看護学生に向けて就職における履歴書と面接のポイントについて

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#1166 2020/08/11UP
看護学生に向けて就職における履歴書と面接のポイントについて
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看護学生に向けて、希望する就職先に採用されるためのポイントについてお話します。就職をするための活動は、自分を振り返りアピールをする機会です。履歴書は書面、面接は直接会って受け答えをしながら自分を表す場面だと思います。それらの方法について、具体的に説明していきます。

はじめに


就職をするためには、履歴書の提出と面接は必須です。就職先によっては、筆記試験で一般教養が出題されることもありますが、必須とは限りません。私自身、履歴書に何を書いたらよいか困った経験があります。面接の受け答えの仕方が分かりませんでした。初めて就職活動をする看護学生に向けて、履歴書の書き方や面接のポイントなどについてお話ししていきます。

<履歴書の書き方>

履歴書の書き方は、世間一般的なマナーと看護師として就職するためのポイントを解説していきます。

(最低限のマナー)

・ボールペンなどの消えないもので記載する。
・間違った場合、修正液や修正ペンは利用しない。
・ていねいな字で読みやすい字を心がける。
・学歴は、高等学校から記載する
・文章は、1文を短くし、分かりやすい文章で書く。
・写真は、決められたサイズ、そしてスーツ姿で撮影する。

(履歴書のポイント)

〈志望動機について〉
履歴書の項目の中で、志望動機は重要なポイントになります。書類選考をする際に、就職先の人事の方々は、注目して目を通すと思います。就職先の特色をつかみつつ、その就職先を選んだのはなぜなのか?を書いたほうが良いです。合わせて、自分のやりたい看護や目指していることなどを付け加えることも場合によっては、必要となります。

例として、三次救急病院を志望
救急看護に興味があり、ドクターヘリに搭乗する看護師になりたいため、この病院を志望しました。


上記の文面より、三次救急の病院でドクターヘリを扱っている病院の特色が分かります。志望の中には、救急看護の中でもドクターヘリに搭乗したい意向が見えます。最低限のマナーにもあるように、短い文章の中に、自分の意思が組み込まれています。

〈特技などについて〉

志望動機の隣に特技などが記載されています。特技や趣味などは、ありのままに記載したほうが良いと思います。なぜかというと、楽器の演奏が出来る場合は、病院の行事などで披露する場面があるからです。私が以前、勤務していた職場は、クリスマスコンサートを職員が開催し、患者さんのために演奏を披露していました。手芸や工作なども患者さんと一緒に行うこともあります。趣味や特技などの話で、患者さんとの距離が縮まるときもあります。また、看護師はストレスのかかる職種なので、趣味などに没頭し、気分転換をすることも必要です。

〈本人希望記入欄について〉

今後、取得したい資格や目標などを記載したほうが良いと思います。目標が明確であることが相手に伝わります。もし、自分の健康上の特記事項がある場合は、この欄に記載しましょう。同居する家族においても、特記事項が必要ならば書きましょう。

<面接のポイント>

面接についての最低限のマナーや質問されやすい内容などのポイントについてお話します。

(最低限のマナー)
何においても第一印象は、相手への印象付けとなる大切なものです。就職の面接は第一印象が肝心なので、最低限のマナーは守りましょう。面接の待ち時間の様子を見ている病院などもあります。
・身だしなみに気を付ける
・時間厳守の行動をする
・丁寧な言葉遣いで、ハキハキと対応する

(面接について)
面接は、今までの自分を振り返りつつ、面接官に自分をアピールする場所です。看護師として、今後働く上での質問や自己分析などの質問をされると思います。

看護師に関する質問として

・なぜ看護師を目指そうと思ったのか?
・就職先を選んだ理由
・どういう看護がやりたいのか?
・今後、取得したい資格について
・実習で印象に残っている出来事について

これらの質問は、面接で質問されやすい内容です。看護師を目指している理由は、採用する側は知りたいところです。就職先を選んだ理由と履歴書の志望動機は、異なる回答をしないように気を付けましょう。自分のやりたい看護やこれから取得したい資格など、目標や目的は明確化したほうが良いです。注意点として、自分のやりたい看護や取得したい資格は、病院の特色に合っていて取得できる資格かは、必ず確認しましょう。資格を取得するには、規定があるので注意しましょう。

自分についての質問について

・自分の長所と短所について
・自己アピールをして下さい

自分についての質問は、自己アピールや長所と短所が質問されやすいです。面接する側もどういう人なのか知りたいので、採用の判断材料となります。この機会に自己分析をして欲しいです。自分のことは、よく分からないと思う方は、周囲の方に聞くのもひとつの方法です。ポイントとしては、長所は短所でもあることもあります。例えば「長所が元気で明るい場合、短所は元気過ぎて周囲を困らせてしまうことがある」「長所は何に対しても慎重、短所は慎重過ぎて決断力が乏しい」などと表現しても良いと思います。自己アピールとしては、今まで自分が行ってきたことを思い出し、それを活かす方法もあります。部活の経験やボランティア活動、自分の日課、特技などです。例えば「部活動では、バレーボールをしていました。どんなときでもくじけずに練習や試合に取り組む気持ちがあります」
このように、自己アピールの中に今まで行ってきたことから、自分のことを表現するのも良いでしょう。自己分析に関しては、今までの自分を振り返る場面になるので、今だけではなく、大きい視点で考えましょう。私の知人は、高校時代の恩師に協力を得て、自己分析を考えていました。

その他の質問として

・今まで辛かったことやその乗り越え方について
・尊敬する人について
・趣味や特技について
・故郷のこと

医療の現場は命を扱うので、厳しさもあり喜びや楽しさもあります。今までに辛かったことやその乗り越え方は、面接する側は知りたいと思います。辛いから逃げてしまうようでは、看護師の仕事は出来ないと感じます。趣味や特技に関しては、履歴書に記載してあるので、内容が異なることが無いようにしましょう。面接官によっては、趣味や特技に興味を持ち、詳しく聞いてくる場合があります。趣味や特技は、その方の個性や特性になるので、その人を知る上でポイントとなる場合もあります。私の場合、ピアノを習っていたことを履歴書に記載したら、どのような曲が弾けるのか面接で聞かれたことがありました。
その他の質問に関しては、多岐にわたるので一例のみ記載しました。この他の質問をされたときは、そのつど考えて回答をしましょう。

その他の面接のポイント

就職の面接の概要をよく確認しましょう。概要は、病院などによって異なります。面接を行う時間は何分程度なのかは、確認しましょう。面接の時間が短いと、質問をする内容も限られると思います。面接は、面接官に対して一人で回答する場合が多いですが、まれに集団面接の場合もあるので、注意しましょう。質問に対する回答は、分かりやすく丁寧に答えましょう。長々と回答せず、要点を抑えて回答しましょう。とは言っても面接の仕方が分からないと思うので、友人や家族などに協力して練習をしましょう。そして、周囲の方々からのアドバイスも受けましょう。看護や自己分析の質問ではなく、その他の質問をしてもらうと、それらの回答の練習となります。予想していない質問も回答についての仕方が覚えられます。面接の質問に対する回答として、不安な場合は看護学校の先生に相談するのもひとつの方法です。どうしても回答に困る質問の場合は、分からないと丁寧に答えることもあります。

まとめ

看護学生に向けて、初めての就職における履歴書や面接のポイントなどについて、例や実体験を交えてお話ししました。一般的なことから、看護師においての就職にまつわることを紹介しました。就職の活動をする機会は、自分を振り返る機会でもあります。自分を知ることで相手へアピール出来るのではないかと私は考えます。

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