ママさんのまま看護師を続けるには?― 続けるコツを紹介 ―

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#1137 2020/07/15UP
ママさんのまま看護師を続けるには?― 続けるコツを紹介 ―
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私は今年で12年目となる看護師です。妻も看護師で子ども3人のママをしながら看護師を続けています。ママと看護師、両立することが難しいと考えている方は多いのではないでしょうか?そこで、今回は私の体験談を通してママさんのまま看護師を続けていくにはどうしたらいいのか、続けるコツを紹介します。

【子育てと仕事の両立に悩むママさん】

看護師は国家資格であり、女性にとっては他の職種よりも給料が高く、再就職しやすい仕事です。しかしながら、仕事内容は患者さんの生命に関わることで非常にハードであり、日勤だけではなく夜勤もこなさないといけないので勤務形態も不規則です。潜在看護師は71万人とも言われ、離職してしまう理由の多くは結婚、妊娠、出産、子育てです。ママさんをしながら看護師として勤務し続けることが難しいことを示しているのではないでしょうか。
患者さんと接して、手術後の状態から回復したり、退院たりしていく姿を見てやりがいを感じる職業であると思いますが、ママさんになり、子育てをしていくうえでかわいい、かわいい我が子のそばを離れたくないと思うママさんも多いと思います。
さらには、子どもが小さい頃には保育園や幼稚園などで風邪をもらってきてしまい体調不良で欠勤しなければならないことも多々あるでしょう。
私の妻も、私の職場のママさんも特にインフルエンザが流行る時期や保育園に行き始めの時期は急に休んでしまうことがよくあります。
子どものことで仕方がないことではありますが、「職場に迷惑をかけて申し訳ない」と考えてしまっているようです。
看護師としてもやりがいがあるのですが、家庭や子育てとの両立に悩むママさんも多いのではないでしょうか。
ハードな看護師という仕事とかわいい我が子の子育てを両立させるコツについて紹介します。

【病院の選び方とコツ】

では、ママさんが働きやすい病院はどのような病院なのでしょうか。
可能であれば独身の頃から働き、ママさんになっても同じ病院で働き続けることができるとスタッフにも知り合いがいて、システムも知っているので他の病院に移るよりは働きやすいので理想的です。
ママさんになっても働きやすい病院や施設を選ぶコツを4つ紹介します。

1つ目のコツは「働き方の自由度が高い病院であるか」ということです。

具体的に説明すると、働き方の自由度が高いということはパートや時短などの働き方を選択できるかということです。
病院によっては育児休業が終わったら、すぐにフルタイム並みでの勤務を求められる病院もあるようで、中には月に数回ですが夜勤をすることも求められるようです。所復帰する前に所属長との面談があり、やんわり圧をかけてくることもあるようです。私はそのような話聞いたことがあります。
いきなり、8:00~17:00の勤務で働くことは難しいですよね?ましてや、夜勤はもっと難しいですよね?夜間、夫だけで子どもの面倒を見ることは不安と感じるママさんも多いと思います。
8:00の出勤前に自分の準備をして、子どもを起こして、着替えさせて、ご飯を食べさせて、準備をして、保育園に送るということを出勤前にしなければなりません。
非常にストレスを感じてしまいます。ましてや、子どもは親の予定通りには動いてはくれません。
その点、私の妻が働いている職場は勤務時間を選択することができ、フルタイムの8:00~17:00ではなく、妻は9:00~16:00の時短勤務で育児休業から復帰しました。育児時短勤務制度を利用することができると出勤時間が違うだけではなく、他のスタッフと比べても仕事量も少なく、仕事の面での負担は軽減されるようです。
時短勤務で出勤時間が遅いからと言っても朝忙しいことに変わりはありませんが、1時間違うだけでかなり気持ちにゆとりを持つことができたようです。帰りの時間も早かったため、夕食の準備にも余裕を持って取り組むことができたようです。

2つ目は「スタッフの数が多い病院であるか」ということです。

病院と紹介していますが、必ずしも病院を選ぶ必要はありません。スタッフが多ければ病院にこだわる必要はなく、クリニックや介護施設でもいいと思います。
スタッフの数が多いかということが大切です。
スタッフの数が多いと急な欠勤でもフォローしてくれるスタッフがいるためです。スタッフの数が少ないと子どもの急な発熱や行事、急な欠勤に対応できず、最悪の場合は文句や嫌味を言われてしまったり、看護師1人でまわしている場合は休むことさえできないこともあるかもしれません。
先ほども紹介しましたが、子どもは今日元気いっぱいに過ごしていても、明日になると急に熱が出てしまったり、元気に保育園に行っても午後急に体調が悪くなることも多々あります。仕方がないこととは言え、急に欠勤してしまうことで職場が嫌な雰囲気になったり、ママさん自身が不快な思いはしたくないでしょう。
その点、スタッフの数が多いと1人欠勤してもどうにか仕事はまわります。
職場の理解があると、気持ちに余裕ができ、子どもが大きくなり欠勤しなくなったら職場に貢献しよう、若いママが休んでしまったときに交替してあげようなど考えることもできます。
いい雰囲気の職場で働くことができることで、看護としても役立てることができるのではないでしょうか。さらには、精神的なストレスもあまりかからないため、子育ても楽しみながらすることができます。
スタッフの数が多いということはママさんが病院を選ぶ際の大切なポイントであると思います。

3つ目は「院内保育園がある病院か」ということです。

勤務先によっては院内保育園や企業内保育園があります。特に病院では院内保育園を併設している病院も増えてきています。
少しずつママさんの看護師が働きやすい環境が整ってきている印象です。
そのような病院であれば一般の保育園と比べても、子どもが体調を崩したときも柔軟に対応してくれます。
また、院内保育園があると職場にママさんが多くいる可能性があります。同じ境遇で頑張っている人がいて、悩みを共有できたり、子どもについて話をすることができることは大きなメリットとなるのではないでしょうか。
さらには職場に院内保育園があると送迎も非常に楽です。夜勤のときに預かってくれる夜間保育を実施している場合もあります。
子育てと仕事を両立したいのであれば、院内保育園や企業内保育園があるところを選択する方法もコツの1つだと考えます。

最後の4つ目は「派遣看護師として働くことが可能である病院か」ということです。

これまで紹介してきた3つの方法はどちらかと言うとママさんとなった看護師が退職することなく、働き続けることができやすい方法を紹介してきました。
しかし、ママさんとして働き続けることがどうしても厳しいときは、派遣看護師として勤務することも方法の1つではないでしょうか。
派遣会社を使ってみると多くの派遣会社では担当の人が付くため、ママさんの希望に合った仕事を探してもらうことが可能で、病院だけではなく、訪問介護、訪問看護、介護老人施設など、求人数が充実しています。就職先にも初めに条件を提示しているので、ママさんの希望に沿った時間やシフトが通りやすいです。
場合によっては派遣を必要とするほど人材不足の病院や施設が紹介される可能性も全くないわけではないと思うので注意が必要です。
また、ブランクが長かったり、看護師としてのスキルに自身がない部分がある場合にも相談に乗ってもらうこともできます。今できるスキルで就職可能な病院を紹介してもらえたり、研修に対応してもらえる病院を紹介してもらえることもあります。
ブランクがある場合は一度相談してみてはいかがでしょうか。

まとめ

いかがだったでしょうか?
今回は私の体験談を通して、ママさんがハードな看護師という仕事とかわいい我が子の子育てを両立させるコツについて紹介してきました。以前とは異なり、働き方に柔軟に対応してくれる病院や施設が増えつつあるのではないかと感じています。病院を選ぶ際には是非、参考にしてもらえればと思います。

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