精神障害者居宅福祉事業所の就職考える~現在求められている精神障害者への支援~

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#1066 2020/05/05UP
精神障害者居宅福祉事業所の就職考える~現在求められている精神障害者への支援~
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介護や看護、福祉系のお仕事への就職をお考えの方はたくさんいると思います。介護、看護、福祉というと高齢者や身体障害者、知的障害者への支援を思い浮かべることが多いと思います。 今回伝えたいのは精神障害者の居宅訪問支援(精神障害者ホームヘルパー)のお話です。

現代日本社会、ストレス社会などいわれています。その中でも、最近よくニュースなどで話題になっている、精神障害を抱える方たちの支援にスポットを当てていきたいです。

 

精神障害者や精神に病を抱えるひとたちがどんどん増えています。

学校を卒業した後、就職しても周囲の同僚や人間関係でつまずいてしまったり、仕事で追い込まれてしまったり。 パワハラやモラハラ、セクハラという言葉も最近よく聞きます。あとブラック企業!! 転職や就職するっていうときになると、ブラック企業はできるだけ避けたいと思うのはほぼ全員だと思います。 運悪くブラック企業に就職してしまい、メンタルが病んでしまうというひとは後を絶ちません。 そうなると、ドロップアウトしてしまい、なかなか次の就業先にも恵まれない方たちは、やがて、ひきこもりやニートになってしまうケースも多いです。同時に、精神の病気になってしまうというひともたくさんいます。

また学校を卒業したひとだけでなく、現在就学中の学生さんたちも精神的にとても辛いと感じているひとは多いです。

シンプルに思いつくのはいじめ被害などです。 他にも進学にプレッシャーを感じて、メンタルに負担抱えるひとや、いじめまでいかなくても学校の友達の人間関係に悩んだり、学校の先生がどうしても生理的に合わなかったり、など理由は百人いれば百通り。 いくらだってそのひとのぶんだけ精神を病んでしまう理由はあります。 学校での人間関係でいえば、現代の中高生ではスマホをつかったSNSがとても浸透しています。 ラインなど代表格みたいなものですね。 グループチャットのなかで仲間外れにされたり、裏のグループチャットがあったり、SNSやネット上の掲示板などで自分の悪口を書かれていたりなど、学生は学生でとてもメンタルが消耗する機会が溢れていると思います。

他にもよくあるケースが「わからないまま大人になってしまった障害者」です。

軽度の知的障害や自閉症スペクトラム、発達障害など抱えているひとなどです。 学生のうちはちょっと天然だったとか、ちょっと変り者だったとか、怒りっぽい、仲間ハズレにしていないのにいつも独りでいる、空気読めないひとなど、そんな子たちがやがて大人になり就職して職場でのズレだったり、結婚して、掃除ができないとか料理ができないとか、社会とのギャップを目の当たりにしてしまう場合です。

会社や仕事でどうしてもうまくいかなかったり、結婚した相手とケンカが絶えなかったり、精神が疲弊しつかれて、退職を余儀せざるえなかったり、離婚せざるえなかったり、そのような事例もたくさんあります。

そういう精神に病気や障害を抱えるようになって、孤立して、引きこもりになったり、日常生活が困難になったり、不安を抱えたまま生活していかなければならない方たちがものすごくいるのです。 そこで、今回、スポットを当てていきたいのが、精神障害者ヘルパーです。 正確には障害を持った方のところに居宅に訪問する支援員や介護員のひとです。 普段は高齢者や知的障害者、身体障害者をお世話してくれるホームヘルパーさんが 精神障害者の方のところへきて、掃除や料理、お買い物を手伝ってくれる。そういうイメージです。

私自身が精神障害者ヘルパーとして仕事しています。

私の会社の目標は、「利用者さんの孤立を防ぐ」「ひとりで抱え込むようなひとをつくらない」です。 ここでいう利用者とは精神障害を抱える方たちのことです。 掃除のお手伝いや一緒に買い物に行ったり、料理をして利用者さんに提供するのがホームヘルパーの仕事ですが、精神障害を抱える方たちにはそういう「仕事」はきっかけにしかすぎません。 本当の目的は、掃除や買い物、料理を作って食べてもらう。その過程で、利用者さんと一緒に過ごすことで会話がうまれたり、つながりを持ったり、暗い表情だった利用者さんが少しずつ明るい表情を取り戻していったり。そういうことが重要なのです。 社会との接点をどんどん閉鎖していってしまうのが精神障害者のひとたちの特徴です。だんだん社会と隔絶してしまいます。そして孤立してしまいます。 そういうときにヘルパーさんがやってきて、一緒に家事や料理をして、時には一緒に買い物にいったりして、 お話をしたり、悩み相談などで、ひととひとの関わりを持っていきながら、社会との隔絶だったり利用者さんの孤立を防ぐのです。 精神病を抱えるひとたちはたくさんいます。うつ病や統合失調症、外に出ることが怖い、また社会にでてもどうしても上手くやっていけない、ニートや引きこもりになってしまう。 そのようなケースはもう珍しくありません。介護や看護、福祉の就職を目指しているひとたち。こういう精神障害を抱えるひとたちの支えになる仕事に魅力を持ってもらいたいです。

精神障害者ヘルパー(居宅介護支援員)は慢性的な人手不足です。

とても社会的にも意義を感じる仕事だと、私は思っています。 また現代の利用者さんのニーズに合った、また世の中に必要とされている 仕事のひとつだと思います。 さて、いままではどちらかというと、精神障害者ヘルパーのキレイな部分をお話してきました。もちろん、キレイな話だけではありません。 と、いうのも、利用者さんの個性が強い場合が多くて、結構、難しい利用者さんもたくさんおられるという部分もあります。 なかなか社会に打ち解けていけないだけあって、それだけ利用者さんには個性があります。 また、自閉症スペクトラムの方や軽度の知的障害(障害がわからないまま大人になってしまったひとたちなど)の方たちも含めて、普通に居宅訪問してお仕事をしているとビックリしてしまうようなことを言ってきたり、行動されたり、とんでもないお考えを打ち明けてきたりする場合も多々あります。 そのような場合もしっかりと、利用者さんの想いを受け止め、またマイルドに傾聴してお話しを聞いてあげて、利用者さんに寄り添うことが大切です。 (さすがに犯罪行為におよぼうと思っている利用者さんは止めましょう!!) またさらに厳しい話ですが、精神障害を抱える利用者さんとコミュニケーションが上手くいかず、利用者さんを怒らせてしまった場合です。 正直、身の危険を感じることもあります。 精神に障害を抱えるひとたちの行動や発言、思想、ときには感情をぶつけられたりして、訪問ヘルパーさんは面食らってしまう場合もたくさんあります。それがこの仕事の難しいところではないでしょうか? そういうとき、ヘルパーさんは介護や支援のテクニックよりも人間力が問われます。 会話の切りかえし、行動の立ち振る舞いなど、頭で考えて、柔軟な次のアクションが重要です。 いまままで、精神障害者ヘルパーの社会的な意義や仕事の魅力、逆に難しさなどもお話してきましたが、この仕事は社会にとってとても重要で、世の中に絶対に必要な、現代の日本社会にとって、なくてはならない、社会的に意味のある正義の仕事だと筆者は確信しています。

そう思わせてくれたのは、神奈川県川崎市のカリタスの事件や、京都アニメーションの放火事件や元農水事務次官長男殺害事件などです。

彼らに寄り添う精神障害者ヘルパーが居たらどうでしょう? このような事件は起きなかったように思います。 事件の渦中の被疑者や、殺されてしまった元事務次官の長男。 そんな彼らは社会を拒絶して、隔絶されて、孤独になって、耐えきれなくなって 事件を起こしてしまったのだと思います。 もし、彼らのところに週1回、もしくは2回でも、ホームヘルパーさんが来て お話を聞いてあげながら、お掃除を一緒にしたり、一緒にお散歩したり、料理を提供してもらったりしたら・・・ 彼らも時間はかかるかもしれませんが、少しずつ社会との接点を持ち、隔絶や孤独から抜け出せて、無茶苦茶な事件を起こさなかったかもしれません。 そう思うとき、私はとても精神障害者ヘルパーの社会的な意義がとても深いこと感じます。そして、自分のやっていることは正義だと、確信します。 精神病、ニート、引きこもりなどが現代社会の抱える問題のひとつです。 居宅のホームヘルパーという小さな存在ですが、その意義や正義はとてつもないことだと思います。 そのような精神障害をケアするヘルパーさんが慢性的な人員不足です。 なり手が少ないです。 また精神障害者ヘルパーという認知度もぜんぜん足りてないですし、精神障害を抱えるひとたちに訪問するヘルパーをつけるということに スポットが当たることも少ないです。 ですが、社会にとって必要な仕事です。看護、介護、福祉の仕事のひとつにくくられます。 もっとこの仕事の魅力や意義についてお話して、ああ、こんな福祉の事業に携わってみたいな、このような仕事をやってみたいな、自分も活躍したいな!そんな気持ちを持ってもらって、精神障害者の居宅福祉事業の就職に興味を持ってもらえると願い、お話をしました。

まとめ

いかがだったでしょうか? 介護や看護、福祉の仕事に就くというと、高齢者や身体障碍者、知的障害者などの支援を思い浮かべるとと思いますが、今回は精神障害を抱えるひとたちのケアについて考えてみました。 社会でインパクトがある事件を思い浮かべると、精神障害を抱えるひとたちの支援はとても社会的意義を感じます。ぜひそのような仕事に関心を寄せて考えてみてください。 で、やってみたいな、と思ったら、精神障害を抱えるひとたちの支援をする仕事に就職してみてください。

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