介護福祉士が転職、再就職するに当たって注意したいポイントとは

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#838 2019/09/24UP
介護福祉士が転職、再就職するに当たって注意したいポイントとは
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介護福祉士や介護士を目指している人たちが転職、再就職する際、どのような点に注意して新しい職場を見つければよいのか、自分自身の経験も踏まえ注意すべき点について紹介していきます。

・本当に介護の仕事から離れてしまいたいのかをよく考える

介護の仕事は心身ともにハードな仕事のため、辞めようと決意しているときはとにかくその職場を辞めることばかり考えてしまい、後のことは何も考えていないときも多いです。
退職する決断をし、再就職を考える前に今一度、自分はほかの職種に切り替えたいのか、そのまま介護福祉士として他の現場で働きたいのかをよく考えてみましょう。
介護の仕事は変化の多い職場なので、数か月離れてしまうと一から勉強し直さなければならないこともあります。いったん職場は離れても介護福祉士として仕事するという意思があれば、その間も福祉や介護について新聞や雑誌などで情報を掴むことができるので、再就職や転職してもスムーズに仕事ができます。

・やめる原因となった部分を強化する

介護の仕事を辞める原因として、家族の事情など、自分では変えることのできない部分は仕方のないことですが、自分の心身の弱さなどが原因の場合は転職、再就職するまでの間に次の職場で同じことを繰り返さないように自分の心身を鍛えておきましょう。
仕事自体は楽しかったのに、人間関係や体力が続かないなどの原因で転職や再就職を繰り返していると、次の職場の職員にも「どうせやめるんじゃないか」というあきらめの目で見られてしまいます。そのためにも自分の欠点や弱点をよく把握し、鍛えることで職場の信頼関係を築けるようにします。

・自分がやりたいことは何かを考える

転職、再就職を考える前に、まずは自分が介護の仕事をするにあたってどういったことがしたいのかをよく考えておきましょう。看護師の仕事が診療科によってする仕事が違うように、介護の仕事も高齢者介護がしたいのか、障害者の介護がしたいのか、また、入所施設で働きたいのか、デイケアやデイサービスなど、日中だけの仕事がしたいのかなど、退職し、次の職場を見つける前に自分のやりたいことはどういうことなのかを考えてみましょう。

・自分に合った働き方のできる職場を見つける

介護の仕事にとってこの作業が実は一番難しい所です。通常の仕事であれば職業安定所へ行けば実にたくさんの仕事があり、その中から自分に合った仕事を選べば良いわけですが、介護の仕事の場合、職業安定所に求人がある職場はあまり良い職場ではないという傾向があるからです。

介護福祉士は国家資格を持った専門職ですが、心身ともにハードな仕事であるため出入りは激しい仕事ではあります。しかし、一般の仕事と同じ場所に仕事が並んでいる場合、とにかくどんな人でもいいから募集しているというイメージが強いです。
そのため、介護福祉士の場合、介護福祉士の求人に特化した求人情報サイトや地元の社会福祉協議会に掲載されている介護福祉士の求人を探した方が、良い求人を見つけられるケースが多いです。
求人情報サイトの場合、自分の働ける時間や給与面、通勤時間など自分の働き方に合った条件を入力すれば、より自分の理想に近い職場を見つけることができるのでお勧めです。

・転職したい職場を下見する

介護福祉士の転職の仕方の特徴の一つに、転職する前に職場を実体験できるという利点があります。それがボランティアです。まずはここで働いてみたいと思う職場数か所にボランティアの申し込みをしてみましょう。
今は介護の仕事は海外の人も導入しなければいけないほど人手不足に悩んでいるため、ほとんどの施設でボランティアを受け入れていますが、中にはボランティアを受け入れていないところもあります。受け入れてもらったら週1回程度でもできるだけ続けてその職場で職員のお手伝いをさせてもらいことで、その職場の雰囲気がわかるだけでなく、その職場に転職した際にすでに人間関係がある程度構築されているので最初から働きやすくなります。
複数の施設でボランティアをして、自分に合った職場を見つけるチャンスにもつながります。

・面接時は常に清潔感を笑顔を強調する

自分が働きたい施設が決まればそこの採用試験を受けることとなりますが、介護福祉士の転職の採用試験は、どこの施設でも面接に重点を置いています。
介護福祉士に求められるのは介護の技術だけではありません。いくら介護の技術がうまくても清潔感がなく、人に不快感を与えるような人は職員同士だけでなく利用者からも嫌われてしまいます。また、笑顔が出ない人も人に不快感を与えてしまうので採用されません。
面接に出かける際には清潔感あふれる服装のほか、長い髪の毛は下に垂れ下がらないようにしっかり縛ったり、利用者を傷つけてしまうような装飾品は外していきます。
顔立ちがきつい印象がある人は髪の毛を表情を柔らかくさせるような色に染めてみるのもいいでしょう。顔に自信がないからと言って化粧を濃くするのは介護の仕事では厳禁です。できるだけ素に近いメイクで笑顔で話すように心がけます。その方が人に好印象を与えるからです。

・再就職が決まったらなるべく早く職場になれるように努力をする

再就職が決まり、新人のうちはいくらボランティアをして馴染んでいた施設であっても最初は戸惑うことも多いものです。また、今まで高齢者介護を中心にしてきた人が障碍者の施設へ転職したり、障害者の介護を中心に行ってきた人が高齢者の施設に転職した場合、わからないことの連続だと思います。しかし、介護福祉士はプロです。新人も古株も全く関係なく同じ仕事をこなさなくてはいけません。そのため、分からないことは先輩に聞いたり、自分で調べるなどしてできるだけ早く職場になじめるように努力することが大切です。
特に入所施設などの場合、職員よりも利用しゃの方が仕事内容を覚えていることもありますから、コミュニケーションの一環として、利用者に仕事内容を教えてもらうという方法もあります。多くの人と積極的にコミュニケーションを図っていくことでよりスムーズに仕事もできるようになります。

まとめ

介護福祉士が転職、再就職するに当たって注意しておきたいことについていくつかまとめてみましたがいかがだったでしょうか。
大切なことは自分が介護の仕事をしたいんだという強い気持ちと、早く新しい職場になれてスムーズに仕事をするという努力です。
介護福祉士や介護福祉士を目指す人が転職を考えている場合の参考にしてみてください。

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