看護師として働きたい方は転職をする病院や施設で面接をする際、面接についてどのくらい理解していますか?
今回は看護師として面接を受ける際のアレコレを詳しくご紹介します。
【1.実は面接官に見られているところ】
「履歴書が上手くかけたからよし!」「受け答えの練習をしたからよし!」などと安心している人も少なくありません。
もちろん履歴書の書き方や面接時の受け答えも大事なことです。
ですが、履歴書や面接時の受け答えと同じ位面接官はあなたのことを見ています。
面接官にどこを見られているのかを、面接前に考えたことはありますか?
実は大きく分けてあなたの3つの部分を面接官は見ています。
1つ目は“身だしなみ“です。
看護師として働くとなると職員はもちろん、常に患者さんから見られる存在になります。
また、患者さんのご家族に会うこともよくあります。
そのため面接時にはあなたの髪型や服装、清潔感等を面接官はチェックしています。
面接に行く際は髪の毛を縛ることのできる長さであればしっかりとブラッシングをして綺麗に束ねたり、スーツや黒い洋服を着る場合は小さなホコリや糸くずが付いていないのかをこまめにチェックすると良いでしょう。
そして女性の場合はスッピンや濃いメイクではなく、病院に合ったナチュラルメイクをするといいです。
2つ目は“話し方“です。
ハキハキとした口調や声の大きさをチェックしているだけではなく、目を見ながら話すことができるのかも実は面接官からチェックされています。
その理由としては、看護師として働くとなると患者さんやドクターと様々な話をする機会が多くあります。
看護師さん同士であれば「この子は人見知りなのかな?」で済むことでも、ドクターや患者さんと話をしている時に目を見て話すことができないと「この人本当に分かっているのかな?」「ちゃんと話聞いてる?」などと思われてしまい感じの悪い看護師となってしまいます。
また、患者さんのご家族にも目を見て話すことができないとあなたの印象だけではなく、病院のイメージまで悪くなってしまうのです。
そのため、面接官は面接中にあなたの話し方をチェックするのです。
3つ目は“受け答え“です。
面接をする時は必ず椅子のある部屋で行いますよね。
面接官に「どうぞ」と椅子に座ることを促された時の返事や対応も意外と面接官にチェックされています。
面接となると緊張して小さな声になってしまったり、下を向いてしまいがちですが、こうした受け答えをしてしまうと面接官に「暗い子だな」「コミュニケーションをちゃんと取れるのかな?」というマイナスなイメージを与えてしまいます。
なので、面接中は顔をしっかりと上げて笑顔でハキハキと丁寧な言葉遣いをすることが大事になります。
【2.看護師の転職でよくある質問】
看護師の転職では、面接時にこれらの質問をされることがあります。
・転職理由を教えてください
・志望理由を教えてください
・あなたの看護観を教えてください
・印象的な患者様とのエピソードを教えてください
・インシデントの経験はありますか?
転職理由や志望理由、印象的な患者さんとのエピソードは理解できますが、あなたの看護観やインシデントの経験を質問されると「なんて言おう…」と戸惑ってしまう方が多いかと思います。
看護観を質問された場合は、応募先の看護理念を念頭にしてあなたの看護観を伝えると好印象になります。
「特にありません」「分かりません」「これから見つけたいと思います」という回答は印象が悪くなるだけではなく、なんとなくで看護職に就こうとしていると面接官に思われてしまいます。
インシデントの経験について質問された場合は、失敗の経験から何をどう学んだのかや、どんな対策をとったのかを丁寧に分かりやすく答えると好印象になります。
ちなみに、トラブルを起こした経験があるのにもかかわらず反省が見られない受け答えをしてしまうと面接官にマイナスなイメージを与えてしまいます。
また、「間違った薬を患者さんに渡してしまったことがあったのですが、事故等にならず終わったので安心しました」という受け答えをしてしまうと、「この子は反省していないの?」「自分が悪いことをしてしまったという自覚がないの?」と面接官に思われてしまうので、言葉選びには注意が必要です。
【3.面接前の下準備が重要】
面接をする前は必ず下準備が必要です。
その下準備とはこれらになります。
・病院や施設の情報をしっかりと調べること
面接で何を聞かれても自信を持って答えることができるようにしておくことが大切です。
病院や施設の細かい情報を調べておくと、面接中に色々聞かれた時も答えることができますし、「この子は本当にここで働きたいんだな!」という印象を面接官に与えることができます。
・面接場所までの交通手段
バスなのか車なのか、はたまた自転車なのか電車で行くのかをはっきりさせておくことが大切です。
交通手段を明確にしておくことで合格した場合の交通手段も明確にすることもできます。
どんな方法で面接場所に行くのかを考えることで、よりスムーズに面接場所に到着することができます。
・病院や施設までの所要時間
何が起きても大丈夫なようにゆとりを持って家を出れる時間を設定すること大切です。
1度実際に面接場所まで行き、所要時間を調べると良いでしょう。
【4.面接の流れ】
①受付で来意を伝える
この時は氏名と面接目的であるということをしっかり伝えましょう。
②担当者に従う
面接を行う部屋に案内された場合は入口に近い席に座って面接官を待ちましょう。
少し待機をするようであればスマートフォン等はいじらずに姿勢よく座って待つと良いです。
③面接開始
④退室
ドアの前で一礼して退室する時に、「宜しくお願い致します」と一言言っても大丈夫です。
大体の病院と施設はこうした面接の流れになっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
看護師の転職の際に必ず行う面接についてお話をしましたが、面接中は基本的にあなたの容姿を見られています。
これは容姿の良い・悪いではなく、清潔さや受け答えの良さなどを面接官は見ています。
そのため、履歴書の書き方やマニュアル通りの受け答えばかり練習するのではなく、容姿により気を付けたり、予想外の質問をされてもアドリブがきくような受け答えの練習をすることも大切です。
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