看護師を目指す方必見!就職の面接のポイントとは?

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#1173 2020/08/18UP
看護師を目指す方必見!就職の面接のポイントとは?
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看護師の国家試験合格を目指している皆さんは、そろそろ合同就職説明会へ行ったり、就職先の病院に目星をつけている人も多いでしょう。
看護師の就職試験は、公立の病院では筆記試験がありますが、それ以外の病院や施設では面接試験のみというところが多いでしょう。この記事では、就職を目指す皆さんがそんな面接試験をクリアするために重要なポイントについて紹介したいと思います。

まず、看護師を目指す皆さんは「看護師は資格があるし就職は余裕でしょ!人手不足って言われてるし」と思っていませんか?それは正しくもありますが、一方で甘いとも言えます。なぜなら、就職のための面接試験は合格すればいいというものではないからです。特に、看護師はどこに就職し、どの部署に配属されるか?ということが重要だと思っています。例えば、外科系で働いて救急治療に関わりたいと思っている人が、うまく面接でアピールできずに内科系病棟に配属になったら、自分の経験したいことと違う!ってなりますよね。そうならないために、自己アピールで大事なポイントについて3つに分けてご紹介します。

1.なりたい看護師像について伝える

まず一つ目のポイントは、なりたい看護師像について伝えるということです。なにそれ?と思うかもしれませんが、病院や施設側はただ働き手を欲しがっているわけではありません。ただ看護師として働いて欲しいだけなら、誰でも採用しますが、そうではありませんよね。一定数、人手不足でそういう場合がありますが、その場合は離職率が高い傾向にあり、皆さんが新卒で目指すようなところではないと思います。
病院や施設側が求めている人材は、ズバリ「病院内でコメディカルと協同して病院の医療の質向上に貢献できる人」です。本来であれば、「学生時代にボランティアをした経験があって…」などとアピールするところですが、せっかく看護師になるのだから、どういう看護師になりたいかという切り口からアピールした方が、面接する側もおっ!と印象に残ると思います。
「笑顔で患者さんに寄り添える看護師になりたい」でも、「救急医療の経験を積んで専門看護師を目指したい」でもいいのです。
なりたい看護師像を伝えれば、あなたの人となりが見えてきます。うまく伝えることができれば、面接する側の印象に残ることができます。ただし、この時に注意しなければいけないのは、判を押したような回答をしないことです。ネットの検索エンジンででてくるような一般的な回答はではなく、看護実習などを通して自分なりに見つけたなりたい看護師像を伝えてくださいね。

2.病院の特徴、強みを活かせる志望理由を伝える

二つ目のポイントは、病院の特徴、強みを生かせる志望理由を伝えるということです。面接をするということは、その病院に何か惹かれるところがあったからですよね。それは病院にとって特徴、強みであることが多いです。それを伝えましょう。もしかすると、志望した理由が家から近いとか、給料が高いとかいう理由かもしれません。
そういう理由で志望するのは悪いことではありません。看護師資格自体、看護師になりたいという人から、就職に困らないための資格が欲しいという理由で取得を目指す人がいるのは事実です。
正直にそういった理由を挙げる人はいないと思いますが、そういう人は得てしてネットでありがちな志望理由を調べて発言してしまいがちです。それでは、決して病院や施設側に好印象を与えることはできません。ではどうするのがよいのか。まずは、就職を希望している病院のホームページを見ましょう。
ホームページには大体、一般の方向けの病院や施設に関する情報と医療職者向けの情報が記載されています。
看護部のコンテンツを掲載しているところが多いですね。そこを見ると、その病院や施設が何をウリにしているかが一目瞭然です。
例えば、系列の他病院への研修制度がある、専門看護師・認定看護師を取得する助成制度が充実している、子どもがいる場合の勤務時間に配慮がある、など病院や施設側の良いところをアピールしているのです。つまり、そういった部分に共感し、コミットする人材を求めているとも言えます。
これがわかると、おのずと志望理由に何を言えばいいのかがわかりますよね。あとは、自分が看護師を目指している理由やなりたい看護師像を絡めて話すことができれば、面接で好印象を与えるポイントになり得ます。
例を出してみましょう。自分はゆくゆく専門看護師になりたいと思っているとします。就職を希望する病院では、専門看護師の数が他病院より多く、取得するための大学院進学や研修期間に補助がでる制度があります。
そしてその病院はがんの診療拠点病院だとします。そういう場合には、面接で「がん看護に興味があり、病院で経験を積んで、患者さんの痛みに寄り添ってケアできる看護師になりたいと思っています。
こちらでは専門看護師の方が多く、その専門的な知識を学べる機会が多いと思いました。そして、ゆくゆくはがん専門看護師の道を目指したいです。そのための制度が充実しているのを知り、こちらでの就職を志望しました」と言えれば、病院の特性をきちんと理解していると思われて好印象ですよね。また、就職が決まった後の配属先にも配慮してくれる可能性が高いです。

3.就職した病院でのキャリアアップをどうしたいか伝える

三つ目のポイントは就職した病院絵のキャリアアップをどうしたいか伝えるということです。
前述にもあるように、専門看護師を目指したいとか、ジェネラリストとして現場で専門性を磨きたいとか、そういったキャリアアップについて今から考えているということをアピールします。
そうすることで、看護職者としてステップアップに前向きな印象を与えることができます。看護師資格は、更新ではありません。
日々進化していく医療についていくために、厚生労働省や看護協会はそのための自助努力を看護師に求めています。そのため、どんな経験年数になろうと病院や施設では研修があり、ステップアップとして受講することが多いです。
まだ国家資格もとってないのに気が早いと思うかもしれませんが、そうしたキャリアアップのビジョンがあるということは将来的に病院や施設側に貢献できる人材として成長しますよ、という意思表示になります。考えてみてください。「まだ看護師じゃないのでこれからどうするかは考えてないです」という方と、「病院でがん看護について学んでがん専門看護師になりたいです。
そして、得た知識を活かして、がん化学療法センターでのケアを充実させたいです」という方、どちらを採用するのが面接する側として得でしょうか?後者ですよね。もちろん、前者のような方は少ないと思いますが、面接ではどう思ってようが自分から伝えないと伝わりません。
また、時間が限られているので、ポイントを絞って的確にアピールしないと面接は終了してしまいます。特に、患者さんやコメディカルとのコミュニケーション能力が求められる看護師では、質問に的確に答えられるか?自分の意見を適切に伝えることができるか?ということが面接で審査されます。将来、その病院で働いてどのようにキャリアアップしていきたいかという視点はなかなか質問としても出てきにくいところがあるので、自分からアピールできると強みになると思います。

以上のように3つのポイントをそれぞれ組み合わせることで、面接する病院や施設側が「おっ、この人は有望かも。「ぜひうちに!」と思ってくれるかもしれません。看護師は場所を選ばなければ就職しやすいのは事実です。ですが、漫然と就職するよりは、自分をアピールして希望にあった部署で思い描くキャリアアップのスタートを切れる方が良いとは思いませんか?ぜひ、今回の面接のポイントを参考にして、希望する病院や施設で、希望する部署に就職できるように頑張って頂きたいと思います。

まとめ

今回は看護師として就職を目指すための面接のポイントについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?日々、講義や実習で時間のない中で、就職活動は負担になりますよね。ぜひ、今回の記事を参考にして就職活動を効率よく成功させてくださいね。面接は就職するだけじゃなく、看護師としてキャリアアップをスタートさせるための第一歩だということを忘れずに、頑張ってください。

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