看護師、保健師として就職するための自己アピールや面接対策

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#947 2020/01/08UP
看護師、保健師として就職するための自己アピールや面接対策
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一言に医療福祉といっても様々な職業があります。私は看護師、保健師の国家免許を取得しています。 やはり、病院や市町村に就職する人が多いと思いますが、自分の希望するところに就職したいと思うのは全ての人だと思います。 そこで、大切になると思われる、自己PRや面接対策を書いて行きたいと思います。

・看護師として就職していくために必要な面接

私は現在ある大学病院に勤務しています。就職したのは大学4年を修了し、新卒として就職しました。もちろん、大学4年生の時に就職活動を行って、希望する病院に就職することができました。私が就職した時期は正直、看護師不足と言われており、だいたいの方が希望する病院に就職できたことを覚えています。しかし、今は違います。今後AIなども医療業界にかなり貢献することが考えられ、その分私たち医療従事者の採用も厳しくなっていると思います。今後知識はAIが賄えますので、私たちに必要なことは人間性やコミュニケーション能力がさらに必要になってくるのではないかと思います。 そこで、まず面接に向けて日頃からコミュニケーション能力を養うことが大切だと思います。コミュニケーション能力は日頃の会話などから一つ一つ考えて発言することで、成長することができると思います。私も人見知りで、正直コミュニケーション能力が高い方の人間ではなかったと思います。しかし、「このままではいけないな」と思い、コミュニケーションに関する文献を読んだり、日頃からかなり意識をしていくことで成長できたのを感じます。 次に医療福祉の関する時事問題を意識することも大事だと思います。 就職の面接では、「最近気になるニュースなどはありますか?」と聞いてくるところがあります。実際に私の面接試験でも同じような質問がありました。そこで今から病院に就職しようと思っているのに、全く医療とは関係ないことを発言するのも、少しずれていると感じます。日頃から医療福祉に関心を持っているんだなと少しでも思ってもらえるような答えを用意することが必要になると思います。そのためにも日頃から時事問題に対して、特に面接前は注目する必要があると思います。 面接の内容として最後にもう一つ大事なものは、やはりアセスメント、そして、それに対して解決策を自分で考えることができるということです。 私の面接の時に「ナースコールがあって患者さんのところに行くと、ある内容で患者さんが怒っている。どのような行動をとりますか?」というちょっと難しい内容の質問をされました。正直私は固まってしまいそうなくらい言葉に詰まりました。それは当然ですよね。面接をしている相手は看護部長や看護副部長、中には病院長までいるような、かなり現場では先輩にあたる方々です。ここで私が何か発言したところで、相手が何を思っているのか怖くなると思います。 しかしこのような質問に対して、自分の意見、アセスメント、解決策を述べることは非常に大切です。この質問は現場に出てからも非常に大切な能力になるからです。今冷静に振り返ると、面接官は面接対象者の現場に出てからの応用力や、それをアセスメントし、意見できる強さを見ているのではないかと思います。正直学生にとってはすごい難しい質問だなとも思いますが、これに答えないと面接には合格になりません。 このような質問に対しては、勉強だけでは答えることができません。日頃の病院実習の中で少しでも経験することが大切です。私は全てがうまくいく病院実習にはあまり意味がないと思っています。私も病院実習で受け持ちをさせていただいた患者さんと、なかなか打ち解けあえない実習がありました。そこで最後には折り紙を使って患者さんとコミュニケーションを図り、大変でしたが実習を乗り切ったことがありました。このようにうまくいかないのであれば、何をすればいいのだろうか、何か解決策はあるのだろうか、患者さんの求めていることは何だろうか、患者さんは何が嫌でこのような結果になっているのであろうかといった様々な考え方をして、現場でしか身につけることができない能力を養うことが大切です。 これが最終的に就職した後の看護実践にも繋がると思います。

・自己PRで大切なこと

自己PRは自分をアピールする最大のチャンスだと思います。面接官は面接の日にその人を初めて見る方もいますし、何回かしか会っていない方も多いです。そのため、過去や自分の長所、短所は全くわからないことが多いです。ならば、自分で作ることができる自己PRを十分に活用することが非常に大切だと思います。 この自己PRで、面接官は「あ、この人はこういった人なんだな」と感じることができます。 でも自己PRが苦手という方も多いと思います。その場合は自分一人で考えなくても大丈夫です。周りにいる友達や親などに聞いて見ることも一つの手だと思います。 自分の思っていることと、周りからの見え方は全く違うと思いますので、意外な部分に気付くことができると思います。 そして長所は、多少大げさでもいいので、思いっきりアピールすることが大切です。自分の強みは思いっきり出していきましょう。 逆に自分の短所もわかっていることも大切です。人間は長所だけではありません。人には必ず短所も存在します。 それを負に考える必要は全くありません。短所を考える際はそれを今後どのように解決していきたいか、現場でそのような短所が出てしまう時には、どうやって行動をするのかまで考えることが大切です。自分が苦手だと感じることは今後努力して行けばいいと思います。短所というものはそのためにあります。医療現場に出た時に必ず周りの先輩がサポートしてくれますので、安心して相手に伝えて大丈夫だと思います。逆に伝えないと、その後大変なことになります。周りの先輩は、この子のこういったところが短所だから、そこを気をつけて指導しようと思うものです。自分から短所を伝えることができれば、相手はすぐにわかりますが、伝えないと短所をわかってもらえず注意されてしまうことがあります。自分の長所、短所は相手に伝えていくといい方向に向いていくことが多いと思いますので、積極的に伝えて表現することが大事だと思います。

まとめ

看護師として、医療現場を見据えながらどのような面接、自己PRをすればいいのかを書いて見ました。看護学生のゴールが就職することではなく、その後の医療現場でどのように活躍していけるかだと思います。面接官もきっと実際の医療現場を踏まえて、考えて面接をしていると思います。相手の意図をきちんと汲み取り、回答していくことが大切だと思います。頑張ってください。

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