看護師という仕事はとても素敵な仕事ですよね。
しかし、ライフスタイルの変化とともに看護師を退職してしまう場合も多いんです。
その理由はずばり、育児。
育休が明けて復職したものの、子育てと仕事の両立ができずに退職を選んでしまうといった状況なんです。
そこで、子育てをしながら看護師として働く方法を紹介しますね。
【子供を育てながら看護師として働くのは思った以上に大変です】
看護師は医者と患者の間の懸け橋になるとても大切な仕事です。
結婚をしてからも看護師として働き続ける女性も多く、日勤や夜勤をこなしています。
しかし、そのような生活も子供を育てながらだと一気に大変になります。
育休があけて職場に復帰したら、あまりの大変さに倒れそうになったなんてことも。
子供を育てながら看護師として働いているママは今までと働き方を変えざるを得なかった、という声を多く聞きます。
では、実際にどのような問題にぶつかったのか、見てみましょう。
1.夜勤に入ることが難しい
2.職場で肩身が狭い
3.とにかく時間がない
1.夜勤に入ることが難しい
病棟勤務の場合、日勤と夜勤のシフトが組まれます。
子供がいる場合、夜勤に入るというのはやはり難しいですよね。
ある程度子供が大きい場合は別ですが、まだ小さい子供を育てている場合などは夜勤がネックとなります。
2.肩身が狭い
これは看護師以外の職業でもありますが、やはり仕事をしているママとして職場で肩身が狭いと感じることは多いですよね。
子供の急な発熱、残業ができない、シフトの変更などイレギュラーなものも含めて、同僚に多少ならずとも迷惑をかけてしまうことがあります。
同じママとして理解のある職場だと良いのですが、そうではない場合はとてもつらいですよね。
3.とにかく時間がない
子育てをしていると本当に時間が足りません。
朝、子供を起こして着替えさせご飯を食べさせるだけでも、スムーズにいくことはまずありませんよね。
毎朝、バタバタと子供を保育園に送り、職場へ行くというママさん看護師も多いのではないでしょうか。
また、仕事から帰ってきてからも子供のお迎えや買い物、食事の用意、洗濯、掃除と休む暇はありません。
とにかく時間がない、というのが多くの意見です。
【子育てママに優しい病院を探しましょう】
看護師としてやりがいを持って働いている方は多いですよね。
できれば、結婚後も出産後も変わらず看護師として仕事をしたいとよく聞きます。
しかし、職場によっては残業三昧、夜勤免除なしといった場合があり、看護師ママはとても大変です。
このまま頑張って同じ職場で仕事を続けるか、子育てに理解のある病院に転職するかを考える必要があります。
もちろん、子育てママ看護師には断然、ノー残業や夜勤免除のある病院がおすすめです。
また、時短勤務制度のある病院も子育てママにとってはすごく助かります。
ただ、子育てに理解のある病院はやはりとても人気があります。
しかし、諦めずに転職サイトなどを利用して探せば条件の妥協は必要かもしれませんが、希望にあった病院がみつかるでしょう。
【子育てママは働き方を変えてみてはどうでしょうか】
病棟看護師の場合、やはり夜勤といった働き方が子育てママ看護師にとっては一番のネックになってしまいます。
病棟看護師の勤務はとてもハードなので、子育ての仕事の両立は難しいですよね。
そこで、外来勤務に変更してもらうというのも一つの手です。
病棟看護師と外来看護師の場合どちらもすごく大切な仕事ではありますが、どうしても夜勤などが無い分、外来看護師の方がママに向いているというメリットがあります。
外来は終了時間がちゃんと決まっているので、仕事が終われば夜は子供と過ごすことができます。
もしくは子供が小さいうちだけパート勤務に切り替えるといった方法を選ぶママ看護師もいます。
パート勤務なので時給制になり、もちろん月々の給料は大きく減ってしまいますが、生活スタイルに合わせて週3日勤務、週5日勤務と働き方を希望することができますね。
その場合は、正社員ではなくなるのでもちろん福利厚生の部分でもデメリットはありますが、子供との時間を大切にしつつ看護師として働きたいという方におすすめです。
さらには、福祉施設の看護師として勤務するという方法もあります。
老人ホームやデイサービスなどで、利用者の薬の管理やバイタルチェックなどを行うのが主な仕事になります。
病院勤務と比べて体力的にも負担が少なく、勤務時間もある程度一定で定時で帰ることができやすいので、子育てと両立しながら続けやすい環境だと言えます。
【助けてもらえる場所を確保する。保育園選びは慎重にしましょう】
実家や夫の両親など頼れるところは徹底的に頼りましょう。
それだけ子育てと看護師の仕事の両立はハードです。
しかし、頼れる実家が近くにはない、事情があり疎遠になっているなど色々とあって子育てを頼れるところがない、という方もいるでしょう。
その場合は、保育園選びが重要となってきます。
仕事をしていると残業がつきものですよね。
そこで延長保育を遅くまで利用できる保育園を選ぶようにしましょう。
料金はかかりますが、そこで子供に夜ご飯まで食べさせてくれるサービスがあれば、忙しいママにとっても大助かりですよね。
お腹をすかせた子供を待たせることがないので、ママの気持ちも楽になります。
また、子供というのはとつぜんの発熱など急に病気になることが多いです。
特に小さなお子さんの場合、熱が出るのはよくあります。
病気で苦しんでいる子供に一緒にいてあげたいのはやまやまですが、どうしてもその度に仕事を休むとなると肩身がせまいですよね。
そういう時は病児保育を行っている保育園がおすすめです。
病児保育を行っている保育園が無い場合は、近くの病児保育を行っている施設を前もって調べておき登録しておくようにしましょう。
自治体によってはファミリーサポートといった制度もあるので、一度ご自分の自治体にそういった子育て支援制度がないかチェックするようにしても良いですね。
まとめ
看護師として長く続けたい、看護師の仕事が大好き。
それなのに勤務内容が合わず泣く泣く退職してしまう、なんてもったいないですよね。
働き方をかえて、子育てをしながらママとして看護師を続けている方も多いので、ぜひ諦めずに子育て支援に手厚い病院を探してみてください。
先輩看護師に相談してみるというのもおすすめです。
一人で頑張るには限界があります。
是非、働きやすい職場を見つけて、子供との生活を楽しんで下さいね。
こんな記事/動画も見られています
こちらの本が読まれています
あなたに最適な施設
※記事に関連した施設です。大久保病院
横浜市立みなと赤十字病院
加古川中央市民病院
バックナンバー
- #2601看護師のアセスメントについて必要なこと
2024/06/23UP - #2600就職、転職にて目に留まりやすい簡単な自己PRの書き方
2024/06/22UP - #2599転職先の人間関係について!こんな人は失敗する!
2024/06/21UP - #2598子どものコミュニケーションを読み取ってアセスメントにつなげよう
2024/06/20UP - #2597看護師の就職や転職時の自己PRについて
2024/06/19UP - #2596看護師の転職先として人気の就職先の利点と注意点
2024/06/18UP - #2595生成AIは看護アセスメントに使うべき?
2024/06/17UP - #2594精神科の看護師になるためのポイントについて
2024/06/16UP - #2593就職時の面接成功のポイントとは
2024/06/15UP - #2592産婦人科で更年期障害の患者の看護アセスメントをする方法
2024/06/14UP - #2591美容クリニックの看護師になるためのポイントとは
2024/06/13UP - #2590看護師の自己分析にはオンライン適性診断!就職に使える診断サービスは?
2024/06/12UP - #2589看護師は工夫をすれば転職がすぐに決まる!7つの重要ポイントとは?
2024/06/11UP - #2588適応を促す看護アセスメントをしよう!カリスタ・ロイの理論とは?
2024/06/10UP - #2587大学病院の研修は?その内容を聞くと行きたくなる!
2024/06/09UP - #2586看護師は価値観を大切にして就職しよう!バリュープライオリティ分析を紹介!
2024/06/08UP - #2585看護師は医療・介護の企業にしか転職できないのは本当?
2024/06/07UP - #2584看護師の清拭のアセスメント!アセスメントしながら実施しよう
2024/06/06UP - #2583大学病院看護師として管理職になる方法は?
2024/06/05UP
【看護師お役立ちコラム】への応募・問合わせ