ママさん看護師って大変!?仕事も子育ても楽しむコツとは。

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#1083 2020/05/22UP
ママさん看護師って大変!?仕事も子育ても楽しむコツとは。
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子育てしながら、仕事をするって難しい、大変だと不安を抱えている看護師は多いのではないでしょうか。働く場所の選び方や社会資源を上手く使うことで、不安が解消されて、子育ても仕事も楽しくなるコツをおしらせします。

病棟看護師として、フルタイムで働きながら第2子を出産しました。
8ヶ月の育休を得て、職場復帰し、現在第3子、育休中です。フルタイム病棟看護師として働きながら、2回の妊娠、出産を通して、経験したことで得た「ちょっとでも楽に、楽しく」子育てできるコツや方法をお伝えします。

1,院内保育園はあったほうが断然いい。
2,年休だけでは足りない?!子どもの介護休暇は?
3,選べないけど・・・上司って大切。
4,ママさん看護師は知恵袋。
5,何が本当に大切なの
6,小さなママを育てる方法

*院内保育園について

職場復帰後は、保育園に子どもを預けることになると思います。地域の保育園を利用する場合に気をつけなければならないのが、日曜日や祝日など、お休みのときです。
ほとんどの保育園は日曜日、祝日は休園のため、子どもが預けられなくなります。看護師のシフトは、土日祝日関係なく組まれるため、希望通りに休めるとは限りません。そのときに便利なのが、院内保育園です。
私の病院では隔週の日曜日、祝日も預かってもらえます。夜勤のときは、一緒に出勤し、子どもは夕食を食べ、簡単に身体を拭いてもらい、就寝。朝、仕事の後、一緒に帰宅。もしくは夕方まで預かってもらえるので、仮眠と家事をしたあと、迎えに行くこともできます。
それぞれの施設によって、夜勤日が決められた曜日だったり、預かってもらえる時間も違うので、確認が必要です。もちろんパパの送り迎えも可能です。

院内保育園に在籍しているのは、基本的に3才以下の乳児が多く、年齢があがるにつれ、同年代が減っていきます。
理由は2つ。
1つ目は、園庭がないこと。
2つ目は、待機している保育園に入園できたから。
院内保育園には、園庭がないことが多いため、2才を過ぎると手狭になってきます。特にいい天気の日には外の安全な場所で走り回りたくなるけれど、院内保育園ではできません。
そのため、1才頃から希望の、地域の保育園に願書を出しておいて、空きが出次第、退園していきます。
ただお休みの日など預かってもらえるよう、院内保育園に在籍しておくことをおすすめします。

園の給食は、病院食と一緒です。子ども向けメニューでないこともありますが、健康的でアレルギーにもしっかり対応しています。患者さんに配膳しながら、今日子どもたちが食べているものも確認出来るなんてこともできて、子どもを近くに感じられるのも気に入っています。

年代や施設にもよりますが、私の病院の院内保育園は、少人数なため、手厚い保育をしてくれます。寂しい思いをさせていることへの後ろめたさを、少しでも先生たちの愛情が打ち消してくれているのように感じます。

子どもの体調不良は、突然やってきます。そんなときも、すぐにかけつけられます。また忙しくてすぐにはお迎えに行けないときは、ちょっと様子を見に行って、先生と相談してぎりぎりまで預かってもらったこともあります。小児科がある病院ではすぐに看てもらえるので安心。先生たちも状況を分かってくれているので、柔軟に対応してくれます。

第2子出産後、8ヶ月で復職したため、1才になるまで昼食後に授乳に行くことができました。そのときに様子をみることができ、安心して仕事に集中出来ました。

*介護休暇について

私の病院では、年休以外に子どもの介護休暇があります。年休だけではすぐに消化してしまうかもしれないことも考慮し、まずは特権である、介護休暇ををフルに消化し、足りなくなったら年休を消化し始めています。一旦体調を崩すとなかなか回復してくれない、ついには自分にもうつされて、体調不良なんてことも。就職時にはそのような制度ががあるか確認しておくと安心です。

*上司について

当たり前ですが、子育て経験のある上司だと、状況を理解してくれやすいですね。シフトを組むときに、さまざまなリクエストをしなければならないため、上司と日頃からコミュニケーションをとっておきましょう。家族の状況などを時折、話しておくと、「前にも言ったのですが・・・」と自分の希望を切り出しやすいです。以前子育て経験のない上司から「夜勤をするのは当たり前でしょ」と言われたことがあります。なかなか理解が得られない場合に、自分にとって何が優先なのか、考えるいい機会なのかもしれません。

*ママさん看護師について

子育ての大変さを理解してくれるママさん看護師は強い味方。私がここまで頑張ってこられたのも、彼女たちの支えによるところが大きいです。
学校や保育園からの急な呼び出しにも、協力的に送り出してくれる雰囲気は、ママさん看護師たちが作ってくれます。理解のある雰囲気は独身や子どものいない看護師たちにも、伝染し、心地よく仕事をカバーしてくれるようになります。
昼食時にママさん看護師から得る情報は、とても役に立ち、子育てアドバイスもしてくれます。子どもや旦那様の愚痴も聞いてくれ、精神的な支えになっています。

*仕事とは、キャリアとは

仕事を続けるに当たって、家族にとって、自分にとって何が一番大切なのか、をきちんと問いかける必要があります。
ただなんとなくだと、子育てと仕事に対し、中途半端で疲れてしまいます。私自身第2子出産後、朝4時に起きて、洗濯、掃除、お弁当作りをしていました。何で仕事を続けているのかしら、と何度自問自答したことでしょう。
それを支えてくれたのは、旦那さま始め、近くに住む両親、保育園の先生、上司、同僚です。
みんなの理解があると、どんなにつらいことでもきっと乗り越えられます。ただ状況は不変ではありません。旦那さまの仕事の状況、子どもの進学など変化が出たときには、今までのようにはいきません。
上の子が小学校に入学してから、宿題や習い事で、より子どもへの働きかけが必要になりました。習い事の送迎のため、近くに住む両親にお願いすることが増えました。
状況によっては、働き方を変えてもいいかもしれません。パートタイムを選ぶ人、定時で帰宅できる病院や病棟を選ぶ人、訪問看護など働く場所を変える人など、さまざまなママさん看護師に出会いました。

*子どもたちについて

もちろん子どもたちも重要な戦力です。できるところは自分で出来るように、小さな頃から、教えていくことで、ママの負担を減らすことができます。
我が家では、率先してお手伝いや自分の支度をしてもらうために、マグネットボードにやることリストを作って、できたら裏返すことをしています。マグネットの裏には子どもたちの好きなシールや絵を書き、コメントも入れています。

また母親の仕事を理解してもらうことも大切です。どこで、何をしているか、きちんと話をしています。毎日、子どもたちに学校や園での出来事を聞くのですが、そのときに「ママは、今日痛い痛いしている人にバンドエイド張ってあげたよ」などと自分がしたことを簡単に話します。
また子どもたちには、勉強やお友達と遊ぶことはママと同じようにお仕事だ、と教えています。子どもも「仕事」をしていると認識することで、お互いに頑張ろうと励まし合える関係性がが出来ます。
以前第2子が「私、ママになりたいな。そしたらママのお手伝いが出来るから」といってくれたことがあります。忙しくしている姿を隠す必要はありません。「一緒に頑張る」と一緒に成長していくことが出来れば、きっと楽しい子育てが出来ると思います。

常に子どもと一緒にいられないからこそ、一緒に寝られるときや過ごせるときは少しの時間でいいので、スキンシップをとったり、濃厚に関わってください。

まとめ

経験談も踏まえたお話、いかがだったでしょうか。子育てしながら、フルタイムで仕事をすることは、ママにとっても、子どもにとっても大きな挑戦です。周りの環境を整え、理解を得て、子どもにも協力してもらうことで、少しでも負担を軽減することができます。私は仕事をすることで、生活のめりはりがつき、子どもを迎えに行ったときの愛おしさが倍増します。みんなが笑顔に過ごすために、工夫し、楽しい子育てをしましょう。

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