手術室看護師がDrとの関係を円満にするコツ

会員登録 ログイン
メニュー
#1132 2020/07/10UP
手術室看護師がDrとの関係を円満にするコツ
更新情報を受け取る mail このエントリーをはてなブックマークに追加
mail

手術室看護師として働くみなさん、手術室は他の部署と比べると先生との距離感がとても近いですよね。そのため、先生と良好な関係を築くことが手術室で働くポイントになってくると思います。しかし先生って癖や個性が強い人が多く、関わりにくいですよね。今日は自称Drから気に入られていた私のDrから気に入られるコツをご紹介します

初めて入る手術には必ず声をかけましょう。

Drは毎回器械だしに入る看護師をいちいち覚えてはいません。先生に何も言わずに手術に入れば
「経験があるんだろうな」
という状態で手術に入ること同じになってしまいます。
なので、手術が執刀する前までに一言「今日は初めて○○の手術に入るのでよろしくお願いします」と声をかけるようにしましょう。その一言があることで先生の中でのハードルが下がります。もちろん勉強しないで臨むのはNGですが、その一言で初めてなりの器械出しができれば、よっぽどのことがない限り怒られたりはしないと思います。
また手術が終わった後に「ありがとうございました」とさらに一言伝えてみましょう。
その言葉を伝えるだけで、今日の器械出しのいいところやできていなかったところを先生から直々に教えていただけたりします。
こういった一言がコミュニケーションとなり、人間関係を築くきっかけとなります。
新人さんにはとても効果的な声かけだと思います。

わからないことは積極的に質問しましょう。

どこの病院にも教えることが好きな先生って1人はいると思います。
そういう先生に積極的に質問しましょう。教えることが好きな先生はたいてい喜んで教えてくれます。
質問することでのメリットは
・わからないことがわかり自分のためになる
・質問することで先生とコミュニケーションがとれる
・この子は勉強熱心だと思ってもらえる(自分が調べたことを伝えた上で質問すると更によい)
・質問を続けることで、聞いていないことまでも教えてくれる
などのさまざまなメリットがあります。
教えることが好きな先生のほとんどが気さくな先生だと思うので、積極的に質問をして良好な人間関係を築くだけではなく、知識を自分のものにしていきましょう。

いつもと違う手順・忘れているところがあるときは、自分から声をかけましょう

いつも同じ流れで手術をしている先生が
「いつもしているのに抜かしている」
と思ったら遠慮せずに自分から
「○○はしなくていいのですか?」
と聞いてみましょう。
いつも同じ流れで手術をしている先生の場合
大体忘れています。
こういった場合先生から感謝されます。
感謝されるだけではなくて
「この子はきちんと手術の流れがわかっている
「根拠がわかっている」
と仕事面での評価がされます。
実際にこういった場面に遭遇した際に先生に伝えたときはとても褒められました。
反対に伝えなかった看護師には「わかっていたなら言ってくれよ!」と注意を受けていました。
1つの手術をチームで行っているので、こういったチームワークが大切です。
看護師だから医師に言ってはいけないなんてことはありません。看護師だからこそ気がつく部分もあるので思ったことは伝えてみましょう。
手術室はチームワークが大切です。

飲み会では積極的に先生とコミュニケーションをとりましょう

これがすごく大切かもしれません。笑
仕事ではなく飲み会の場ではいつもと違った顔がみられます。
いつもは怖そうな先生も、飲み会まで怖いわけではありません。
面倒・仲のいい人と話したいという気持ちが強いかもしれませんが、飲み会こそ普段は関わりにくい先生とコミュニケーションがとりやすい時です!
お酌をして積極的に話しかけてみましょう。意外と怖いイメージからお酒が入ると楽しい人に変わりますよ。
先生の新たな一面が機会であり、あなたの仕事以外の一面を見せるチャンスでもあります。
飲み会でうまくコミュニケーションがとれるとその後の仕事でも話しやすくなります。
待っていても先生は自分のところには来てくれないです。
自分から行きましょう!自分のところに来てもらえて嬉しくない先生ってほとんどいないと思います。

若さは最強の武器

若さって無条件で武器になります。若いってだけで大体の先生が優しいと思います。
ベテラン看護師からは「若いからって」と言われるかもしれませんが、本当に若いのだから仕方ありません。若さを武器に、そして若くてコミュニケーション能力の高い看護師はとても先生から可愛がってもらえるので、若いうちに先生とたくさんコミュニケーションをとっておきましょう。
自分が話したくないときでも話しかけてくるようにもなります(笑)

手術の予習復習はしっかりしよう

器械出しをする前に勉強をしていないと大体の先生は
「この子勉強してないな」
とわかります。
スムーズな器械だしってお互いがすごく気持ちいい気分になります。
・ほしい器械がスムーズに出てくる嬉しさ(医師は気持ちよく手術ができる)
・予測した器械を渡せた喜び(自分の仕事に満足感が得られる看護師)
・スムーズな器械出しができることで短くなる手術時間(手術時間の短縮は感染予防にも繋がる患者)
と学んでスムーズな器械出しができるということは、医師・看護師・患者すべての人にメリットしかないのです。
スムーズな器械出しができることで「勉強している」と思ってもらえることが大切です。
仕事ができると思ってもらうことで、先生と看護師間で信頼が生まれます。
信頼は絶対的なものです。簡単に得られるものではなく、努力の結果です。
信頼が得られると、先生から頼まれることが増えますよ。
「○○さんならこの手術の器械出しを任せられる」
「○○さんが器械出しで助かったよ」
なんて言われたら嬉しいですよね?
ぜひとも勉強をして先生からの信頼を得てください。

先生には自分から話しかけてみよう

新人時代に先生に話しかけるのは図々しいと思うので、ある程度仕事の経験を積んだら先生に積極的に話しかけてみましょう。毎日あいさつをしに行くだけでも変わります。
私の実体験ですが、口数の少ない寡黙な麻酔科の先生に最初は話しかけても無反応であったり、何を言っているか聞き取れず会話にならないような状態だったのですが、毎日「○○先生おはようございます」「○○先生お疲れさまでした」と笑顔であいさつをしてみました。
最初は無視されていた私ですが、徐々に先生からも「おはよう」や「お疲れさま」といってもらえるようになり、最終的には先生からプライベートな休日の出来事まで話してくれるように関係が変わりました。私自身も麻酔のことでわからないことがたくさんあったため、先生との関係が良好になった後は麻酔のことをたくさん質問できましたよ。
もちろん先生も嫌な顔をせずに教えてくれました。
ただ人見知りなだけだったのかもしれません。
麻酔科って1人でする仕事が多いので、いわゆる「コミュ障」と呼ばれる先生が多い気がします。
なのでこちらから積極的に話しかけると意外と心を開いてくれて、色々と話してくれる先生が多い気がします。

先生も1人の人間なのである程度の好き・嫌いはあります。

露骨に
私、○○先生に嫌われているな
と感じたこともありました。
しかし私も○○先生嫌いだからと思ってしまったらそこで関係はストップしてしまいます。
あなたが話しかけるだけで先生の態度がもしかしたら変わるかもしれません。
勉強し、スムーズな器械出しができることで、言葉では表さなくても信頼をしてくれているかもしれません。
嫌い・苦手ということは簡単だと思いますが、手術室はどの部署よりも先生との距離が近い部署です。
先生から歩み寄ってくれることはほとんどありません。
自分から歩み寄ることが先生と良好な関係を築く鍵となってきます。
手術室は患者さんとのコミュニケーションは少ないですが、医師とのコミュニケーションはどこの部署よりも多い部署です。
積極的にコミュニケーションを取り、明るく笑顔でいることが好感を得られます。

まとめ

いかがでしたか?先生に自分から話しかけるって緊張すると思いますが、待っていても先生から話しかけてくれませんよ。きっかけは自分から作っていきましょう。あなたのその一言でから先生との関係が良好になるかもしれません。先生に気に入られることは得しかありませんよ!あなたから積極的に先生と関わっていきましょう。

こんな記事/動画も見られています

 

こちらの本が読まれています

意見をメールする 更新情報を受け取る

バックナンバー

 

【看護師お役立ちコラム】への応募・問合わせ

名前【必須】
電話番号
Eメール【必須】
Eメール(確認)【必須】
問合わせ・応募内容
【必須】

 

Facebook Twitter email
看護師の転職・求人。病院を動画で確認!ミスマッチを防ぎます Pagetop