特別養護老人ホームは、病院と違いそこに転職をした場合はかなり混乱すると感じます。私もそこに転職をして、とても混乱していました。ここでは、特別養護老人ホームで働く看護師はこんなことに気をつけようという内容についてご紹介します。
・病院との違いに不安な日々
特別養護老人ホームの場合は、全くと言っていいほど病院との違いについて感じることがありました。それはなんといっても、必要な時に必要なものが揃っていないと思うことがあったのです。例えば処置する場合に、心電図や人工呼吸器がないのです。その時、転職後にどうしたらいいのかと戸惑うことが多かったです。
そのことから、私は転職前に機器に頼っていたのではないかと思うこともありました。まず看護師ができることを、その場で実施することが大切なのです。限られた機器の中で、精一杯のことをして、緊急性を伴い場合は病院に搬送することにしました。
そのような状態について、まず医師がいないこともあります。看護師として、常にそのことを想定して動くことが大切と思うようになりました。
・病院のことを持ち出さない
そこで働くようになり、つい転職前の自分の病院でのことについて話すこともありました。そのことを自慢しているわけではありませんが、どんなことをして助けることができたということについて話すことがあるのです。
しかし現在は、違うところで働いているのです。その現場に早くなれることが大切なのです。そこで、病院の実績よりも早く現場になれることが重要と思い必死で毎日動くようにしていました。
病院では、ある程度医師が判断することに頼ることがあります。医師がいるから医師の指示のもと動けばいいと思うこともあるのです。ところが老人ホームの場合は、看護師がトップとして判断をすることが必要となります。それを恐れてはいけないのです。早く自分で判断して現場でスムーズに働くことができるように、祈るように動いていました。
・利用者の違いに驚く
利用者さんは、患者さんと全く違います。急変をすることがありますが、それはたまにしかないのです。その看護のほとんどは、利用者さんが穏やかに過ごすことができるようにケアをすることになります。
病院の場合は、処置の介助等が主な仕事となりますがそれはほとんどありません。あるとしても、傷を処置するなど簡単な事になります。そのことも患者さんとは、全く違うのです。
日々の生活の中で、時には話し相手になり看護師としてではなく人間として一人の自分の感性で感じたことを話すこともありました。
また利用者さんによっては、全く話せないのかなと思うこともありました。ところが、ほかの看護師とはよく話をしているところを見た時、私の未熟さに愕然としたのです。それは、利用者さんはきちんと看護師のことを見ているということです。信頼している看護師とは、話をしっかりすることができるのです。そんな看護師になりたいと思い、利用者さんと時間がある場合は、きちんと向き合い話をすることにしました。
・看護師同士の関係
看護師同士の関係としては、どこも一緒という感じがしますね。ところがここの場合は、看護師として働いている人が少ないのでより団結力があると思いました。それはなんと言っても、少ない人数で業務をすることになるからです。そのことから協力体制は必須となります。
もしも担当のところが忙しくなると、そこに声をかけて業務を助けるということになるのです。そのことについて最初は、とてもびっくりしました。それは以前に働いていた病院では、そのように声をかけることがあったとしても、あまりないからです。お互いに忙しすぎて必死で働いているので、時間的に声をかける余裕がないと感じました。それよりも、自分の仕事を早く終わらせたいという気持ちのほうが強いのです。その点、ここでは違うのです。お互いに助け合うことがあたり前となっているのですね。
気持ちの上でも、病院の患者さんのように重症の人がいないので余裕があると感じました。くらいこともないし、なんとなく自然な感じで仕事をすることができます。その点では、病院よりもはるかに働きやすい職場であると思う事がありました。
・薬の管理が最も重要
特別養護老人ホームで看護師が行う大切な業務として、薬の管理があります。少ない看護師の人数でこのたくさんの利用者さんの薬を管理することは、結構大変と感じました。しかしいつも大体同じ薬なのでその点では、病院のように入れ替わりの激しい患者さんの状態よりも管理がしやすいと思います。同じ利用者さんで、同じ薬を管理することになります。
しかし利用者さんが急変したり具合が悪くなったりする場合は、たちまち薬が変わります。その時、慎重にチェックをすることが大切となってきます。
薬を準備する人は、その時に神経を集中することになります。そしてそれは、ほかの看護師が業務を分担してそのリーダー看護師が薬を準備することに集中できるように配慮するのです。それは病院でも同じ事だと思うのですが、たくさんの利用者の薬を準備する時には、その集中力は半端ないと思うようになりました。
・介護士との関係
看護師と介護士との関係は、とても重要です。それは看護師よりも、利用者の最も身近にいる介護士のほうがよく知っていることが多いからです。利用者がちょっとおかしい、なんとなく普段と違うというところについて、しっかり報告をしてくれます。そのちょっとした気づきについて看護師は大切にしています。その気づきは、後々で利用者が重症化しないようにするためにはとても重要なことと捉えています。
・介護士との連携
介護士との連携については、報告を受けたり状態について介護士に伝えたりして、そこで働いている看護師と介護士が同じ情報を常に共有できるようにしています。それは電子カルテで共有することも出来るし、直接伝えるなどで行います。
・家族との関係
特別養護老人ホームでは、利用者はあまり変化がないことで家族の面会も少なくなると感じます。そして面会にくる場合は、たくさんのことについて質問を受けることがあります。家族としては、自分が寄り添えない間に利用者がどんなに変化をしているのか、普段の様子はどんな感じなのかたくさんのことを知りたいのです。
そのため、面会がある場合はできるだけ一緒に寄り添うようにして普段の利用者さんの状態について話すことにしています。
また利用者が変化した時には、その変化について電話で伝えることにしています。特に多いのは、発熱などがある場合です。その時、急変して悪くなることもあるのでちょっとした発熱でも知らせるようにしています。すると、後で知らせてもらえなかったという、トラブルを避けることができます。家族への連絡は、とても重要と捉えて少しのことでも行うほうがいいと感じました。
・利用者の変化に気づく
利用者は、ほとんど毎日同じ状態で過ごすことが多いです。しかし同じ状態と思う時でも、少しずつその変化を感じることがあります。それは、あまり話さなくなった、動かなくなった、寝ることが多くなった、目がトロンとしてきた等です。それも、私たち看護師よりも利用者を毎日身近で見ている介護士そのことに気づくことが多く、記録に記載してくれているのでそれをしっかり見ることにしています。
一番の気づきで重要なこととしては、あまり食事を食べなくなったというこがあります。その時、注意を必要とするのは、なんといっても誤嚥です。誤嚥をしてしまうと、たちまち重症化してしまうことになりその変化に気づくことで食事を変えたりして対処ができます。
まとめ
いかがでしたか?特別養護老人ホームは、看護師が少なくその点では病院よりもチーム力が強いと感じました。そして、何があるのかわからないのでそのことを常に考えながら動いていると思います。また介護士との連携をなくしては、看護師の仕事は成り立たないと思うほど介護士の観察力を頼りにしています。
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