子育てを予定しているなら都会の病院へ転職して働くのを検討しよう

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#1142 2020/07/19UP
子育てを予定しているなら都会の病院へ転職して働くのを検討しよう
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看護師はこれから結婚や出産をして子供を授かって育てていきたいこともありますよね。仕事もしたいけれど子育てもしたいという人は都会の病院への転職を考えてみましょう。

<看護師にとって子育ては大変>

看護師は子育てをするときになって離職してしまうことがよくあります。職場復帰を果たしたいと産休を取るときには思っていても、育休を取れなかったり、育休を取ってもなお職場に戻れなかったりして退職してしまうケースも少なくありません。看護師にとって子育ては大変になりがちですが、なぜ育児と仕事を両立させるのが難しいのでしょうか。

・保育園の利用が難しいから

子供に付きっ切りの子育てを早い段階で切り上げて仕事に従事できるようにするには保育園に預けなければならない場合が多いでしょう。家族の協力を得られて自宅で面倒を見ることができる場合には保育園を利用できなくても問題はありませんが、親世帯と別居するのが普通になっている時代なのでなかなか両親に面倒を見てもらうことができないのが一般的です。
保育園を利用しようとすると看護師には難しいことが多いのが問題になっています。看護師の出勤時間は病院では不規則なことが多く、朝早く出勤することもあれば昼過ぎから出勤することもあります。それに応じて帰りの時間もかなりバラバラで、夕方に帰れることもあれば夜勤をして朝に帰ることもあるでしょう。通常の保育園は7時から8時くらいに子供を預かり、18時から20時くらいには迎えに来てもらうという仕組みになっています。そのため、病院で働く看護師にとって保育園の利用はかなり難しいのです。
もちろんパートナーが送り迎えをしてくれれば保育園を利用できますが、パートナーも医療関係者で病院で働いている、残業が多くて帰りに迎えに行けないなどといった状況があると保育園を使えないという結論に陥りがちです。結果として退職して子育てを続けることが多いのです。

・体力的に負担が大きい

専業主婦になって子育てをしている人でも体力的につらいということはよく言います。看護師の場合には仕事も体力をかなり使うことが多く、残業が長くなると家に帰ったらご飯を食べてすぐに寝てしまうという人もいるでしょう。さらに子育ても加わることを考えると両立は難しいと考える看護師も大勢います。実際に職場復帰を果たしてみたけれど、連日の残業で大変な上に、保育園まで子供の送迎をしなければならず、さらに家に帰っても子育てが必要で疲労困憊になってしまうこともあります。このような負担も軽減できるような働き方をすることが育児と仕事を両立させて元気に生きていくためには欠かせないのです。

・ブランクができてしまうと不安になる

育児と仕事を両立させる難しさと合わせて理解しておきたいのが、仕事を続けないリスクです。育児と仕事の両立を諦めて退職してしまった看護師はあまり現場に戻ってきていない状況があります。この原因はブランクができてしまって現場に戻るのが不安になってしまうからです。実際にはブランク復帰の支援サービスが病院や地方自治体から行われている状況があり、現場復帰を果たすことはできます。しかし、看護師本人の気持ちとして以前のようには働けないだろう、覚えることが増えてしまっているだろうというのが心配で再就職に踏み切れなくなりがちです。せっかく看護師になったのに資格も経験も無駄にしてしまうのはもったいないことなので、育児と仕事を両立させられる方策を考えるのはとても大切だと言えます。

<都会の病院で働くと解決できること>

都会の病院で働くとなぜ子育ての問題を解決できるのでしょうか。クリニックや介護施設などで働くのと違う点や、地方と都会で異なる点について説明します。この二つを合わせて考えてみると最も育児と仕事を両立できる可能性が高く、将来性の高い看護師になれるということがわかるでしょう。

・病院では院内託児施設の設置が進んでいる

病院とそれ以外の施設の違いとして保育園以外の保育サービスを利用しやすいかどうかという点があります。病院では急速に院内託児施設の普及が進んでいて、ある程度の規模の病院であれば医療スタッフの誰もが利用できる託児施設が病院内にあるのが現状です。
運営状況は現場によって異なるものの、大抵は24時間体制で子供の面倒を見てくれるようになっています。
少なくとも早朝から深夜くらいまで対応してくれるので、かなり不規則な働き方になっていたとしても子供を預けて働けるのです。さらに職場の中に託児施設があるのでわざわざ保育園に行き来する必要がありません。
無駄な時間を費やさずに済み、残業があってもフレキシブルに対応してくれるという点で優れているのが院内託児施設です。育休を1年間取得して戻るどころか、実際には育休を短めに取って職場復帰していることすらあります。特に都会では共働きの家庭が多いこともあってほとんどの病院で託児施設が整えられています。そのため、都会の病院で働くと育児と仕事を両立しやすいのです。
ただし、気を付けておかなければならないのが院内託児施設の利用に関して制限が設けられていることがある点です。勤続年数が1年以上というのがよくある制限で、院内託児施設の利用を目的とした転職を抑制する目的があります。そのため、先々は子育てをしたいと考えている看護師は就職の時点で託児施設のある病院を選ぶか、早めに転職しておくことが重要です。

・都会と地方の病院での違いとは?

地方の病院でも院内託児施設が整えられてきているので、転職先を選べば託児施設があるのは確かです。ただ、都会と地方では看護師の充足率に違いがあるので気を付けなければなりません。
医療業界では全国的に看護師の充足率の低いことが問題としてよく取り上げられていて、看護師も学校や現場でよく話として聞いているでしょう。ただ、実際にはどの現場でも大きく不足しているわけではありません。
生活するのに便利なところが多く、配偶者の勤務地となることも多い都会では働きたいと希望する看護師が比較的多くなっているため、充足率は地方に比べて高くなっています。特に人気の高い大学病院や有名医療法人の大病院は看護師を十分に獲得できている場合がほとんどです。
この結果として看護師は育休の取りやすさや子育て中の勤務時間の長さが大きく左右されます。いくら院内託児施設を使えるとはいっても、幼い我が子を育てるときにはできるだけ子供と一緒にいられる時間を取りたいと思うのがもっともなことです。育休も十分に取得して1年間は子供に愛情を注ぎこむのに使いたいと考えるのも親心としては普通です。都会の病院では看護師の充足率が高いので、現場も納得して育休を取得させてくれて、現場復帰後も残業が少なくなるように業務配分を調整してくれる傾向があります。
しかし、地方では人手が足りないので育休をもう少し短くして欲しいと看護師長や先輩に言われてしまうこともないわけではありません。地方では一人当たりの業務量も多いので残業を避けられないこともよくあります。そのため、確かに院内託児施設は使えるけれど、本当に子育てのために使えている時間があまりないという状況に陥りやすいのです。子育てをしっかりとやっていくためには都会の病院を選んだ方が時間を確保しやすいメリットがあると理解しておきましょう。
これは転職時期によらずに得られるメリットですが、長く職場にいると周囲からの理解も得やすくなります。そのため、早めに転職して職場入りを果たしておくのが賢い方法です。

まとめ

看護師は育児を始めると仕事との両立が大変になって離職してしまいがちです。しかし、都会の病院で働くと院内託児施設を使うことができ、育休も取得しやすくなります。復職後も業務配分をきちんと行ってもらえるので、子育てを考えているなら早めに都会の病院に転職しておきましょう。

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