皆様方は何を基準にいい職場・ダメな職場だと判断されていますでしょうか。
現在理学療法士として働いている私の経験を交えて解説していきます。これにより、少しでも皆様方の就職や転職の参考にしていただけたら幸いです。
第1章:そもそも医療職とは
まず、医療従事者とは、主に病院・クリニック・介護老人保健施設またはその他の場所において様々な職種と連携ととり、治療やケアに当たる事により患者中心の医療を実現させようとする職種です。医療職には、医師・看護師・管理栄養士・臨床検査技師・診療放射線技師・理学療法士・言語聴覚士・作業療法士・介護士など様々な職種が存在します。私は現在、理学療法士の仕事をしており、介護老人保健施設にて勤務しています。病院やクリニック等での業務をした経験はありませんが、専門学生時代の実習の経験や先輩・友人から聞く情報をもとに様々なジャンルの職場についても述べていきます。
第2章:100%完璧な職場なんて存在しない
第2章では、100%完璧な職場なんて存在しないというテーマをもとに話していきたいと思います。皆様方はまず何をもとに良い職場・ダメな職場と捉えているでしょうか。
労働時間・給与・職場の人間関係や雰囲気・やりたいことや勉強したい分野があるかないかなど探せばたくさんあるかと思います。
結論から述べますと、第2章のテーマの通りあなたが思い浮かべる最高の職場はまず存在しないことを理解しましょう。
なぜなら、人間という生き物は必ずしも「欲」というのもがあり、1番求めていたことが手に入るとまた次に別のことを要求したくなるからです。
皆様方にも心のどこかではあると思うので1度心の自分と話してみてはいかがでしょうか。何事にも100%は存在しませんが、100%に近づけるような努力は誰しもできると思いますし、可能かと思います。しかし、それはあなた方1人1人が何を求めているのか、また何は捨てても良いのかを自身で分析し順番を決める必要があります。例を挙げるとして、私が職場に1番求めていたのは人間関係です。なぜなら、私自身は元から目上の方々とのコミュニケーションを図るのがとても苦手で、必要以上にビビってしまい適切な関係を構築するのが大の苦手でした。また、大勢いるような場所が苦手でしたのでなるべく少人数の職場を探していました。その時に、たまたま現在の職場に勤務していた仲良くさせていただいている先輩がどんなふうに仕事をしているのか、職場の雰囲気はどんな雰囲気なのかなど聞かせていただくと自分の職場に対して求めていることがマッチし、その先輩のいる職場で現在勤務させていただいています。
私が求めていたのは上記の2つであり、現在も楽しく仕事をすることが出来ています。ただ、どうしてもこの仕事は人対人の職業であり、仲がいい人もいればなかなか自分と合わない人もいます。仕事上どうしてもコミュニケーションを取る必要がある為、最低限のコミュニケーションを取らなければなりません。それはどこの職場でも同じことが言えます。その為、私がどのように苦手な人とのかコミュニケーションを図るようになったのかを第3章で述べようと思います。私ごとの例がだいぶ長くなってしまいましたが、皆様がまず何を1番その職場に求めているのか、またそれ以外に何を求めているのかを紙などにリストアップし順位を書いてみることをお勧めします。逆にその職場で求めていないことや捨ててもいいことも同じように紙に書いてリストアップしてみましょう。すると、その次に何をするべきかが少しづつ見えてくるかもしれません。
第3章:職場探しの前に自分磨き
第3章では職場探しの前に自分磨きというテーマのもと話していきます。そもそもなんで医療職の職場についての記事なのに、自分磨きというテーマを作ったかというとどんな職場においても自分の中の柱がないと、自分を見失ってしまうからです。
そこで私がとった行動について述べていきます。まず最初にとった行動は、自分が苦手な人との関係性の構築ができるように教養本を読んだことです。医療職にとって避けては通れないことであり、大半の人が悩みのタネの1つであると私は思います。私自身もとても悩みでありました。
学生の頃は特にそうでしたが、実習の時に理学療法士の先生方や患者様、その家族様や他職種などどのようにコミュニケーションを図ればいいかわからず、ただ硬直し時間が経つにつれて関係性が悪化してしまった経験があります。
それにより、その実習先の先生方や学校の先生方にも怒られる日々が続いていて何度も逃げ出したくなることがありました、それでもなんとか実習はクリアできたものの、評価は最低ランクでした。その後、このままでは就職しても同じことの繰り返しだと思い、インターネットで人間関係の構築法やコミュニケーションの上達法など毎日のように検索していました。
その時はなんとなく頭の中では理解しても現実はそう変わりませんでした。そこでどうしようかと思っていた時に、テレビでメンタリストdaigoが出ていたのをみました。私はメンタリストdaigoが元々好きで、この人のように人間の心理などが読めるようになりたいなと思っていました。
そこでこの人の本を読みたいと思い10数冊購入して読み漁りました。そこで分かったことが、人は他人にそこまで興味はないということです。このことが分かったことにより自分がどれだけ自分のことを無意識に制限してしまっていたのがわかりました。また、GACKTも私が好きで憧れていた人物であり、その人の出版した本を読んでみると人は行動しないと何にも変わらない生き物であることも知りました。つまり、何が言いたいかというと、苦手な人とは好きな人よりも積極的にコミュニケーションを図ることが大切だということです。これに気づけた私は苦手な人とコミュニケーションを取るようにし、その人のことを誰よりも知ろうと努力しました。それにより、私が持っていない感性や意見などを吸収することが出来、驚くことに気がつけば関係性が良好に慣れていたことです。これは単純接触効果といい、その人と接することが増えるとともに関係性の構築をより円滑にできるということです。今でもびっくりしていることでありますが、このことを気づけて行動したことにより人間関係に悩むことが激減しました。どんな職場でも苦手な人は必ずいますが、自分が変われば人も変わるので、これを読んでいる医療職の皆様も自分のやり方でも大丈夫なので、行動することをお勧めします。
第4章:働く場所の選び方
第4章では働く場所のメリット・デメリットというテーマのもと話していきます。医療職には様々な職場があります。病院やクリニック、介護老人保健施設などが主となってくると思います。
前章では職場選びの優先順位を考えてリストアップすることを推奨しました。例えば、働く場所は絶対病院がいいとかその人にとって様々だと思います。そこで、各職場先での選び方について解説していきます。
まず、病院は新人の方が就職するには一番いい環境であると思います。なぜなら、一般的には新人育成の環境が整っており、勉強するには一番最適かと思うからです。
また、転職するにもいい環境とも言えます。次にクリニックです。クリニックは病院とは異なり、外来の患者様がメインであり、どの職種も早期に結果が出せないと患者数が減少してしまいますし、評価も下がってしまいます。その為、シビアな環境であり経験がある人向けである為、厳しい環境で仕事がしたいという人が転職するには最適かと思います。
また、私の身の回りの人からもとてもやりがいを感じるというように聞いています。最後に、介護老人保健施設です。私自身が新人の時から働いている場所でもありますが、ここは患者様やその家族様、医療スタッフとのコミュニケーション能力をより問われている環境ではないかと思います。その為、その人の心情を組み取り適切な声かけができる人が望ましい環境ではないかと思います。私自身もまだまだ出来ているうちに入りませんが、とてもやりがいを感じるいい環境かと思います。?その為、転職して働くのにもとてもいい環境です。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。最終的に私が皆様方にお伝えしたいことは100%の職場なんて存在しないこと、その職場に求めることを紙に書いて順序を自分の中で構築することです。それにより、自然と自分がやりたいことや行きたい職場が少しづつ見えてくるのではないかと思います。ぜひ、参考にしてみてください。
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