看護師は年齢関係なく資格を取れば看護師になれることも可能になります。
しかし、すでに働いている社会人が看護師を目指すには少し難しいように感じます。
今回は社会人になってから、看護師を目指す道のりをお教えします。
看護師になるには
・社会人から看護師になる方法
社会人から看護師になるには、まず資格を取るために看護学校へ行かなくてはなりません。
看護の世界に入るのは主に4つ種類があって、准看護学校、看護専門学校、看護短期大学、看護大学、
のどれかに入らなければなりません。
資格を取るために、やはりまずは勉強をしなければなりません。
しかし、社会人になってから、学業にもう一度専念しなくてはならないので、
受験勉強をするには少し苦労するかもしれません。
だから、看護の医療の情報収集をしたり、過去問をみて勉強したりなどすれば、
自然と看護に関する知識が増えてくるようになります。
・すぐに看護師になりたければ准看護学校にすべき
4つの看護学校の中で一番早く看護師になれるのは、2年通えば看護師になれる准看護学校に行く方法がいいです。
准看護学校にいって資格を取得した方が一番の近道になります。
しかし、正看護学校とくらべれば、お給料や昇進するには格差があります。
就職先も限られることもあり、正規で雇ってもらうには就職先を選ばなければなりません。
社会人から看護師になるために必要なことは?
・資金を調達
看護学校で勉強するにはやはり資金を調達しなければなりません。
社会生活が長くて、貯金をしているようなら問題ないですが、貯金もしていないようなら、
看護師になるのは、当分後にした方がよさそうです。
じゃないと、通学しながら、アルバイトする羽目になってしまします。
しかも、看護学校は学校のテストや看護の実習テストもあるので、それに向けての練習や訓練をしなくてはなりません。
なので、アルバイトすることになっても、看護の勉強や実習するための練習をしなくてはならないので、
働く時間がなかなかとれません。
・情報収集
社会人でも受け入れてくれる看護学校に行かなければなりません。
学校によって社会人からの入試試験がないところもあります。
なのでまずはそういう看護学校があるか情報を集めなければなりません。
学生なら入試試験、面接、論文など、もう習っている状態で挑むのに対し、
社会人を経験してからまた一から勉強するのはとてもしんどい部分があります。
なので社会人は最初から、試験がないところで挑まない限り、今から勉強するのはちょっと大変になります。
なので、ちゃんと看護学校の1つ1つの情報を取り入れて全体的な像を見据えなければなりません。
あと、学費、寮があるかちゃんと確かめることも非常に大事になります。
学費においては私立か公立かでなんと100万円の差額があるともいいます。
そこらへんもしっかりチェックしていきましょう。
・看護という厳しい世界でやっていけるか
看護師はやはり患者さんを思う白衣の天使というイメージがあります。
それは、もちろん命に関わる仕事をしていますし、
そんなイメージがついても仕方がないでしょう。
しかし現実は、人の命に関わる仕事をしているので、学生と新人をいびるような指導をしてくる看護師も中にはいます。
なので、患者さんとの関わり方もここで、変わってくることももちろんあります。
また、患者さんに良かれと思ってやったのに、なぜか怒られる。
やってあげたいことがあっても、規則や時間の制約でやってあげられないなどの不満がでてくる可能性もあります。
理想と現実のギャップにさいなまれながらも、看護師は今、目の前の仕事に取り組むことを医療の中で求められています。
・人間関係
看護師は人間関係で培われた仲間たちはもちろん就職して同期になった仲間を思うのは本当に大事なことです。
仕事をやっていく上で人間関係が下手でも、仲間を大切にすることに痛感することがあります。
実習でしんどくても、助けてくれる仲間がいるからこそ乗り越えられるものがありますし、お互いに励ましあって心がすーっとなることだってあります。
とくに社会経験をしている人間は人と気持ちを分かち合えることは大切なことと分かっています。
だからこそ、仲間を大切に思う気持ちも大事になりますし、社会生活で仲良くなった同僚とたまにお酒を飲んで看護のぐちを吐くことだってできます。
なので、看護師を目指した人間は社会人問わず、
同僚と分かち合って仕事を進めていく大事さもとても重要で必要になってきます。
メリット
・社会経験は看護師にとって良いことがたくさん
看護学校に入ると、若い人と一緒に学ぶことだってあります。
なので時には、その子たちと関係を築き上げていくのも難しいところもあるかもしれませんが、
新しい発見がたくさんあります。
社会生活で知らなかった情報や流行などいろいろ教えてくれるので、会話していて良い刺激になるのは間違いありません。
しかも、社会経験をしたうえで看護師を目指すのは何にも経験せず、看護学校に行く人と比べれば人生生きていく底力が全然違います。
強い意志とやり遂げるという気持ちさえあれば、将来に向けてのビジョンが明確にできます。
看護で教えてもらえる勉強や実習にも乗り越えていけるマインドが全然違います。
人生経験と社会経験を武器に看護の世界に飛び込むことはとてもプラスになることになります。
・勉強が苦じゃない
看護学校で勉強するにいたって、看護の学生生活の中で卒業まで取らなければいけない単位が非常に多く、ハードな分野であることは当然のことです。
現役学生で入学した人はこの試練を乗り越えなければなりません。
現役の学生はこの時期は遊びたい年頃なので、成績や出席日数がおろそかになってしまった人がたびたびこの年であるので、
そのせいで留年や退学を余儀なくされた人も実はけっこう多いです。
しかし、社会人はこの遊びたい時期はとっくに過ぎているのは間違いありませんので、
まずは学校を卒業するための単位をとりたいという思いの方が強くもっています。
学業に対する精神的なものは現役学生に比べたらストレスが非常に少ないですし、成績も実習も優位に立てると感じます。
なので、社会人はそんな気を病むことなく、すんなりと看護学校を卒業することができるようになります。
デメリット
・看護の現場は厳しい
看護学生の時もやはりきつく言われたことはたくさんあります。
しかし全体的に現役学生と比べると風当たりがさらにきつい感じがある可能性もあります。
現役学生だと丁寧に教えてもらえるのはもちろんのことですけど、
社会人になるとやはりもう立派な大人なので、自分でできなければやはり丁寧に教えてもらえなくなってきます。
年の分だけ、出来て当たり前というのも社会生活でもびんびんに培われたところもありますので、
結構な年齢の人が看護の仕事が出来なかったら、ただ辛いだけになってしまいかねません。
社会人から入った人は新人だからということで先生に教えてもらえるという姿勢は捨てたほうがいいかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?
社会人だからといって、看護師を目指すには大変なこともあるし、社会経験が逆に良かったこともあります。
看護の世界は現役の学生でもなかなか通る道のりが厳しかったりしますが、社会の荒波にも耐えた人にとっては
看護の世界でも通用するように感じます。
だから社会経験を得て看護師になるのも実は良い選択でもあります。
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