看護業界は「人対人」で働く時間、休暇、労働内容と過酷とされています。1人1人に時間を割くことができ、その患者さんが元気に退院していく時はうれしさも人一倍感じる物です。今の職場を変えて新たな気持ちでリスタートすることも1つの決断になります。ズバリ「自己分析を行い、転職理由と希望条件の優先順位を決めること」が大切になります。中堅・ベテランとされる30代からの転職をイメージしその理由を解説していきます。
どの職業でも言えることですが、看護師の世界でも30代となれば基本的には「中堅・ベテラン」と見られます。もし、学校卒業から20~30代に仕事を続けてきた方ならばベテランの域に達していると言えます。しかし、この世代は結婚・育児などを経てブランクがあるナースも多いのが特徴で、ライフスタイルの変化から転職が頭をよぎるのもこの時期です。
30代のナースが転職する場合の立場や条件、何がネックになるのかなど、まとめました。
看護師は一言で多種多様な仕事があります。
看護職とは、保健師助産師看護師法に基づく、保健師・助産師・看護師・准看護師のことをいい、看護職の仕事は、科学的な知識や技術を用いて、人々の健康を守り、豊かな生活が送れるよう支援をする大切な仕事です。看護職の資格には、4つの資格があります。
本人が望めば「生涯の仕事」につながります。
①保健師
地域に住む赤ちゃんからお年寄りまで、その地域で生活している人たちの健康保持・増進に向けた支援を行い、予防や衛生等の活動を行う仕事です。
健康な人も病気を持っている人も全ての人を対象にしています。
また、各種事業所(企業)・学校などにおいて職員・学童・生徒の健康管理を行う仕事もします。
②助産師
妊娠から出産までの援助を行い、出産時には分娩を介助し、新生児などのケアも行う仕事です。
思春期、更年期など女性の健康全般を支えることも重要な仕事です。助産師は、「助産院」を開業できます。
③看護師
治療を受けながら生活する患者さんの援助を行うのが主な仕事です。
医療チームの一員として、専門的な知識、技術に基づいて患者さんのケアや診療の介助をします。
患者さんと接する時間が多く、患者さんの身体と心の両面をサポートし、他職種との連携を図り、患者さんにとってより良い療養環境をつくります。臨床経験後には、認定看護師、専門看護師などのスペシャリストを目指せます。
④准看護師
病気や怪我で入院してくる人の療養のケア、医師の診療の介助をします。
准看護師も業務内容としては、看護師と同じように患者さんのケアを行いますが、看護師と違い准看護師は、医師・歯科医師又は看護師の指示を受けて業務を行います。
准看護師の仕事をしながら、看護師を目指せます。
最初は希望と持って仕事に打ち込む人が多数いる中でだんだん今の環境に不満を抱くのが30代と言われています。「看護師の転職に、年齢制限はあるの?」、「30歳でも、前半と後半では転職率が違う?」など、転職を検討するにあたって多くの疑問を感じることはありませんか?
そこで、30代看護師の転職におけるメリット・デメリットや、あれば有利になる経験・資格などについてご紹介します。
30~34歳のナースは、職場では一人前の戦力として必要とされている立場にある方が中心になっています。20代から仕事を続けてきた方はもちろん、20代のうちに結婚や出産などのライフサイクルを経験してきた方なら、復職して育児と仕事を同時進行でこなしている人も多いのも事実です。
そして、結婚や出産をこの時期に経験するナースも多くいます。交替勤務などフル回転で仕事をし続けてきた方も、働き方を見直す時期に差し掛かるかもしれません。逆に、さらに精力的に仕事に取り組んで、キャリアアップを見据えた働き方を考え始める方も増える年代と言えます。
30代後半は、一般的には育児がもっとも忙しくなる年代です。そのため、ナースでもいったん離職して子育てに専念する方が少なくありません。もし、他の職種で30代後半まで働き続ければ、かなりのベテランとして扱われるようになっています。しかし、ナースは一般的に勤続年数が長く、まだ中堅世代とみなされることが多い職場でもあります。
そのためナースにとって30代後半とは、このままキャリアアップを目指すか、育児などとの両立を考えて時短・パートに切り替えるかどうか悩む人が多数います。
30代前半と後半での転職率の違いを見てみますと、キャリアアップ・給与アップのための転職が多いため、30代前半のナースが転職率が上昇する傾向にあると言われています。
30代のナースは、個人のライフスタイルや状況次第で転職に至る事情も異なるという特徴があります。そこで、30代のナースの転職におけるメリット・デメリットはどうなのでしょうか。
30代になると、ナースとしての経験値は高いです。転職活動でも、経験を重視してもらえる機会が増えるでしょう。特に病棟や救急外来などはリーダーになれる人材が常に欲している状況にあり、年齢を重ねたからといって決してマイナス評価にはならず、経験次第では逆に歓迎されることさえあります。
看護師として働ける職場は、意外なところにもたくさんあります。昼間のみのパート勤務の求人もかなり多く、育児などで短時間だけ働きたいというナースをむしろ歓迎する現場もあります。具体的には、健診主体のクリニックやデイケア施設、訪問看護ステーションなどの求人が多くなります。広い視野で職場を探してみると良いでしょう。
一方で、30代のナースは、個々の生き方や働き方で能力・経験に差が出てしまうことがネックとなってしまう場合があります。卒業後就職してずっと仕事を続けてきた人もいれば、出産・育児でブランクがある人もいます。また、30代になって異業種から看護師に転職する人も最近では増加傾向です。それぞれの事情に合わせて転職先を検討しなければならない面は、人生経験を積んできた30代ならではのデメリットと言えるのではないでしょうか。
看護師は、知識や技能に加えて体力を必要とする仕事です。交替勤務などの不規則な働き方も、20代までなら若さに頼れば続けられたかもしれません。しかし、30代になると体力の個人差しだいでは変則的な働き方が難しくなってきます。そのため30代に入ってからの転職では、体力的な事情も考慮して職場探しをする必要が出てきます。
30代になれば、20代のころと同じように無理をして変則勤務をこなすことは難しい場合もあります。どんなナースとして働く場合も、30代を迎えてまず習慣にしたいのは「ご自身の健康管理」が重要になります。やはり、「健康第一」なのです。
そこで、ナースとして第一線で活躍することを視野に入れるなら「認定看護師」や「専門看護師」など、看護の「プロ」を目指し資格取得を検討することを強くお勧めしたいと思います。
看護の世界は資格第一主義で、より高度な有資格者は優遇され、より働き安いポジションを獲得できる可能性が高まります。また、資格を取得している場合は、家事や育児への負担なくご自身のペースで働き続ける場合でも、先端医療や終日看護にこだわらず、医療行為が少なめの職場で経験を生かすことを考えるのも1つの手段と言えます。
まとめ
30代になると、20代ナースのように「忙しく体力を要する職場」や「拘束時間の長くなる職場」での求人は限定的と考える人が増えます。しかし、30代になればナース個々の事情がさまざまになると同時に、さまざまな条件の求人が目に尽きます。30代ナースさんが抱える事情に合った職場が、意外に多いのも事実です。
特にデイケアや訪問看護サービスなどは「決まった時間でよいので、できるだけ経験豊富なナースさんに働いてほしい」という要望のうえで求人する職場が多い傾向です。このような職場では、育児と両立できる時短・パート勤務希望の30代ナースは歓迎されるでしょう。
看護資格を有し、さらなる高見を目指してプロフェッショナルな資格を取得することでワンランク上の看護師として働くことにつながります。30代だからマイナスに考えず、多くの求人をチェックし、あなたに適した職場を見つかることを願っています。
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