社会人から看護師になるために知っておきたいいくつかのポイント

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#719 2019/05/31UP
社会人から看護師になるために知っておきたいいくつかのポイント
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これまで社会人として働かれていた方がこれから社会人看護師を目指されるのなら、知っておきたいいくつかのポイントがあります。今回はそれらをまとめてご紹介します。学校のことやお金のことについて、より社会人の方に向いている准看護師のことについては話します。

社会人が看護師を目指すなら准看護師!?

社会人の方が看護師を目指すなら、より社会人の方に向いているのが准看護師への道です。准看護師には次のようなメリットがあり、なる方法としては2つの養成校があります。

准看護師のメリット

このように准看護師になる前に一つ確認しておきたいのが、本当に准看護師でいいのかということですよね。まずは准看護師のメリット、あるいは社会人の方におすすめする理由についてお話します。

一つ目は、なんといっても2年間で資格が取得でき、費用も安いことです。看護師よりも資格に必要な期間が短く、しかも費用が安いですので、看護師を目指したいけれど、十分な資金が無いという方でもチャレンジ可能です。

二つ目は、働きながら資格取得が可能だということです。看護師を目指されている方は、いざ看護師にチャレンジしようと思うものの、100%学生に戻って、10代の人たちと机を並べて学ぶというのは多少抵抗をおぼえるのではないでしょうか。そういう点で准看護の学校は働きながら学べる環境なので、半分以上が社会人出身の方です。半日制と全日制の学校があるので、自分の生活スタイルに合わせて学校を選ぶことができます。

三つ目は、准看護師試験の合格率が高く、複数回の受験が可能だということです。
准看護師試験は、各都道府県、地域別の6ブロックで開催されているので、滑り止めとして別のブロックを受験することもできます。出題内容や難易度が県によって多少違うので、難易度の低いところと高いところを組み合わせて受験するなども出来ます。97%程度の合格率となっていますので、きちんと学校で勉強さえしてれば落ちることはない資格となっています。

四つ目は、准看護師の就職率は正看護師に引けをとっていないということです。業務的にもそれほど大差がなく、給与がやや落ちることから、病院としては准看護師を募集しているところさえあるぐらいですので、就職率は決してわるくありません。

養成校は2種類ある

看護師の養成課程は主に2つにわかれます。次の2つとなります。

一つ目は、全日制の学校です。全日制の看護学校は、朝から夕方まで授業を行います。ほとんどの学校は、週3日というケースが多いです。学校によっては、1日の授業数が少なめで、5日間通学という学校もあります。特に何日通うということは決められていませんが、年間の授業数や必要な単位数は決まっているので、それを満たさなくてはいけないというふうになっています。

学ぶ期間は2年間で、2年生になると病院での実習も入ってくるので、かなり忙しくなってきます。ですが、ほとんどの方は学校へ通いながらアルバイトしています。看護補助などであれば、実績や経験にもなるのでおすすめです。

もう一つは半日制の学校です。半日制の学校は、平日の午後や夜間に授業がおこわなれます。短時間で週5日というところが多いのです。半日制の学校も期間は2年間で、同じように2年生で実習が入ってくるので、平日の午前中働きたいというかたにはよいかもしれません。

奨学金も利用できる方法となる

もう一つ心配なのがお金のことです。准看護師になりたいのだけど、十分な資金の準備が無いという方でも心配いりません。

准看護師を目指して通学するなら、学費にプラスして、生活費も必要になり、その間フルタイムで働けないので、かなり大変のように思われるかもしれません。その間の不足分をカバーしてくれるのが奨学金です。准看護師の奨学金としては、次のようなものがあります。

一つ目は、都道府県や自治体の奨学金です。これは生活扶助のような役割があります。准看護学校へ通う多くの方が利用している奨学金です。一般的に毎月の授業料程度の金額が支給されるので、安定的にお金を得られます。また嬉しいことに、その自治体の指定病院へ就職すると、返済を免除されますので、返済不要の昇格金となります。

二つ目は特定の病院付属学校の奨学金です。病院によって制度は異なりますが、大体は、卒業後に就職することが条件となっています。一定期間、病院で勤務することで返済が免除されます。また、病院によってはそういった就職が条件となっていないところもあります。ただ、優先的に就職できるので、卒業後の進路を探す就職活動をしなくてもいいので、多くの方はそのまま就職されるようです。

三つ目は、日本学生支援機構の奨学金です。准看護学校の場合、専修学校と同じ扱いとなります。卒業後働きながら返済していくことが可能です。国の制度ですので、利子率も低く、少額融資などもあるので、割と多くの方が利用しています。返済も10年ぐらいかけてしていくことが出来るので、比較的敷居の低い奨学金です。
それ以外では、医師会所属病院で学費減免や特定の団体の奨学金などもあります。調べれば、社会人対象のものもすくないので、是非いろいろチェックしてみましょう。

教育訓練給付制度について

そしてもう一つ重要なのがハローワークの教育訓練給付制度です。一定の期間働いていると、給付を受けれるというもので、雇用保険に入っていることが条件となりますが、長い間社会人経験がある方は、給付の対象となることが多いです。3年以上となっています。上限金額があるので、全額支給されるわけではありません。

特に准看護師資格の場合は、専門実践教育訓練給付金制度が該当します。

こちらは専門職を目指す人用の奨学金ですので、准看護師を目指す方にはちょうど良い制度です。また、看護師を始めより実践的な資格が得られることから、特に社会人の方には人気があります。通常の教育給付金より給付率門高いので、お金の面でも優遇されています。是非資格があるか確認しておきましょう。

まとめ

このように、社会人の方が看護師を目指されるのなら、准看護師がそのファーストチケットなります。看護師は少し敷居が高い、無理かもしれないと自身がない方でも、准看護師ならより実際的で実現可能な選択肢となりそうです。何よりも働きながら資格を取得できることに魅力を感じる方が多いので、社会人のかたには特に人気があります。

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