MSWからPSWへの転職~求人をチェックする際の注意点と後悔しないためのポイント~

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#777 2019/07/28UP
MSWからPSWへの転職~求人をチェックする際の注意点と後悔しないためのポイント~
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MSWを目指す皆さん、MSWだけではなくPSW(精神科ソーシャルワーカー)にも関心がある・・・そんな方も少なくないのではないでしょうか。そこで今回は、MSWからPSWへと転職した私の経験をもとに、転職の際に求人のどこをチェックすればよいのか、その注意点と後悔しないためのポイントについてお伝えしていきたいと思います。
 

急性期病院での相談業務

はじめに、私が急性期病院で医療ソーシャルワーカーとして勤務していた頃の業務内容についてご紹介していきたいと思います。

それぞれ病院によって違いがありますので、あくまで参考程度に見て頂ければと思います。

一日の流れとしては、医療連携室での朝礼→担当病棟のカンファレンスに参加→相談対応(一日に平均数十件)→患者さん宅や関連施設などへ訪問→記録。週に1回、業務後に勉強会もありました。残業も多く、定時で帰れない事もよくありました。

MSWには外来、病棟、地域の医療機関などあらゆる所から連絡が入ります。

医師、看護師、クラーク、PT、OT、その他にも本当にたくさんの人と関わりながら業務を遂行していきます。

相談内容も本当に様々で、検査結果が悪いのですぐに受診したいという緊急を要するものもあれば、退院後家に帰ったけど電気がつかなくて困っている・・・といったものまで、臨機応変に対応する事が求められる職場でした。

転職を考えたきっかけ

急性期病院でのMSW業務ではスピードが大切になってきます。退院支援の際にも患者さんの意向よりも病院側の事情を優先せざるを得ない・・正直そんな時もありました。なんとか自分の心と折り合いをつけながら、業務に取り組んできましたがいつも心の中は曇ったままでした。

入職してから3年程が経った頃、そのような状況に嫌気が刺し、以前から関心のあった精神科病院への転職を決意しました。(学生時代にPSWの資格は取得済みでした。)

医療ソーシャルワーカーの仕事は、病院と患者さん側との板挟みになることも多く、ストレスを抱えやすいため転職を考える方も多くいるようです。

 

転職の際に注意したポイント

前職の急性期病院で苦労した経験から、自分の性格的に急かされるよりも一人の人とじっくり向き合う方が合っていると思い、比較的長く療養されている方が多い精神科病院を転職先に選びました。

ここからは、転職を考えている医療ソーシャルワーカーの皆さんへ、求人をチェックする時に注意するポイントについていくつかご紹介していきたいと思います。

残業/休憩時間は要チェック

求人票に記載されている残業と休憩時間についてはしっかりと確認しておきましょう。

ソーシャルワーカーは他部署から時間外に依頼が入ったり、急な呼び出しも多い職種です。そのため、休憩の環境についても確認しておく事をおすすめします。私も転職前は休憩をほとんど取る事が出来なかったため、お弁当を食べながら電話対応をしたりという事もザラにありました(苦笑)。

転職後は、勤務とは別の部屋で休憩を取っているのでしっかり休めるようになりました。気分転換できた方が疲れにくくなりますし、業務もはかどりますよ。

近隣の関連施設をチェック

医療機関で勤務するMSWは、近隣の施設との連携が欠かせません。場合によっては院内のスタッフよりも外部のスタッフさんと関わる時間の方が多い事も・・・。

そのため、近隣にどのような施設があるのかチェックする事も大切です。老健やデイサービスが併設されている場合、退院後に関連施設に患者さんを紹介する可能性が高くなりますよね。全く関連のない施設に紹介するよりも、自分の病院の関連施設の方が連携は取りやすいです。そのため、関連施設が多いと業務をスムーズに行う事が出来る可能性が高くなります。

画像や動画で病院の雰囲気をチェックする

求人サイトなどで転職先を検索する場合、求人情報として院内の様子などが掲載されている事がありますよね。親切な所だと画像だけでなく、動画をのせている場合もあります。

ここは是非、忘れずにチェックして頂きたいポイントです。

一枚の画像からでも、たくさんの事が読み取れます。院内の状況、設備、働いているスタッフの表情などから求人を出している病院の雰囲気を確認してみてください。

画像や動画は一番情報量が多いので、百聞は一見にしかず、応募するきっかけになるかもしれませんね。私も転職先を探していた時、求人サイトに掲載されていた画像がきっかけで応募を決意しました。

実際に病院に足を運んでみる

数多くある求人の中から応募する病院が決まったら、実際に足を運んでみるのもおすすめです。私は実際の通勤方法で、どのくらい時間がかかるのかもチェックしました。これは面接の時にもすごく役立ちました。

(面接時は通勤方法や通勤時間について聞かれる事も多いです。)

さすがに院内に入る事までは出来ませんでしたが、病院の外観や周囲の環境などを確認する事で、実際に自分が働いた姿をイメージする事が出来ました。

MSWからPSWへ転職した結果

私は、MSWからPSWに転職して、想像していたより大変な事もありますが、自分には精神科でソーシャルワーカーとして働く方が向いているなぁと感じています。

元々心理学に強い関心があったので精神科特有の心理士さんとの連携にもやりがいを感じていますし、精神科の患者さんからは学ぶ事は非常に多いです。

日々色々な事が起きますが、それをひとつひとつクリアしていく事に喜びを感じています。精神科ソーシャルワーカーとして、専門職としての経験を積める事にも魅力を感じています。

転職は簡単ではありませんでしたが、あの時勇気を出して行動してみて本当に良かったと思います。

そして、皆さんが気になっているであろう給与面での待遇ですが・・・(笑)

私は一般急性期病院にいた頃よりも精神科へ転職してからの方が給与は上がりました。残業は前よりも少なくなっていますが、転職後の方が各種手当が充実しているため、給与的にも満足度は高いです。


これからも、自分自身の健康にも気をつけながら、頑張っていきたいと思っています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
転職は人生の中でも大きなイベントなので、なかなか決断できない事も多いですよね。特にMSWからPSWのような異業種への転職であればなおさらだと思います。
迷った時にはぜひ、求人情報と自分の求めている環境をしっかりとすり合わせて、妥協せずに転職先を選んで頂けたらと思います。

必ず、あなたにピッタリの職場は見つかります。あなたが自分らしく生き生きと働ける環境に出会える事を祈っています。最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

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