一度就職して働いていたものの、何か縁あって看護師を目指される方多いですよね。書いている私自身もそうでした。私の場合はもともと看護師を目指していたので病院へ看護助手として就職していました。看護師という職業は収入も安定しており人気な為看護学校の倍率がとても高くなかなか入るのが難しいです。そこで、今回は社会人から看護師になるには、受験入学前後にやるべき事を書いていきます。
◎看護学生になってからの収入と生活費
まずは、ここがとても不安ですよね。一度社会人として働いておられる方は今の生活を維持できるのか、という事が1番気がかりだと思います。ですが、安心してください方法はいくらでもあります。
・方法1:病院奨学金
これが1番今の生活を保てると思います。看護助手としてその病院に働きながら准看護学校(2年課程)へ通ったり、病院奨学金を実施している病院にもよりますが、働かなくても事前に病院と契約する事により学費を一部、もしくは全額負担してくれたりします。その返済方法も病院によって違います。学校を無事卒業後に契約した病院で学校へ行った年数働くとチャラになったり、無利息で働きながら返したり等様々です。詳しくは「病院奨学金」と調べるといろいろ出てきます。准看護師の場合は実務経験(2019年現在7年)をつむ事によって通信(2年課程)で正看護師を目指す事もできますし、高校を卒業していれば実務経験無しでも正看護師を目指す事ができます。病院奨学金は最近は返さなくても良い病院は減ってきていますが、まだあることはあります。働こうと思っている病院があれば一度調べてみる事をおすすめします。
・方法2:日本学生支援機構、国の教育ローン
返済の必要な奨学金で、銀行等で借りるよりも低金利で借りやすいのは借りやすいです。それでも多額になればやはり負担が大きくなるのであまりオススメはしません。
・方法3:各自治体(都道府県や市町村)の給付や奨学金
これはその団体によって受けられる条件や内容等が変わってきますので現在住まわれている地域のホームページ等を一度調べてみてください。例えば、私は市の福祉より無利息でお金を借りて、資格取得後返済しました。無利息というのがありがたかったですね。こちらもオススメです。
他にも貯金してアルバイトをしながら学生生活を送ったりしている方もいますし、銀行の教育ローン等もあります。あまり借金は…と思う方はやはり働きながらだったり貯金が良いと思いますし、上記を少し組み合わせてなど、方法はいくらでもあります。例えば私の場合であれば、貯金は一切なく病院奨学金と日本学生支援機構と地元の福祉の教育ローン(無金利)を合わせて利用しました。看護師になってから返済開始なので、学業に専念できました。様々な方法があるので自分に合った方法をみつけてみてください。お金の問題で看護師の夢を諦めてほしくないと私は思います。看護師になるルートはたくさんありますし、准看でも資格さえとれば正看護師の学校でも第2学科という形等で現役の3年課程とは別枠で入学もできるので、そっちはあまり倍率も高くなく学校も入りやすいです。通学での准看護師から正看護師のルートのデメリットは通算5年かかるという事ですね。授業の日数も少なく、働きながらという事なのでそこは仕方がないかなと思います。
◎事前に勉強は必要なのか
一度社会を経験していると、事前にある程度調べてから取り組むのが当たり前なっているかと思います。結論としては、もちろんやっている方が良いとは思いますが、その事前学習は本当に合っているのか、根拠に基づいているのか等情報の正確性に欠けていたりするので、手元に教科書が来た時点での事前学習は良いとは思いますが、それ以前の学習はあまりオススメしません。間違った事を覚えてしまった時の修正がややこしいと思われます。看護学校はみんなスタート地点もゴール地点は同じなので安心してください。授業が開始されてからしっかりと予習、復習していれば大丈夫です。参考書等はその本によって書いている事が違ったりするのでちゃんと教科書が届いてから勉強する方が各教科の試験も受かりやすいと思いますし、担当の先生によっては教科書は使わずオリジナルのプリントを作って来られる人もいますので授業が始まってからでも全然遅くないと思います。
◎学生生活と人間関係
一度社会に出てからの学生生活、人間関係や勉強ついていけるかというのも不安がありますね。実際に看護学校にいた社会人の方に多い傾向としては「自分は年上だからしっかりしないと」「社会人だからみんなをリードしないと」と思われている方が多いように感じました。結論としては、そんな事一切思わず現役学生、若しくはその環境に合わせるだけで大丈夫です。無理して社会人感を出さずに、みんな「同じ看護学生一年生」と思う事が自らも楽で、周りも楽だと思います。私自身入学した看護学校は全寮制で周りはみんな年下ではじめはすごい抵抗がありました。しかし、生活しているうちにすぐ馴染むことができました。年齢や経歴が違えど、看護学校に入ると目指すゴールはみんな同じ看護師です。同じ目標に向かっている仲間が集まっているので年齢問わず馴染みやすいと思います。私自身卒業時はみんなと離れるのが寂しくて号泣するくらい楽しく学生生活を送る事ができました。そこまで不安にならなくても大丈夫です。人間関係に不安が強すぎると自ら壁をつくってしまいよけいに孤立してしまいがちになってしまいます。入学直後は気をそらすつもりで勉強に集中すると良いと思います、すると自然に周りと馴染んでいたります。
勉強については本当に自分次第だと思います。今までの勉強しか知らない現役学生と違い、一度社会に出ている方は勉強する事の大切さは分かっている事と思います。社会に出てからだいたいの人が口にする「もっとちゃんと勉強していれば良かった」という事が実践できるのです。授業をしっかり聞き、ちゃんと復習していれば大丈夫です。安心してください。あと、勉強ばかりに固執せず社会に出てからもう一度学生になれるので、せっかくなら充実した学生生活を送っていただきたいと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。私が実際に行なった、経験した訪問看護について書かせていただきました。私が働いていたのは施設であるため、想像されている訪問看護師とはまた違ったイメージがついたかもしれませんが、これもまた訪問看護です。色々な働き方がある看護師ですが、このような施設での訪問看護も勉強になりますので、ぜひ働いてみたいと思っていただける方が増えればと思います。
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