内服インシデントはアセスメントで防ぐことができる!そのコツについて 

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#1168 2020/08/13UP
内服インシデントはアセスメントで防ぐことができる!そのコツについて 
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仕事をしている中で、インシデントを起こしてしまうとがっかりしてしまいますね。そのインシデントの中でも特に多いのは、なんといっても内服に関することです。そこでここでは、内服インシデントを防ぐためにアセスメントについてご紹介します。

・患者さんの疾患と状態と内服薬を繋げて考える

日頃、患者さんのことをよくわかっていると思うものの、わからないことがあります。アセスメントとして、患者さんの疾患や状態と内服薬を繋げて考えることは必ず必要です。ところがり休日明けなどはしっかり把握することができないので不安なことがあります。特に内服に関しては、患者さんの状態により処方をされることも多く、変化を伴います。そこで、患者さんが変化をしている場合は、看護師としてアセスメントが必要となり内服薬も処方が違っていることを把握することが大切です。
受け持ち患者さんの場合は、そのことが可能なのですが全体の患者さんの場合はそのことがむつかしいこともありますね。そこで、全体の患者さんの変化をいち早く気づくことができるように、周りの看護師に聞くようにします。長く休んでいる場合は、そのことについて理解できていないので困りますね。
そして一番いいのは、内服薬に変更や新しい処方があるなど、聞くことなのです。忙しい中で、そのことは大変ですがインスデントを起こさないためにもしっかり行動しましょう。そして変わっていることを把握したら、そこで用量や用法も確認をします。その確認は、最も大切です。

・内服と指示について

内服の場合は、医師から内服指示が出されてから開始をすることになります。その時、開始時期を間違わないようにしたいですね。開始時期については、医師が出した処方箋に記載されていることもありますが、違う指示書として受け取ることもあります。そこで、その指示書と処方箋と照らし合わせて指示を理解するようにしましょう。
指示は、患者さんが急変をした時などに出されることが多いです。また手術の前日や前の日々に内服を中止することもあります。そんな細かい指示があるので、神経を使いますが内服に関しては仕方がないことです。しっかり指示書と照らし合わせて確認をするようにします。
そして必要な時には、ダブルチェックということも大切です。殆どの病院では指示書について、ダブルチェックを行っているところが多いです。ダブルチェックをすることにより、自分が見落としていた内容についてチェックをしてもらうことができるからです。人間が確認をすることなので、抜かることも当然ありますね。そこでダブルチェックをすることにより、そのぬかりを予防する事ができます。
・長期の休暇後は早めに出勤して把握する
長期の休暇を取ることは、リフレッシュするためにもとても大切な事ですね。休暇により、気持ちを新たにして、頑張ることができます。しかし看護師の場合は、その長い休暇の場合は少し不安と思うところもありますね。その休暇中に、大幅に患者さんの入れ替わりがあったりしてそこから把握することが必要となるからです。
しかもその患者さんとペアであるのは、内服です。薬は殆どの患者さんが処方されているので、その把握も必要となります。同じ患者さんの場合は、いつものように準備をすることができるのですが、新しい患者さんの場合はじっくり冷静に準備をすることが大切です。
その時、不安が有る場合は周りの看護師に聞くようにしましょう。長期の休暇明けは、そのことが一番心配です。そしてできれば早めに出勤をして、内服を把握するといいでしょう。
すると、業務にゆとりを持ち臨むことができます。そのゆとりは、とても重要です。

・同姓同名に注意をする

内服薬で最も注意を必要とするのは、なんといっても同姓同名です。同姓同名の人は、そんなにいないのですがたまにいることもあります。その場合は、ナースステーションなどに注意喚起をして明示しておくといいですね。
同姓同名の人は少ないとしても、同姓の人はかなりいます。ひどい時には、同じ苗字の人が5人ぐらい入院をしているということもあります。そのときは、内服に関しても注意が必要です。その予防法としては、フルネームで確認を行う事です。フルネームで確認を行うことにより、その人の内服と理解をして準備をすることができます。
自分の体調が思わしくない時や、疲れているときなどは声に出して確認をするといいですね。声に出すことにより、自分の間違いに気づき安くなります。アセスメントをする時も、疲れている場合は声に出すことにより周りの看護師に助けてもらうこともできます。それはこんな症状があり、この内服が処方されたということを伝えてもらうことができるのです。疑問に思った事を声に出してみましょう。

・内服について勉強する

内服薬というのは、どんどん新しいものが作られています。そのことから、しっかり勉強をすることが大切です。どんな効能があるのか、副作用があるのかなど知ることにより安心して患者さんに与薬をすることができるのです。
内服については、医師に聞くのもいいですね。自分の知らない内服薬がある場合は、遠慮をしないで聞くようにしましょう。現在は本もあるし、インターネットでも簡単に調べることが出来るので便利です。調べたことについて、スタッフとカンファレンスや勉強会をすることもできます。その時間はとても大切なので、是非行いましょう。

・マニュアルは順守する

どの病院でもマニュアルは存在します。そのマニュアルに従って、処置等をすることになります。内服に関しても、マニュアルが必ずあるのです。その内容としては、確認方法が主となります。どんな風に確認をするのか、詳細が記載されています。その時、マニュアルを遵守できていないことから、間違うこともよくあるのです。
そしてマニュアルは、忘れることはまずありませんが業務を早く終わらせたいなどの理由から短縮をしてしまうことがあります。それはとても危険なことです。それで何もない場合が多いのですが、やっぱりひずみが出て来て間違いとなることがあります。その時、やっぱりマニュアルを遵守できていなかったということになるのです。
そこで、面倒と思ってもしっかり遵守できるように体に染み込ませるようにしましょう。ほかのことは、業務改善をしてもいいのですがマニュアルに関しては慎重に取り組むようにしたいですね。

・自分の体調との関係について

いつも元気で体調がいいと思う人はほとんどいないのではないでしょうか。それは疲れていることもあるし、夜勤で休むことができなかったと思う時などはぐったりしてしまいます。そんな時、しっかり確認をしたつもりでもやっぱりできていないことがあります。その時、どうしたらいいのでしょうか。
一つは、体調管理をすることです。夜勤前はしっかり休む事、食事に気をつけることなどです。それを行っても、疲れてアセスメントがぼやけてしまうこともありますね。その場合は、自分ひとりで不安と思う場合は助けてもらいましょう。スタッフがたくさんいるので、そのスタッフの力を借りて確認をすることが大切です。自分を守るためにも、そのように手を差し伸べて助け合いながら乗り越えるようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか?内服薬のインシデントはアセスメントしっかり行うことが重要です。しかし、自分ではアセスメントを行っていてもインシデントを起こすことがあります。内服薬のインシデントは、病棟全体で防止することが大切なのです。アセスメントプラス、周りのスタッフと一緒に工夫をしながら安全な与薬を行いたいですね。

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