求人をもとに実際に介護施設で採用面接を受けるとき、少しでもよい施設を見極めるポイント

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#718 2019/05/30UP
求人をもとに実際に介護施設で採用面接を受けるとき、少しでもよい施設を見極めるポイント
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人手不足の介護業界。様々な求人を目にしますが、いざ就職、転職活動をするときによい施設かどうかの情報を集めるのって難しいですよね?今回は前職で採用担当をしていた経験から、「こんな担当者の対応は危険だ」という視点でよい施設を見極めるためのお手伝いができればと思います。

よい施設は事前の施設見学を喜んで受け入れます

まず皆さんは様々な媒体を通して見つけた求人情報をもとに、面接のためのアポイントをとることになると思います。

その際に、ぜひ事前に施設見学ができるかどうかを人事担当者に確認してみましょう。さらには、見学だけの対応もしてくれるかどうかも重要なポイントになります。


確かに施設の担当者は忙しいことが多いですが、施設見学を受け入れてくれればOK、さらに見学して希望しなければ面接までしなくて大丈夫ですよ、と言ってくれる方はベストだと思います。
よい施設の担当者は「いい人材に長く働いてほしい」と思っていますから、通常、施設見学などは喜んで受け入れてくれると思います。

それを、

忙しいからとにかく面接を終わらせて時間があったら少し案内しましょうか

などという担当者はあまり信頼できないかもしれません。さらに、実は、よい担当者は施設見学の間の応募者の振る舞いや、質問の内容などから適性などを判断しています。その時間を面接の延長と位置づけ採用するかどうかの判断材料としているのです。ですから、応募する側はそういった意味でもぜひ施設見学を希望し、わからないことや興味のあることをどんどん聞いてみるといいと思います。

よい施設は福利厚生や待遇の説明をしっかりと行います。

求人情報には、普通、給与の設定や手当、福利厚生の内容が記載されています。応募する際にはとても重要な内容ですよね。働く側としては、少しでも良い条件がいいですし、社会保険や退職金制度なども制度が整っているほうが良いに決まっています。

ポイントは、面接のときに担当者がきちんとこの話をしてくれるかどうかです。

一般の職員さんたちって、意外と社会保険の加入条件や家族の扶養について、有給休暇制度、退職金共済などの話しって知らないことが多いですよね。私も実は採用担当をするようになって結構勉強しました。

福利厚生や待遇面の話をタブーとせず、きちんと話をしてくれる担当者がいる施設は、きっと職員さんたちを大切にしている施設だと思います。先ほどもお伝えしたように、「良い人材に長く働いてほしい」のが施設側の思いなので、働く側に立って話をしてくれる担当者は信頼してよいと思います。

よい施設は情報共有がしっかりしています。

求人を出すということは、施設は少なからず人手が足りないことを意味しています。

それはそうですよね、足りていれば余計な人件費を出す余裕はありませんから。

その中で、よい施設というのは、例えば

今日何時に○○さんという人が面接に来る


という情報を少なからず窓口担当の事務員などはきちんと把握しています。

逆に言えば、そうでない施設も実際にあるということです。緊張して施設に入り、

窓口で「今日面接をお願いしている○○です」とやっと切り出したのに、窓口に出た人が、「あ、そうなんですか、聞いてなかったな」などと言ったらどうでしょう?


私だったらこの時点で嫌になって帰ってしまうかもしれません。

よい施設はきっと、

はい、伺っています。○時に予約の○○さんですね、こちらへどうぞ


となるはずです。誰にも悪気はないかもしれません。ただ、こういった情報共有は面接だけに限ったことではありませんよね。施設を運営していくということは、多くの人間が必要な情報を必要な分だけ共有していなければ成り立ちません。

しっかりしているかしていないか、こういう視点からも判断できるかもしれません。

よい施設は情報発信を積極的におこなっています。


今の時代、福祉施設でもホームページの運営などは当たり前になっていますよね。
意外と採用担当者がこういった運営を任されることも多く、私もホームページの更新などを定期的に行っていました。

特に毎日の出来事などを発信する施設ブログや日記などは結構見てくださっている方が多く、面接のときにも話題になることがありました。

さらに進んでいる施設はSNSを活用したイベント告知や情報提供、メール配信サービスなども行っているところも増えています。つまり、外部に自分たちの施設の情報を積極的に公表しているところは、言い換えれば自分たちの仕事に自信があるからであって、結局のところ「いい施設」だということができると思います。

皆さんが求人情報をみて「この施設を受けてみよう」と思ったら、まずは施設のホームページやSNSをチェックしてみるとよいかもしれません。

ポイントは「リアルタイムで更新されているか」です。

更新が滞っているところは、どれだけ立派なホームページであっても、意識が高いところとは言えないかもしれません。本当にリアルタイムで更新している施設は見られることを意識していますから、必然と良い介護を提供するよう努力しているんですね。実際応募するしないにかかわらず、閲覧するだけでも楽しいですしね。

よい施設の担当者は入居者にも好かれている

最後のポイントなんですが、最初にお伝えした施設見学などの際、担当者が実際の入居者の方とどんな関係性で接しているかを見てみるとよいかもしれません。

  • きちんと入居者の方々に挨拶をしている
  • 顔と名前を憶えている
  • 入居者の方のほうから話しかけてくれている

などがあれば普段から施設を見て回っていて、入居者の方や働く職員の状況などを把握できている方だと思ってよいと思います。やはり、まるっきりの事務方さんでは施設の本当の姿は説明できないと思います。入居者から笑顔で話しかけてくれるような担当者の方ならきっと信頼してお任せしても大丈夫だと思いますよね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。どうせ就職、転職するなら少しでもいい施設で働きたいと思うのは当たり前ですが、実際のところそういう情報って事前に手に入れるのは難しいですよね。今回は施設の担当者の方がどういう対応をとってくれるかで判断できるかも、という視点でお伝えをしてきました。介護職として就職、転職を目指す皆さんのお役に少しでも立てれば幸いです。

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