日々の育児にお仕事お疲れ様です。育児をしながらの仕事って想像以上に大変ですよね。子どもが小さいうちは風邪が絶えずいつ保育園からの呼び出しがくるかとヒヤヒヤしながら勤務したり、お迎えの時間に間に合うかなど気になることがたくさん。そんな頑張るママさんやこれからママさんになる看護師の方たちに少しでも楽しく育児と両立して仕事が続けていけるようお伝えしていきます。
【ママさんナースはどうして大変?】
看護師はそれだけで大変なイメージがあります。その上育児までついてきたらどう考えても大変です。
私は子育てをしながら大学病院で病棟看護師として勤務をしていました。もともと好きで看護師になったので病棟で仕事していたのは大変ではありましたがやりがいもあり楽しかったです。しかし、あまりの激務で育児との両立が図れず現在は退職しクリニックでの勤務をしています。
なぜ、大学病院での勤務を続けられなかったのか考えたとき一番の要因はなんといっても残業の多さでした。時短勤務を申請していましたが、業務が時間内に終わるはずもなくほとんど毎日30分から1時間の残業を当たり前のようにこなしていました。残業があるとお迎えに行くのも遅くなってしまい子どももさみしさからか保育園への登園を拒否するようになってきました。また、私自身も疲労から帰宅後はへとへとで子どもと真剣に向き合うことができずにいました。私の体験から育児をしながら看護師をすることは自分だけでなく、子どもにも負担をかけていると感じました。また、体力的にも精神的にもかなりのストレスがかかります。
【どうしたら続けられる?その方法を考察してみた】
では、どうしたら育児をしながら看護師として働いていけるのかその方法を考察していきたいと思います。
まずは今勤務している職場でどうしたら継続して働けるのかを考えることが大切です。業務量の少ない職場に転職をするのも有効な手ではありますが、転職活動をするのも一苦労です。また、環境が変わることでのストレスもあります。なのでまずは、現状で改善すべき点があるかを検討していきます。
私は大学病院の病棟にて勤務をしていました。出産前から働いていたということもありスタッフとの関係も良好で働きやすい環境ではありました。しかし、大学病院の病棟勤務をなめたらいけません。日々、急患は来るは検査や治療の嵐だわで落ち着く暇もありません。その中で残業を減らすには業務量を減らすことが一番のポイントになってきます。業務量を減らす方法として以下を考えました。
②受け持ち患者のケア度を軽くしてもらう
③受け持ち患者を持たず、ケア担当として働く
④外来へ異動願いを出す
④が一番残業を減らすのには最適だと思いましたが、ママさんナースの外来異動希望者も多く異動願いが通るまで時間が掛かるので除外しました。③は受け持ち患者がいなくなることで、カルテを書くという業務が減ります。また、受け持ちがいないので緊急時対応などもサポートとしてのみの介入になるため負担も少なくてすみます。しかし、私は受け持ちがいないことでやりがいの低下につながりケア担当は外させてもらいました。
次に②です。ケア度が低くなるとそれだけやるべき看護が減るため業務量も比例して減っていきます。しかし、急変をするリスクや緊急の検査や処置が追加になるということが考えられます。このような状況になったらいくらケア度が低い患者ばかりを受け持ったとしても残業は免れません。なので私は断然①をおすすめします。少ない受け持ち人数でしたら、緊急対応が増えた場合でも受け持ちが少ないため対応が効きます。
私は7対1看護の病棟に勤務しておりました。その中で、日々の受け持ちを4人にまで抑えてもらっていました。また、受け持ちを付けてもらう際に全介助の方は1人だけ、急変リスクのありそうな患者は受け持たないなどの配慮をしていただいてました。今振り返ってみると、シフトを制作していた先輩や上司には感謝しかありません。このようにして、日々の業務量を減らして働かせてもらっていました。しかし、二人目の出産を経て病棟での勤務が負担となりなくなく転職をいたしました。
【転職をしてみて、ママさんナースが働きやすい職場ってどこ?】
転職活動を通して、ママさんナースはどのような職場が働きやすいのかを考えていきたいと思います。
私は今クリニックで勤務をしております。なぜ、クリニックを選んだかというと一番のポイントは残業がないことでした。何度も申しますが、残業は働くママにとって体力的にも精神的にも負担になります。クリニックは病棟に比べて遥かに残業が少ないです。しかし、欠点もあります。それは、勤務している看護師が限られるため突然の欠勤に対しての代えが効きません。なので、子どもが体調を崩したときの突然の欠勤はなかなか厳しいものがあります。その点、病棟は複数の看護師が所属しているため子どもが体調を崩して急に休むことになっても比較的臨機応変に対応をしてくれます。そういった視点から考えて、クリニックっで勤務していて感じるのは病院の方がn看護師も多く配属しているためなにかあったときに安心だったなと感じます。しかし、業務内容や勤務時間など総合的に考えても日々の生活だけでたくさんのことをこなしクタクタなママさんナースにとってはクリニックの方が心身共に負担が少なく働きやすいのではないかと感じます。
また、私はクリニックが経営している施設への派遣看護師も行っております。施設の看護師は場所にもよるとは思いますが比較的勤務時間が短くて済みます。介護士の方とケアなどを行っていくため身体的な負担も少なく済みます。こういったように、クリニックや病院だけでなく施設や保育園、企業や検診センターなど看護師がはたらける場所はたくさんあります。そして、働き方も常勤や非常勤だけでなく、夜勤専従など様々な形で働くことができるの自分のライフスタイルに合わせて働くことができるのも看護師の魅力の一つだと思います。
まとめ
ママさんナースではたらくのはとても大変なイメージがあったと思いますが、自分のライフスタイルや重視したいことなどを明確にしていくことで自分に合った働き方を見つけていくことができることが伝わりましたでしょうか。育児をしながらの仕事は大変だと思いますが、みなさんが少しでも育児と仕事を楽しく両立していけることを願っております。
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