社会人経験者が看護師へ転職する方法をわかりやすく紹介!

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#769 2019/07/20UP
社会人経験者が看護師へ転職する方法をわかりやすく紹介!
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社会人経験者としてのメリットやデメリット、看護師になるための学校への入学試験対策、学校での勉強や実習経験、看護師として働くという事について、自分自身の経験をまじえながらお伝えします。

 

社会人から看護師に転職する際のメリット・デメリット

私は現在、病棟にて看護師として働いています。以前は観光地でレストランでの接客や医療事務をしておりました。

そのため、料理・旅行・季節にあった話題での会話やタイピングの速さ、エクセルやワード、パワーポイントなどパソコンを使った書類作成については、メリットであると日々感じています。

また、接客業としてこれまで沢山の性格の人と関わってきたことで、個々に合わせたコミュニケーションの取り方が出来ることも、社会人経験者としてのメリットであると思っています。

一方でデメリットとしては、高校卒と比べて素直さが欠けている点が挙げられます。また、患者から年齢等、見た目でベテランだと勘違いされる事も多々あります。

看護師になるための方法

まずは専門学校や大学へ入学する必要があります。

就職後の給料や学校での技術経験、3年間か4年間などそれぞれの学校でメリットやデメリットがあります。

どちらを選ぶかは各々のオープンスクールへ行き、自分の目で確かめ、納得して決めるのが良いと思います。


私は学校の設備、実習場所、寮の有無、学費を重視して決めました。

私の選んだ学校への入学試験は面接と小論文、学科がありました。学科は書店で購入したテキストを、通勤時間を利用して解いていました。行きは英語で帰りは数学、時には国語のように、気分や自分の性格に合わせることも続けるポイントです。

小論文ですが、これまで書いたことがなかったため、基礎を学べるテキストと例題が沢山あるテキストの2種類を購入しました。

小論文は看護師になってからもレポートが沢山ありますので、ぜひ基礎からおさえることをお勧めします。

また、入学試験のテーマとテキストの設問のテーマがまったく同じであったため、すごく楽に書けた事を今でも覚えています。

沢山のテーマに出会い、しっかりと解説を読む事もお勧めします。最後に面接です。自分が看護師になってやりたい事や自分の強みについてしっかりと分析しておく必要があると思います。

目の前で人が倒れた時に何も出来なかったため、少しでも役に立てればと思い看護師になろうと決意した、など自分の経験を伝えるのも良いと思います。

また、勉強してみないとわからないかもしれませんが、内科や外科、病院や在宅など、どの分野で働きたいかなどを具体的に考えてみるのも良いと思います。調べてみると興味が広がりますし、将来を考えて勉強する事は自分にとって強みにもなります。

学校での勉強や実習について

入学してからは勉強が初日から始まりました。

ダンボール4箱分のテキストが届き、授業についていけないと焦る日々でしたが、友達と勉強する事でわかるところを教えあうことの楽しさを感じました。

高校までとは違い、驚くほど授業スピードが早いので、時々効率の良い人に勉強のポイントを聞くのもお勧めです。

学校生活でオンオフの切り替え練習をしておけば、看護師になった後でも切り替えがスムーズにできて、プライベートを充実させられるのでお勧めです。

技術練習ではイメージトレーニングをして練習を何度するかで看護師となった後の時間管理が変わってきます。練習物品を使える時間は限られていますので、物品の使用時の置き場所や手袋の枚数、実際にかかる時間について念入りに確認しておく必要があります。

私は陰部洗浄に苦労しましたが、手袋は右が3枚重ね、左が2枚重ねで、この順番で洗う。とイメージして練習する事で今でも病棟で使える技術になっています。

また、わかりやすい技術本に出会うことも大切です。本によっては絵が少なく、根拠が沢山書いてある本や根拠は少ないが絵が沢山あって見やすい本など多種類あります。自分に合った本を選ぶ、または借りるのが1番だと思います。

実習では、勉強したことや教えてもらった事を看護師になった今でも覚えていますし、役立ています。

今は内科で働いていますが、実習では整形外科が多かったです。

血栓についての採血データの見方や骨折治療中の内科病気もちの患者や禁忌肢位など、実際の看護に役立てることに繋がりました。実習中から根拠根拠と言われますがとても大切であると、今現在身にしみています。患者へ指導するため、何を目的に看護するのかなど、すべて根拠がないとできません。学生時代に根拠について考えるクセをつけると、看護師になってからでも応用がききます。

看護師として働く

国家資格を取得して看護師として働き始めると、まずは覚えることの多さに驚きました。

技術はもちろん、病態やパソコンの使い方、職場の人や患者の事、薬の事、沢山あります。あらゆる面で1年目ということを自覚せざるを得ませんでした。

学校で沢山技術を学んできたと思っていましたが、実際に患者へ行うには勉強不足だったと思う事が毎度のようにあります。受け持ち患者の人数は日々増え、テストや課題に追われるため勉強も追いつきませんでした。

そんな時、頼りになるのは先輩と同期です。

どの勉強を優先して行うのか、どんな勉強の仕方を行えば良いのかを相談していました。今でも勉強やアセスメント方法、患者の対応や退院先についてなど、沢山のことを先輩や同期に相談しています。

患者によっては看護師や医者には話しづらいと思うことがあるようですが、そこは社会人経験者としての出番だと思っています。

以前はこんな職種だったと打ち明けてみると、今まで会話してもらえなかった患者から話しかけられる事があります。認知症や食欲が低下している患者へは、苺の季節ですねなど食材の話をすると少し食べてくれる、旅行先で食べた物で美味しかった物についての話をしていると食欲が少し出た、自分の好きな食べ物の話をしてくれるなど何なら食べれるかのヒントを貰えることもしばしばあります。

まとめ

私自身の経験をもとに、社会人経験者として看護師へ転職するにあたってのメリットとデメリットの両方をお伝えしましたが、あまりデメリットを感じていないのがおわかりいただけましたでしょうか?重要な点としては、勉強、技術習得、実習で得た知識を看護師になった後にどういかすかです。少しでも社会人経験者が看護師になる際の参考になればと思います。

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