面接以外の場でマイナスの評価をつけられないためにも面接の前後での立ち居振る舞いには注意しましょう。特別なことをしなくてもよいですが、大声での私語や迷惑行為はしないようにしましょう。

細かい注意点は沢山ありますが、以上のことを注意してみてください。
面接に合格すれば無事企業立病院に就職することができます。

まとめ

ここまでいかがでしたか?
企業立病院を受ける上での重要なことがお分かり頂けたかと思います。ここに全てを紹介できたわけではありませんが、企業立病院就職のメリット・デメリットを少しでも知っていただけたら幸いです。また、実際に履歴書を書くときや面接を受けるときには紹介したポイントを参考にしてみてください。

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