妊娠・出産を経て育児休暇から転職!看護師の職場復帰までの道のり

会員登録 ログイン
メニュー
#699 2019/04/13UP
妊娠・出産を経て育児休暇から転職!看護師の職場復帰までの道のり
更新情報を受け取る mail このエントリーをはてなブックマークに追加
mail

就職する時に大多数の方が目にする求人情報のサイトや広告。皆さんはどういったところを重視しますか?
今回は私が経験してきた仕事での経験や、妊娠・出産を経て職場復帰するまでの道のりを紹介させて頂きたいと思います。
 

看護師として初めての就職


私が学校を卒業して初めて就職した先は老人保健施設でした。周りの友達は大学病院などに就職が決まる中なぜ老健?と聞かれることもありました。私自身も病院に就職するものだと思っていたのですが、当時の私は病院で重病人の患者さん相手にきちんと仕事が出来るだろうかと、とにかく不安で不安で就職そのもに尻込みしていました。

そんな時就職の求人広告やサイトを調べていると、老健での看護師募集が目につきました。

そうか。看護師を必要としているのは何も病院だけじゃないんだ

と当たり前のことにこの時ハッと気づきました。

その後求人広告に記載されている電話番号に連絡し、無事に私の初めての就職に至りました。もちろん老健だからと言って楽な仕事などありません。ご高齢の方やお身体が不自由な方への処置は思っている以上に大変でした。

しかし周りのベテラン看護師の方や利用者様(老健では患者様のことを利用者様と呼んでいました)自身にも支えられ不安で仕方なかったこの仕事をとても充実した気持ちで取り組めるようになりました。

誰だって初めての仕事は不安です。特に人の命を預かるような仕事であればなおさらです。私は不安で不安で、正直この仕事での就職はやめようかとさえ思っていました。しかし求人サイトで老健での仕事を見つけ、やってみようと思えました。

実際に仕事をしてみて大変なことも多いですが、その以上に得たものも多かったです。「私には無理だ」と決めつけず、まずはどのような職場があるのか、そのようなことを調べることから始めてみても良いかもしれません。

 

看護師としての転職活動のコツ

初めての就職先がとても恵まれた環境でしたが、仕事に慣れるにつれて「もっと自分の力を伸ばしたい」「もっと広い世界を知りたい」と思うようになりました。今から考えれば少しだけ仕事を覚えた時期の頃なのに恥ずかしいような…いやいや、若者には必要な発想だったはず!

そのように考え始めてから再び求人情報サイトなどで転職先を探し始めました。

今回は少しだけ仕事というものが分かっていましたし、実際に働いてみて、自分が職場に何を求めているかも何となく分かっていました。

自分が求めるもの、妥協できるものとできないもの。たとえば私は社会保障と休日日数は「このラインでないと!」という思いがありました。

逆に「職場は駅から少々遠くても大丈夫。お給料もそこまで高望みしない」と自分の中で条件を決めていました。


幸いすぐに転職先が決まり、新しい職場で働くことが出来ました。自分なりに考えて選んだ職場なので満足しており、現在もその職場で働いています。

もちろん人によって職場に求めるものは違うと思います。価値観も人それぞれです。

自分が大切だと思えることを決めて就職活動を行うと『ブレない』就職活動が出来るのではないかと思います。

 

妊娠そして育休

転職後しばらくしてから結婚し、その後すぐ妊娠しました。

おめでたいことなのですが仕事が仕事のため私はとても悩みました。周りの知人の話を聞いていてもつわり等の体調不良や重労働のための切迫流産などあまりポジティブではない話がとても多く、このまま仕事を続けてもよいものか。また体調不良などで急に休んだりとなると周りにも迷惑をかけてしまうのではないという心配もありました。

妊娠報告とともにそのような心配もあると上司に相談しました。

幸いなことにとても理解のある上司で、同じ職場の方にも妊娠・出産を経験した先輩が何人かいることも分かりました。極力負担の少ない部署にまわして頂き、シフトも可能な限り融通して下さいました。私自身の体調も良く、結果的に産休に入る
出産予定日6週間前まで働くことが出来ました。

このことについては職場の人間関係に恵まれていたことはもちろん、社会保障のしっかりしたところを意識して転職しておいて良かったなと思う点の一つです。

産休・育休、そして後述しますが時短勤務などの制度も充実しているのは、長く働きたいと思っている方にとっては良い職場だと思います。

これから就職、転職を検討されている方には是非見ておいてほしいポイントです。

看護師としての復職!職場復帰へ向けて

無事に出産を終え、現在私は職場復帰にむけて少しずつ行動しているところです。
子どもの保育園のこと、提出するべき書類など、やるべきことがこんなにあるとは思いませんでした。

約1年、社会を離れ言葉も話せない赤子とだけ過ごしてぼんやりしてしまった脳みそに喝を入れつつ奮闘しています。

職場復帰時には新しい部署に移ることになっています。復帰後は時短勤務制度を利用して、以前より短い時間で働くことになりますが、子どものことを考えると慌ただしい毎日になるのは目に見えています。今からげんなりです。

しかしこのような状態でも暖かく迎え入れてくれる職場があるのは本当にありがたいことです。
職場復帰前には上司との面談やオリエンテーションもあるので、休みボケしてしまった私には程よいリハビリにもなります。

育休中は子どもと過ごすかけがえのない大切な時間でしたが、やはりどこか閉塞的な空間だと私は感じていました。今となって言えることですが、働くことは、私を形作る側面の1つです。

働き始めた頃はあんなに不安で仕方なかった私が、今は仕事がやりがいの1つになっているのです。

患者様のありがとうや、人の役に立ちたいと思ってこの道に進んできましたが、この仕事があるから今の私があると思っています。

実際のところは働き始めるまで分からないことが多いですが、それでも自分で調べて頑張って働ける職場を見つけることは不可能ではないと私は思っています。

職場復帰後は初めての部署ということもあり、新人の頃の気持ちで頑張ろうと思います。

まとめ

初めて就職する方、転職を考えておられる方、子育て後の社会復帰を考えている方。

人サイトで仕事を探しておられる方の事情はさまざまです。

その方にとってより良い環境の職場が見つかるように、この体験を読んで少しでも参考になれば幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

こんな記事/動画も見られています

 

こちらの本が読まれています

意見をメールする 更新情報を受け取る

バックナンバー

 

【看護師お役立ちコラム】への応募・問合わせ

名前【必須】
電話番号
Eメール【必須】
Eメール(確認)【必須】
問合わせ・応募内容
【必須】

 

Facebook Twitter email
看護師の転職・求人。病院を動画で確認!ミスマッチを防ぎます Pagetop