大学病院で就職したい!と思っている方、沢山いるかと思いますが、そもそも大学病院て一般病院と何が違うの?大学病院で働くメリットって何だろう?と思っている方いると思います。大学病院の特色についてお教えします♪
【大学病院とは?】
大学病院は、大学や研究機関の付属病院です。診療のための機関であるとともに、研究および教育のための機関でもあるのが大きな特徴です。
大学病院では診療科が細分化されており、看護師も勤務している科目に特化した働き方をすることになります。教育機関でもあるため、研修や勉強会などが充実しており、最新の専門知識や技術を学べる機会も多いでしょう。
国公立か私立かによっても異なりますが、大学病院勤務の看護師のお給料はおおむね平均以の場合が多く、勤務条件や福利厚生も良いことが多いです。
総合病院やクリニックなどの一般病院では、訪れる多くの患者さんの診療(医療行為)が主体となります。検査や採血などをする機会も多く、診療や処置に関するスキルが活きる機会が多くなるでしょう。大学病院ほど診療科が細かく分かれていないため、医療行為全般を休みなく行っていて1日が終わる、という流れになる日も少なくないでしょう。大学病院と民間病院では職場の環境も大きく異なります。
それによって看護師としての働き方も違います。
【設備環境の違い】
大学病院は民間病院よりも設備が充実している
大学病院では最先端の医療を行っており、設備は充実しています。
他の病院ではできない治療や詳しい検査もするため、それに必要な最新設備はほとんど整っていると言っていいでしょう。
その一方で民間病院は病院の規模にもよりますが、地域に根差した医療をおこなっており、大学病院ほど設備は整っていないのが一般的です。
看護師の仕事もそういった限られた設備の中で実施しなければなりません。
【教育環境の違い】
大学病院は医師だけでなく看護師の教育機関としての役割も担っています。
そのため研修会や勉強会が頻繁に行われ、強制参加の場合もあります。
ただそれらの研修も無料で受けられるので看護師としてのスキルを高めるには最高の環境です。
民間病院でも院内勉強会は開催されていますが、大学病院ほど充実していません。
研修会に参加したいなら任意の院外研修会を受けることも可能ですが、数万円の参加費がかかることもあります。
【大学病院の看護師の仕事内容】
大学病院は、おもに医療に関する教育を行っている場所であるため、診療科ごとに専門的な診療を実施している場合が一般的です。ナースの業務も、診療科が異なれば仕事の仕方も大きく変わることになるでしょう。また、医療行為だけに集中して取り組むのではなく、研究や学生の教育に携わる機会も少なくありません。
【一般病院の看護師の仕事内容】
総合病院やクリニックなどの一般病院では、訪れる多くの患者さんの診療(医療行為)が主体となります。検査や採血などをする機会も多く、診療や処置に関するスキルが活きる機会が多くなるでしょう。大学病院ほど診療科が細かく分かれていないため、医療行為全般を休みなく行っていて1日が終わる、という流れになる日も少なくないでしょう。
大学病院にも国公立と私立がありますし、一般病院にも医療法人や個人経営があれば国公立病院もあります。そのため、給与や待遇の面はどちらがどうという風には一概に語れません。あくまで一般論にはなりますが、大学病院は基本的に好待遇であるケースが多いでしょう。一般病院は経営状況などで待遇面に差は生まれるかもしれませんが、総合病院など大規模な医療機関の場合は待遇・福利厚生にも期待できる場合があります。
【あなたが向いている看護師のタイプは】
看護師として長く働くためには、自分に合っているかどうかがポイントになります。
大まかではありますが向き不向きをチェックしてみましょう。
・大学病院が向いている人の特徴
専門性の高い看護師を目指したい
先進医療など様々な知識を学びたい
看護師としての土台を作りたい
特定疾病や難病の看護をしたい
・民間病院が向いている人の特徴
幅広くいろいろな状況に対応できる看護師を目指したい
実践力を身に付けたい
地域医療に取り組みたい
家庭と仕事の両立をしたい
患者さんとの結びつきを大切にしたい
大学病院である程度の知識・技術を身に付けた人
【大学病院に就職する方法】
大学病院に就職する方法ですが、これは場所にもよりますので一概には言えませんので参考程度にしてください。
大学病院は、附属の大学、専門学校、高専就職しやすいのが特徴です。そのため学生さんで将来就職したいと思う病院の附属の学校に入学するのが一番早いかもしれません。
そのまま学校を卒業してその病院に就職することはできると思います。
じゃあ、附属の学生じゃないと大学病院に就職できないのかと言うとそうではありません。
先程説明しましたが、大学病院は教育体制も整っています。そのため病院側は新卒者の採用を主としています。
キャリアアップを目指して病院に貢献してくれる人材を探していることが多いです。
そのため、大学病院で就職をしたいと思う方は新卒の就職活動で行きたい大学病院にインターンに行き、行きたい病院を明確にして就職活動をしていくことをおすすめします。
病院によっては低学年を対象としたインターンシップを実施しております。
サマーインターンシップなどでは、交通費の支給、宿泊施設の用意などの
対応をしている病院さんもありますので、積極的に参加してくださいね!
大学病院でも病院ごとに特長が異なりますのでご自身の希望に合わせて調べてみてください。一般的には、医療水準も高く、成長できる環境と言われています。一方で、大学病院は研究を発信していく役割も担っていますので、それなりの忙しさもありますし、自己学習を積んでいく必要があります。
【大学病院から一般病院への転職】
大学病院から一般病院へ転職して実現できることは「幅広い医療に携われること」や、「医療で地域社会へ貢献できること」などです。大学病院に勤めていて、「専門医療よりも実践医療に精通したナースをめざしたい」と感じているなら、一般病院への転職で希望が実現できる可能性があるでしょう。もし、現職の大学病院から転職しても、引き続き専門医療にかかわっていきたいと考えているなら、一般病院よりは同じ大学病院への転職が向いているはずです。
注意すべき点ですが、もし大学病院から一般病院に転職すると、設備や医療の先進性のレベルにはギャップを感じる可能性があります。大学病院は先端医療に積極的なため、設備などもつねに最新の状態に更新されているのですが、一般病院ではそうはいかないことがあるからです。
また、大学病院は比較的収入が安定していて好待遇ですが、個人経営のクリニックなどに転職すると経営状況によっては待遇面でのギャップを感じることがあるかもしれません。
【一般病院から大学病院への転職】
逆に、一般病院から大学病院への転職では、「専門的な医療を学べること」や、「先進医療に携われること」などが実現できます。もし一般病院に勤めていて、「医療行為の技能は一通り身につけたので、さらに専門的な分野を勉強しながら働きたい」と転職を考えているなら、大学病院がおすすめです。
このケースで注意することは、「ハイレベルな先端医療をくわしく知るには、勉強熱心になる必要がある」という点でしょう。手技などの経験を活かす機会は減り、研修や学会などで新しい医療を勉強する機会が増えます。先端医療に適した最新の設備などの使い方は1から覚える必要がありますし、とにかく新しいことを習う機会が多くなるでしょう。また、難病などの患者さんを看護する機会が多いため、それらに関する知識も身につける必要があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
一般的には新卒看護師ならまずは大学病院で基礎を学び、3~5年経過したら民間病院に転職という流れが多いです。
ただ大学病院と一般病院ではそれぞれにメリット・デメリットがありますので、どちらが良いとは一概には言えません。
給与面ではほとんど変わらない状況ですから、自分が目指す看護師像を確立してどちらを選ぶか検討しましょう。
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