介護の現場での患者さんへの接し方や傾聴の姿勢、転倒を防ぐための声掛けや先回りの配慮。

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#1112 2020/06/20UP
介護の現場での患者さんへの接し方や傾聴の姿勢、転倒を防ぐための声掛けや先回りの配慮。
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リハビリテーションや歩行訓練の際に転倒防止で声掛けをする際に患者さんのやる気や今日の目標などを決めてすることがあります。
その際にいつも同じ身体の状態ではありません。
そんな時にコンスタントにやる気と目の前の訓練に挑む気持ちをいつももてるような声掛けの仕方や患者さんの立場に立った考え方などをお知らせしたいです。

①介護する際に一番大事なのが、やはり傾聴の姿勢です。

介護士より歳上の方の患者さんに接していくことが比較的多いと思います。
それに資格をとってすぐにというと介護する者の年齢はとても若いです。
そんな時にやはりすごく年輩の方につくことになるとリハビリの際にも年齢差はとても離れています。
そんな時に年輩の患者さんに接した時に傾聴の姿勢が大事だと思います。
患者さんがどうなっていきたいかを聞くことで理解してもらえているということを相手に信頼として分かってもらうのが大事だと考えています。
初めましてと挨拶をしてから訓練の内容を説明するにしても、やはりどうして訓練の内容をこなしていくか、どうやってこの身体の状態を維持していき身体能力を向上させていくかは介護するものの考え方で大きく変わってきて、患者さんの目的意識の向上に大きく変化をきたします。
初めに信頼関係を構築させておくことで介護士の思いも伝わりやすいと言えます。

②介護施設、病院でのトイレの介助の際。

介護士は患者さんの立場になり、その何歩先もよんで、患者さんの身体の状態がここがこうなって良くなってきたら、次はこの訓練の中でたとえば、トイレの際に介助する際にも今までは自分で車椅子でしかできなかった方が、自力で歩行してトイレが自分でできるようになるという風にもっていくということを目標にするという風に目の前に明らかに生活に直接関わるもので満たしていくととてもやる気が出てきます。
ではこれができるようになると次へ次へと気持ちも前向きになります。
病院で介護士が沢山いたらとても安心ですが、人数が限られている病院などはトイレの際に見守りをすることもあります。
そんな際に沢山の患者さんを見ているととても怖いのが転倒です。
この転倒は一番気をつけて、気をつけてもまだ気をつけないといけないことです。
転倒をしてしまうと今まで大丈夫だったことが出来なくなり、身体能力を明らかに脅かすものになります。
寝たきりになってしまい、そこでどんどん動かなくなることで食欲も低下していきます。
人に合わなくなり、やる気もなくなってきて、身体がうまく動かすことが出来なくなり、イライラして家族や介護してくれる人にも辛くあたるようになってきます。
なので一番転倒防止の為には気を配ることが大切です。
転倒のリスクを下げるために介護する者はトイレ介助、入浴介助、食事介助どれもその場所に行く際に車椅子で行く方、自力歩行する方、それぞれの身体の状態の介護度がそれぞれ違います。
そのそれぞれの介護度の違いで訓練の仕方も違います。
その患者さんの今の状態をしっかりと把握しておいて、介護計画を頭に入れておくことで介護する側の危機管理能力が変わります。
まずは患者さんへの配慮、思いやりの気持ちでこの介護する側、される側の間の空気が変わります。
この思いやりの姿勢、傾聴の姿勢で患者さんは信頼で足が痛い時や、腕が動きにくい日があったとしても患者さんはこの介護士の言うことを聞いてくださって訓練をしてくださいます。
この介護士の思いをすべてわかってもらうことは難しいです。
介護士も目的意識があるので、でも患者さんの体調のいい日ばかりではない中、コンスタントに平均的に身体の状態を維持させることの難しさがあります。
精神的なものも日により違います。
そこでこの患者さんの心のケアが辛い時に寄り添うのが傾聴の姿勢の大きな役どころだと感じています。
患者さんの立場でものごとにあたることが求められます。

③病院、通所の介護施設とご家族の思い。

外来に来られる患者さんは予防の為に通って来られる方も多いです。
電気治療されている方も多く、その電気をかける際に気をつけないといけないのが皮膚の状態などの把握です。
そして病院では入院患者さんへの薬の管理をすることも大切です。
その人にあった薬が病院から処方されています。
定期的にその薬を必要とされています。
その薬がなくなったらと怖いなと思っておられる方も多く、その薬を飲んだか、飲み忘れたかということも気になられています。
そんな時に介護士はきちんと日々の薬の管理をすることが大事です。
認知症の方もいらっしゃいます。
毎日決まっている薬を飲んでいただくことで身体の調子を崩すことなく過ごしていただくことが出来ます。
そんな時に大事なのがこの薬で調子が良いか何か変化があるかと問うのも大事です。
認知症の方やせん妄の方もおられます。
専門的に勉強した知識を使ってこの年輩の方に注意深く接していくことが必要です。
患者さんのどうしたいにこたえることがいつも大事になってきます。
薬の飲み合わせもあるので病院できちんとお薬手帳を持っておられるのでそれを処方される前に提出をして、薬局の方に目を通していただくことも大事です。
介護のシーンはそれぞれの患者さんの家の事情によって変わってきます。
家々の御家族の思いがあります。
この病院、施設にお願いすると安心すると思われる良い施設、病院だということになればご家族も信頼を寄せてくれると思います。
介護士一人一人の思いで病院、施設は成り立っているといってもいいと思います。
なので介護者の患者さんにそ対する思いが、ご家族の思いに反映されていきます。
少し例を挙げますと、介護施設を利用されている母はこの施設に行くのを楽しみにしているということを聞きます。
今まで家にいて、どこも出ないタイプの母でしたがということでしたが、初めは行くのを嫌がっていました。
そこで娘さんは母に行ってみたらと声掛けをしてみていくことになりました。
でも初めは話ができなかったのに、いつしか、その通所の介護施設で使う靴を買いに行くということで母は張り切っていました。
靴を買いに行くから車に乗せてもらいたい買い物に行きたいというのです。
そのことにびっくりした娘さん。
そこで母はこれを買わないといけないと認知が少しある母がそうやって言い出したということで娘さんはとても驚いたということで、身支度をするというのがこの外へ出るということを外出介助する娘さんは通所をすることで社会性が戻ってきた母の変化を嬉しく思うということをお話されています。
介護する側される側の思いがいつも同じではないですが、QOLを高まっていくことはとても介護する側も嬉しいです。

④介護シーンは様々で、その時にあった介護の仕方が求められる時代。

この介護は今と昔とでも変化し続けています。
そこで今の時代にあった介護が必要です。
なのでしっかりと介護の勉強も続けていくことが介護する側にも求められています。
介護士は現場を把握することも大事ですし、この介護の現場での問題と向き合っていくことも求められます。
介護士の資質も求められています。
なので分からないことがあればきちんとその時々にそのままにしておかずベテランの介護士に報告をおこたらず、相談をして話しあっていき、問題解決していくことも大事です。
介護士もいつも同じ状態ではなく悩みもあります。
患者さんの身になって傾聴の思いをいつも維持し続けていけるように介護士も心身も鍛えて健やかにいなければならないと感じています。
介護士が病気ではもともこうもないのでそこは大事な介護士としての資質が問われます。
そんな中で患者さんのありがとうが介護士のやる気の源だともいえますし、傾聴の姿勢は初心に戻る合図ともいえる言葉だと思っています。

まとめ

介護の現場は人の数だけの介護の仕方があると言えると思います。なのでこの介護現場での患者さんへの寄り添い方が重要だと考えています。何を求めているかを察知していける介護力を身に着けることが大事だと思いますし、まずは患者さんの気持ちに寄り添って日々対応していき、信頼を得ることで介護者自身の自信にもつながっていくと思います。

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