介護系の施設に就職する上で気を付けるべきこととは?

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#895 2019/11/17UP
介護系の施設に就職する上で気を付けるべきこととは?
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介護の仕事を探される時、就職をするために施設を見に行った際、
皆様はどの様な事を気にかけどのようなことをチェックしますか?
そういった現場でチェックしておくべきポイントをお伝えしたいと思います。

老人介護保険施設に就職したい際に、実際に施設に出向いたときに確認しておくべきこと、できたら、聞いて確認しておくべきことを記載します。

まず、施設に実際行った上で確認すべきことは、職場の雰囲気です。

職員の表情はどうか、職員同士でのコミュニケーションはしっかり取れているか
仕事は丁寧にできているか等はとても大切なポイントになります。
また、利用者の数に対してどれだけの職員が配置されているか
十分な数の職員がいるのかも大切です。人手が足りなければ
個人への負担が大きくなっていき、その結果職員は余裕をなくします。
そうなると、仕事に対する姿勢も良くない方に向いてしまうかもしれません。
そこで働いている職員の姿は就職した後の自分の未来の姿です。
その未来の姿を見てこうなりたいと思える職場を見つけて就職するべきです。
もし、職員の表情は疲れ果て、やりがい無くうつろうつろと作業している様なら
きっとその職場はお勧めできません。
介護職というのは、ここまでやればいいというものではないんです。
手間をかければいくらでもかけることができます。
逆に言えばいくらでもサボることもできてしまう。
就職したいあなた自身が、利用者に対してどれだけサービスしたいと思っても
他の職員が協力してくれないのであれば、それらを一人で背負うことになります。
ですので、就職希望先にいる職員の雰囲気はしっかりとつかんでおく必要があります。
また、同一の職員だけでなく、他部署や他業種との連携もしっかり取れているか
というのも非常に重要になります。僕がいた職場ででは、介護職と看護職の仲が悪く
連携を取りにくい、連携を取らなければいけない時に非常にギスギスとした
空気になることが幾度となくなり非常に息苦しかったです。

次に、施設内の設備です。あまりにも古い設備ではないかです。

介護用品も年々新しいものが開発され現場に導入されています。
それらは以前のモノに比べて非常に体への負担が小さくなっており、
職員、利用者双方にとってとても優しいものになっています。
余りにも古い設備ですと職員への身体の負担が大きく体を壊す原因になります。
また、古い設備は事故の原因になったりもします。もちろん
介護設備は非常に高額なモノなので簡単に買い替えはできないですが
そういった所でも第一に利用者の安全を考えているか。
職員の身体への負担、健康への配慮をしているか。
その施設のサービスへの姿勢をうかがい知る一つの目安になります。

そして、施設内での安全対策や利用者のチェック体制はしっかりと整備されているかです。
こちらも重要になってきます。老人介護になりますと、
事故はどんなに気を付けていても起こります。もちろん事故を起こさない事が
大切なのですが、利用者が足をつまずきこけてしまうのは一瞬です。
そうなった時に、こけてしまう前に、掴める手すりがあるか
こけてしまう可能性が高い人を随時チェックできる体制があるか
そして、こけてしまった時にスムーズに処置や対応が行えるように
マニュアルはあるのか。それが職員の間でしっかりと共有されているか
こういったことが、きちんと整備されているのか確認するのは非常に重要な事です。

次に介護職の給料はどの様に見るのが良いのかについてです。

お仕事をする上で、恐らく皆様が一番興味関心があり気にする部分が給料について
ではないでしょうか。どんなにやりがいのある仕事であっても、
それに見合った給料がもらえないのであれば、意欲はなくなりますし
そもそも生活が成り立たなくなってしまうこともあります。
また、そういった環境で働き続けると、
自身の体調や精神状態も悪くなり働くことが難しくなってしまします。
介護職の給料については、近年政府の見直しもあり少しずつですが上昇傾向にあります。
では、どのように給料を見ればよいのかですが、給料を見るうえで一番大切なのは
総支給額ではなく、基本給です。なぜ基本給?と思うかもしれません。
というのも、介護の仕事では色々な手当てによって給料が決まっています。
基本給が低くとも、そういった手当によってある程度の額になっていることが多いです。
じゃあ、別にいいんじゃないか?と思うかもしれませんが
実は、ボーナスの支給は基本給によって算出されます。ですので
基本給があまりに低いと、ボーナスがボーナスでなくなってしまいます。
折角やりがいのある仕事を全力で取り組んでいるので、
年に何度か貰えるボーナスはしっかりと貰って次へのモチベーションにしたいです。

福利厚生はしっかりしているかです。

保険や年金はもちろんですが、もし実家から離れた職場を選択するのであれば
職員の為も寮があるのか、また、家賃扶助があるのか。そういったことも
皆様の生活の上で大きくかかわってくる部分かと思います。
福利厚生がしっかりしている施設は、職員の健康を守り
また、働きやすくなるきっかけにもなります。
ですので、福利厚生についてもしっかりチェックしておくのは間違いないでしょう。

最後にこれは、実際に行けばわかることですが施設への交通の便はどうなっているのかです。
介護施設は、街中にもありますがその業種の特性上、田舎のはずれにあることも少なくありません。
実際行ってみたら終業時間が終わるころにはもうバスが無い。駅まで徒歩で行くにはあまりに遠い
何て事も少なくありません。ですので、そういった交通の便についても事前に確認しておくのがいいでしょう。
逆に、自動車等を所持している場合は、そこが強みになってきます。公共交通機関では帰れない時間の業務でも
問題なくこなすことができますので、そういった施設にとっても非常に欲しい人材になるかと思います。
また、そういった立地にデメリットがある職場は他の職場よりも少し条件が良かったりしますので
敢えてそういった施設を狙ってみるのもいいかもしれません。

まとめ

非常に長い文章になりましたが、ポイントを纏めたいと思います。
まず、職員の雰囲気を見る事です。先輩方は未来の自身の鏡になります。
そして、施設の設備を見る事。また、安全マニュアルのチェックです。
これらで、施設での安全性への取り組みを見ることができます。
次に、給料と福利厚生です。これらで仕事の報酬を確認します。
最後に立地条件、これは、自身のスキルによってメリットにもデメリットにもなります。以上の事が新しい職場を見つける上でのポイントになります。

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