医療福祉系(介護施設)への就職・転職の際、「介護資格を持ってないから不利だ…」と思っていませんか?
もちろん介護資格を持っているに越したことはないですが、介護資格を持っていなくても面接で受かりやすくなるポイントはあります。
今回は介護資格の有無に関係なく受かりやすくなるポイントをご紹介します。
【1.時間に縛りがない】
勤務時間は介護施設によって異なりますが、基本的に8時~17時などの毎日同じ勤務時間と、早番・遅番・夜勤の3交代制の2パターンが多いです。
毎日同じ勤務時間の介護施設の場合、毎日同じ時間に仕事が始まり、18時以降の勤務が基本的にないことから働きやすく就職・転職の際に既婚者の方に人気があり、人手不足もそれほど深刻ではありません。
ですが早番・遅番・夜勤の3交代制の介護施設の場合拘束される時間も長く、不規則な勤務体制ということもあって常に人手不足の状態です。
人手不足を少しでも軽減するために稀に早番・遅番・夜勤に関係なく特別枠として午前中のみの勤務や10時~14時までの勤務など、働く人に合わせた勤務時間を設けている介護施設もあります。
ですが介護施設からするとこれは人手不足の軽減にはなるものの、本当にほしい時間帯は早番・遅番・夜勤の全ての勤務ができる人材です。
そのため資格を持っている人でも、「早番だけをやりたい」「10時~14時で働きたい」という人は面接で落とされやすいです。
“無資格でもOK“などと求人に記載している介護施設の場合、資格の有無に関係なく全ての勤務をこなせる人は受かる可能性が非常に高くなります。
【2.自動車免許を持っている】
介護の仕事は基本的に24時間365日休みのない場所です。
デイサービスやリハビリ施設であれば“毎週日曜日が休み“となっていたり、台風や雪などの危険な天候の有無によって急遽お休みになることもあります。
ですが特別養護老人ホームや老人保健施設、ショートステイやケアハウスなどとなると24時間利用者さんが施設を利用しています。
そうなると台風や雪などの危険な天候に関係なく勤務日は出勤しなくてはなりません。
介護施設から徒歩圏内に自宅がある人であれば特に問題はありませんが、自動車免許を持っていなく電車やバスで通勤している人は危険な天候の場合出勤することが難しくなります。
自動車であれば運転をするのは自分なので「今日は台風で行けません」「今日は雪で電車が動かないので行けません」ということがありません。
24時間365日休みのない介護施設からすると徒歩圏内もしくは自動車免許を持っていて、どんな天候や状態でも必ず出勤できる人材を欲します。
介護職員は利用者さんの日常の身の回りのお世話が主な仕事なのに、天候などに左右されて出勤できず休むしかない人材は必要ないのです。
もちろん24時間365日休みのない特別養護老人ホームや老人保健施設などだけではなく、デイサービスやリハビリ施設でも自動車免許を持っている人は面接で受かる可能性が高くなります。
その理由としてはデイサービスやリハビリ施設では介護職員が利用者さんの送迎をしたり、レクリエーションなどでのお出かけやイベントで車を運転しなくてはならないことがあるからです。
もちろん送迎専用の職員を雇っている施設もあります。
そうなると利用者さんの送迎やイベント等での車の運転をする機会はほとんどありませんが、デイサービスやリハビリ施設などであっても自動車の免許を持っている人の方が受かりやすくなります。
ちなみに介護施設で勤務すると夕方以降に行われる会議や勉強会、買い出しがあったり、ホテルなどを借りて忘年会や新年会などを行うことが年に何度もあります。
普段の通勤では何一つ不自由に感じていなくても、こうしたイベントや夕方以降の出勤や帰宅となると自動車がないとかなり不便に感じ、バスや電車などが通っていない場所に行く際に自動車免許を持っていないことを不自由だと感じます。
介護資格を持っていても自動車免許の有無によって受からないこともあります。
なので、求人に“自動車免許必須“などと記載されていなくても介護施設への就職・転職をする前やしている最中に自動車免許の取得をしておくことをオススメします。
【3.明るくて清潔】
介護資格を持っていてもボソボソと小さな声で喋る人やほとんど笑わない人、少しでも不潔な要素がある人は面接で落とされてしまいがちです。
介護施設によって重視する点は多少異なりますが、大きく分けて2パターンあります。
1つ目は“資格重視“の介護施設です。
資格重視の介護施設の場合求人に“資格保有者優遇“などと記載していることが多いですが、こうした記載を見て介護資格保有者は「資格を持っているからここにしよう!」「資格を持ってるから落ちないだろう!」という安易な考えで応募してしまいがちです。
ですがこうした介護施設は資格保有者優遇と記載しながらも面接時に人柄もチェックしています。
もっと分かりやすく言えば優秀な人材を選んでいるというわけです。
例えば介護資格を持っていると言っても介護職員初任者研修を持っている人と介護福祉士を持っている人では介護福祉士を持っている人材の方が優秀です。
ですが介護福祉士の資格を持っている人は爪が伸び、ほとんど笑わない人と、介護職員初任者研修の資格を持っている人は爪が短く愛想の良い明るい人だった場合介護施設が側は後者を採用します。
介護資格を重視しつつ人柄で採用の有無を決めるということです。
そして2つ目は“人柄重視“の介護施設です。
人柄重視の介護施設では“人柄重視“や“無資格OK“と求人に記載していることが非常に多いです。
そのため無資格の人でも応募しやすく、「介護の仕事に興味があるから応募しよう!」「この位なら無資格の自分でもできそう!」という安易な考えで応募してしまいがちです。
もちろん資格重視の介護施設に比べて人柄重視の介護施設の方が正直受かりやすいです。
ですがいくら人柄重視とは言え誰彼構わず採用するというものではありません。
人柄重視の介護施設が最も重視しているのが“明るさ“と“清潔さ“です。
介護施設の利用者は寝たきりの利用者さんや体の不自由な利用者さん、認知症が進行している利用者さんなど様々な方が居ます。
そのため部署によっては少しどんよりとした空気が流れていたり、仕事に追われ過ぎて職員同士が殺伐とした空気の所もあります。
そこに暗い人材を入れてしまうとより活気のない所になってしまったり、空気を悪くしてしまうなんてこともあったり、利用者さんと近距離で接することの多い介護職員が不潔だと利用者さんも良い気持ちにはなれずむしろ不快感を与えてしまうことになります。
なので人柄重視の介護施設では周りを笑顔にできるような明るい人材や、利用者さんに不快感を与えない清潔な人材を欲しているのです。
資格重視の介護施設でも人柄重視の介護施設でも、就職や転職に関係なく明るさと清潔さが重視されるということです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
医療福祉系(介護施設)への就職・転職では「そんなところが関係していたの?」「そこを見ているの?」とびっくりしてしまうような箇所を面接時に見られていたりします。
もちろん介護資格保有者の方が少し優遇されたり、介護経験者の方が少し優遇されやすいですが、介護資格無資格者や介護経験がない場合でも受かりやすいポイントがあれば受かる可能性が高くなります。
医療福祉系(介護施設)への就職・転職の際に是非参考にしてみてください。
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