救急看護師になるためにやるべき4つの大事なこと

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#891 2019/11/14UP
救急看護師になるためにやるべき4つの大事なこと
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一口に看護師といっても、様々なジャンルがあります。 急性期、慢性期に分けられてるなだけでなく、外科、内科、小児科、など様々なジャンルがあります。 私は一年目から救急看護師として働いており、10年目以上になります。 その経験を踏まえて、今回はテレビドラマにもなった、救急看護師になるために大事なことをあげたいと思います。

救急看護師とは、どのようなイメージがありますか? バタバタしているイメージですか?厳しいイメージですか? 怖いイメージですか? 実際働いている私から言わせると、どれも正解です。 救急部門においては、文字通り緊急の場合がほとんどです。 終始神経を張り詰めた看護師や、医者がいるので怖いイメージもあるでしょうし、患者様の命を救うために一刻を争うので、必死になり、口調が厳しくなったり態度がきつくなったりすることもあるでしょう。それは、みんなが患者様の命を救うことに目を向けているから起こることであって、決してその人本人を否定しているわけではありません。 救急看護師は、とにかく全体を把握しなければなりません。 様々な患者様がくるので知識もそれぞれのジャンルごとではなく全て身につける必要がありますし、他職種との関わりもとても多くなります。 一年目から働くには少しハードルが高そうに思える救急部門ですが、次にお教えする4つのことが根底にあると思っています。 救急看護師として、働くために身につけるべき、普段からやるべき、その4つの方法をお教えします。

○時間を守る

これは、社会人としてはもちろん大切なことで、基本中の基本です。友人との待ち合わせ、授業開始の時間など、 みなさん何気なく考えているかもしれませんが、時間を守ることは救急部門においてとても重要です。 例えば、救急では、命に直結するような薬を多くの場面で使います。心臓を動かすための薬、出血を止めるための薬など、 その時間が少し遅れるだけで、患者様の体には、悪い影響が出てしまうものが多々あります。 また、救急なので、緊急の患者様がほとんどです。夜中心臓が痛くなって心臓のカテーテルの検査が必要になったり、交通事故で、多くの外傷があり、緊急の手術が必要になる患者様が運ばれてくることもたびたびあるでしょう。 その場合、運ばれてから30分以内に手術室に入ることが重要になってきます。そのため、運ばれてきた瞬間からやるべきことを時系列に頭でまとめて、時間通りになるよう動く必要があります。これは、看護師だけでなく、医者や検査技師と連携して行わなければならないことです。医者の指示をよく聞き、事故のないよう確認し、時間通りに確実に行わなければなりません。 このように時間は救急部門においてとても大事なことなのです。

○優先順位を考える

学生の頃から、私たちは優先順位を考えて行動してきたと思います。テスト勉強で、何から行わなければならないか、 休みの日に何を一番にやらないといけないのか、など私たちの生活は、優先順位をつけることによって成り立っているといっても過言ではありません。 救急看護師にとっても、それは大切なことになってきます。 救急部門には、命に直接関わるかどうか、「トリアージ」して何が一番必要か瞬時に判断する必要があります。そのため、目の前にいる患者様にとって、何が最優先か判断できる能力を持っておく必要があるのです。また、救急患者様の中には、救急外来に自分で足を運ぶ方もいます。 休日はどの病院もお休みのため、救急外来は患者様でいっぱいになりますが、そこでも、どの患者様を一番に見なければならないのか判断するのは看護師の仕事になります。順番通りに待たせてしまえば命を落とす危険性のある症状の方が来ることもあるのです。必ずしも受付された順番で診察するわけではないのです。それを判断する方法は、自己研鑽と、経験で徐々にできるようになります。なので、普段から意識して身につけるべきことは普段から優柔不断にならないよう、行動できる癖をつけておいた方が良いと思います。

○冷静に行動する

救急看護師で大切なこと、それは冷静に行動できるかということだと思います。厳しいことを言うようですが、すぐにパニックになってしまう人や、落ち着きがない人は、救急部門に向いてはいないと思います。救急部門には、様々な患者様が運ばれてきます。診察中に突然容体が急変することなど、しょっちゅうです。 その時、パニックになってしまえば、自分のするべきことがわからなくなり、治療が遅れてしまいます。治療が遅れるということは、患者様の命に直結するということです。 看護師がパニックに陥れば、医者の指示も分からなくなり、検査すら遅れてしまうこともあるでしょう。 なので、逆に足手まといになってしまうのです。そのため、何があっても常に冷静に考えられ、自分がやるべきことを確実に行う看護師が求められます。はじめの頃はパニックになってしまいますし、慣れるまで数ヶ月かかるでしょう。これは場数を踏んでいくしかないと思います。普段からすぐにカッとなってしまうのではなく、一呼吸おく癖をつけておくのがいいと思います。

○コミュニケーション能力

コミュニケーション能力は大切です。特に「聴く力」は、重要になってきます。自分で救急外来に来られた患者様に問診を取る時、後の医師の診察と被らないよう、手短に必要なことだけを聴く必要があります。また、突然の事故で運ばれてくる方も多くおられるでしょうが、そんな時、受け止められないのは患者様だけでなく、患者様のご家族もです。 待合室で何もわからない状態で待っているご家族の心労は計り知れません。救急看護師は、ご家族にも寄り添い、時に怒りを受け止めたり、悲哀を受け止めたり、興奮状態にいるご家族なら話を聴く必要があるのです。そのため、普段から、自分の話だけではなく、人の話を聞くということ、また人の話を聞きながらさらに詳しくそれについて引き出すことを意識して行えば、聞くことに慣れ、苦に思わなくなると思います。例えば、家に帰ったら、親の話をよく聞いてみることや、友達の話をよく聞いてみることをしていけば、自然に身につく能力かなと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか? 上記に挙げた3つの方法は、すべて、救急看護師に限らず、社会人として生きていく上で必要なことです。これらはすぐに身につくものでもありませんし、知識は技術や判断能力は、働いてから身につくことの方が多いでしょう。しかし、学生のうちから、この4つのことを少しずつ意識して行っていくことで、いざ、そのような場に立ってもすぐに動けるようになれると思います。

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