男性看護師の他職種からの復帰や育児休業からの復帰など転職について

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#1149 2020/07/25UP
男性看護師の他職種からの復帰や育児休業からの復帰など転職について
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看護師である女性のみなならず男性看護師の方々の転職について考えていきたいと思います。
現在男性看護師が増加傾向であると思いますがなかなか自身の年齢より高いロールモデルに出会えることがすくないのではないでしょうか。
それはこれから自ら作っていくという部分でもあり考えていきたいと思います。

最近は女性の職場である看護師という職場に男性の看護師が増えてきているのを感じているでしょうか?
かかりつけの病院に入院したりすると白衣を着た男性がいることもあると思います。
またコメディカルである理学療法士や作業療法士などセラピストの方々も増え男性が病院で活躍されていると思います。
私が知るかぎり20年前は一般内科外科の病院で1人男性の看護士みかけたら珍しい程度だったと思います。
私が勤めていた病院では精神科の病院ではないのですが10人程看護師がいたこともありました。

このように男性の看護師が増えることは女性の看護師の方々からすれば受ける印象は様々だと思いますが、男性看護師が転職するときや、いざ育児休業後の仕事復帰があったときの心構えなど実体験を踏まえて説明していきたいと思います。
女性の看護師の方の出産や育児の為の休業や復帰はよく目にします。
しかし、男性が育児休業がとれる職場はまだまだ少ないと思います。
私自身は出産のとき育児休業を病院側から取得させていただきました。

それは急な出産における妻の病状もあり私が産後子どもにミルクをあげたり、世話をしながら妻の看護もするという特殊なケースがあったこともありました。
しかし、半年程育児を関わらせて頂いたあとの職場復帰を行ったのですがこのように長く休暇のあと職場に戻ることがなかった為仕事に対する不安がありました。
もう点滴や注射ができないんではないか。仕事の流れも変わっていたらり、今まで覚えていたこともまた一から覚え直したり勉強しないといけない。と勝手に弱気になったり、プレッシャーを感じていました。
復帰後すぐ1日目にステルベンの患者様の受け持ちだったりしましたが体が覚えていました。

点滴も不安ながら手技として変わりなく行うことができました。
このように男性だからといっても私のように緊張したり、不安になるものですから育児休暇をとられてから職場復帰する女性の看護職の方々も少なからず同じように思います。
白衣をきたら看護師というか気合いが入るためかこなせてしまうのだなと感じました。

男性看護師でそのまま同じ職場で復帰するか方もいれば育児関係なく違う職業に就かれたあとまた看護職として転職する方もいると思います。
私も育児休業以外に転職により違う職場に移った経験もあるためそのことも踏まえたポイントや今から述べる経験談を参考にしていただけたらと思います。
私の場合は病院勤務後キャリアアップをしたいと思い病院勤務中にケアマネージャーの資格を取得しました。
とても勉強は大変で休み返上で半年間は勉強した記憶があります。
そこでこの資格を活かすには病院では地域連携室や退院調整ナースしかないなと思いましたがそのポジションは他の同僚がいたため転職しケアマネージャーになることを決心しました。

そこで久々の転職活動であった為ハローワークで探した社会福祉法人の小規模多機能事業所へ一日体験見学を行いました。
小規模多機能事業所の名前自体がよくわかりませんでしたが、ケアマネージャーの勉強をしていたので、通いと泊まりと訪問の3つを行う事業所であることだと理解し転職のひとつの視野にいれていました。
日中はデイサービスで夜はショートステイで見守り、また日中は訪問介護を行うというまさにいいとこ取りな上に見学した事業所は食事を手作りしないといけないという病院とは違った環境でした。
またケアマネージャーも経験できるとのことでしたが、看護師と比べたら賃金が大幅にさがる為、すぐに介護施設への転職とはいきませんでした。
そこでケアマネージャーの知識をいかせて給与も高給与が望める訪問看護という仕事へのチャレンジをしようと思いようになりました。
しかし、ここでも難関があり、訪問看護事業所は2・5人看護師がいれば仕事としてなりたつ為言わば少数精鋭での仕事となります。
男性がそのすくない枠に入ることができるかわからない上でしたが、たくさんの訪問看護事業所に問い合わせ見学にいったりしました。
病院でもあると思いますが訪問看護事業所にも男性看護師エヌジーというところもあります。

結構メンタルでいうとダメージがありますが探せば男性でもよいと言っていただける事業所にであえます。
私も必死に探した結果訪問看護事業所にであえることができました。
転職活動は一人では孤独な戦いになるでしょうし、男性の看護師はオペ室や透析室、精神科などというイメージがありますがそのとき熱意次第だと思います。
男性看護師の活躍の場は介護施設(デイサービス、グループホームショートステイ、介護老人福祉施設、介護老人保健施設、介護医療院、そして訪問看護やケアマネージャーなど福祉関係ならひっぱりだこだと思います。
老健なら点滴はありますが基本在宅が医療処置は訪問看護の方が主治医の指示により行うことができる為、看護師としての手技に不安になるかたは職場選びは慎重になった方がよいと思います。

主に健康管理や薬の管理、薬の配役、ときに送迎業務や緊急時搬送する、かかりつけの病院へ受診同行するなど仕事はシンプルではありますがすくない看護師で業務を遂行するため時間があっという間に過ぎると思います。
しかし、施設看護は夜勤もあったり賃金面でいうと病院と比べるとさがる可能性はありますが、病院程のプレッシャーはないでしょうし、定時の時刻には帰宅できる。家族との時間が割りととれやすいなどはあると思います。
私は施設内にある訪問看護事業所であった為夜勤も兼務したりなど給与は病院よりもあることもありました。
医療法人、社会福祉法人、NPO法人、株式会社、有限会社、合同会社など会社によっても規模が大きいところと小さいながらも人間関係がよく働きやすいなどもあります。しかし、経営的に安定している場所や不安定で営業も仕事のなかに入るなど病院ではない経営センスも磨かれることも訪問看護や病院以外の職場にはあると思います。

最近は男性の看護師の方が訪問看護事業所を立ち上げるなど活躍をされています。
病院以外で独立をし活躍の場を自分自身で広げることは私たち看護師、男性看護師もパワーをもらえたり刺激を受けます。
他業種か再び看護師に戻る方もおられると思いますが一度看護職を離れると看護師の魅力や使命感など感じることだと思います。
男性看護師だからできるケアを転職という一大イベントでチャレンジすることもとても素晴らしいことだと思います。
私は訪問看護や介護施設で勤務したことがありますが、病院では寝たきりの患者様が多かったのに比べて認知症はあるが自立して元気な方々をみることができてよかったと思いました。

最近は独居の高齢者が多くなり、引きこもりを解消するためにもその訪問することの意味がとても感じることがありました。
その際男性だからいやだ。という声はひとつもありませんでした。
むしろ話を聴いてくれてありがとう。また会いましょうなど笑顔でおっしゃていただいたり、異性だからこの仕事は向いてないなど思わずチャレンジしてよかったと思いました。
人生の中で男性は結婚をして収入が生活を支える立場であるため給与がよい職場をつい探しがちですが、ふと他の看護以外の介護や福祉の仕事にも目を向けるとやりがいのある仕事を見つけることができるかもしれません。
なかなかすべてが揃った職場というものには出会えませんが後悔のない人生を送る為によい転職ができることを、このことが参考になれば幸いです。

まとめ

いかがだったでしょうか。私自身の事例を踏まえて男性の視点からみたり考えた看護職の転職方法や視点でしたが参考になったでしょうか。女性のみならず男性もライフイベントが起こるたびにその働きかたを変えなければいけなくなるかもしれません。それがよい方向に向かうための道しるべになればと思います。

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