看護師を続けていても、女性は結婚や出産、また旦那さんの転勤などで職場を変わることを余儀なくされることがあります。今回は、私の実体験から、雪国ではどんなところに注目して転職、求人を選ぶかということをご紹介していきます。
東北に転職をする際に注意するポイント
私はこれまで3回ほど転職を経験しています。初めて看護師として就職したときには、西日本で冬になっても雪などの心配はほとんどないという場所でした。3交代をしていましたが、あまり雪が降って通勤に困ったという記憶もありません。
しかし、結婚を機に、生まれ育った町を離れることになりました。そして転居先は東北地方。私は退職したときに失業保険をもらう手続きをとっていたので、もちろん転居しても転職活動をするつもりでいました。しかしこれまでの西日本と転居先の東北では、求人を探すときに注意が必要だなと思ったことがあります。そんな異なるポイントをご紹介していきたいと思います。
雪になれていない人は、夜勤が不安である。
私は雪の降り積もった道の運転など経験が圧倒的に不足していました。そのため転職探しの時には、まずその相談をしたほどです。その時の助言としては、まずはこの地域になれるために日勤だけの職場を探してみては?また2交代の仕事を探すことを勧められました。
日勤だけの時間帯であれば、公共機関を利用して通勤することは可能です。また昼間の間にある程度雪がとけてしまうことも考えられます。また2交代制の場合は、夕方に出勤、そして帰宅するのは日勤帯に入ってからという勤務なので、この時間帯も公共機関を利用することが可能です。私はその助言を受け求人を探し始めました。しかし土地勘もない場所であり、あまり自宅近くには希望するような求人を見つけることができませんでした。
雪の心配があっても、病院に仮眠スペースがあれば問題ない
結局私の場合は、3交代制の病院しか見つけることができませんでした。もしも雪道に問題がないという場合だったら、もっと選択の余地はありました。ただ、不慣れなこと、土地勘がないことから、近場の病院ということで条件を絞ったのです。
3交代制で夜雪が降り積もったら?という心配はありました。しかしある病院では、仮眠スペースを設けているというところもあったのです。
看護師が雪道で事故を起こすというのは、病院にとっても避けたいこと。その対策として、冬の間は、日勤から深夜勤務に入る人の仮眠スペースを設けているところがあったのです。いったん自宅に帰らなくても、そのスペースで仮眠をとってゆっくり過ごすことができます。また夜間の雪道を運転するというストレスがありませんし、天候が仕事に支障をきたすこともありません。そのため少し遠くから通っている看護師や雪道の運転が嫌だという看護師が利用していました。
この制度を見て、これまでの西日本ではなかった対応なので、東北ならでは?また病院によってとられているスタッフのために良い対策だと思いました。
まずは土地勘を把握しよう
このように気候も道路事情も異なる地域で転職を行ったことのある私からすると、まず転職をするときには、その地域の土地勘をしっかり把握することが重要だと思います。もしもそれがよくわからなければ、人材派遣会社の人に聞いてみる、転職サイトを利用する場合には、担当者に聞いてみると、良いアドバイスをもらえるはずです。
土地勘のない場所で求人を探すというのはとても不安があります。転職したからには失敗はしたくない、だからこそ、あらかじめできる限りの情報を集めて求人を探すことがうようであると感じています。
車通勤の人は雪道対策をしっかりとること
西日本で仕事をいうしているとき、場所によってはスタットレスタイヤももっていないという人も少なくありませんでした。雪が降らないから必要ないのですね。しかしながら、東北など雪が降る可能性のある場所では、自家用車を利用する場合は、まず対策をとることが重要です。例えばスタットレスタイヤを購入する、車のチェーンを準備しておくことなど。そのためまずは自分の車の見直しからすることが重要です。夜勤をする必要のある看護師だからこそ重要なポイントのひとつです。
雪道に自信がない人は、どんな職場を選ぶべき?
雪道の心配がある人は、仮眠スペースなどのあるところを選ぶとよいと述べました。
もう一つ、自宅から遠くない場所の求人を選ぶということもポイントです。もしも近くに病院があるならば、歩いていける範囲の病院を選んで転職するのも一つの方法です。また病院に社宅などがあるならば、それを利用させてもらうのも良い方法です。
転職をするときには、まず病院に求人の問い合わせをする、そして面接をするなどのステップを踏んでいきます。その時に雪道になれていないこと。さらに雪道になれていない看護師に対して、どのようなことに気を付けるといいのか?何か対策は取られているのか?ということを確認するといいですね。
病院によっては、朝最寄りの駅からの送迎をしているところも少なくありません。
また近隣にいい病院がないなあ、希望する求人がないなあと思っても、まずは転職してその土地を知る、雪道になれる、それから次のステップに進むという方法をとるのもおすすめです。私の場合は、一旦転職をした時に、一緒に働く職場の看護師からさまざまな情報を得ることができました。また結局その職場の人間関係の良さ、職場の居心地の良さに次でのステップには踏まず、同じところで働き続けました。土地勘がないところに転職したけれど、そこで仲間もできました。
始めは不安を感じることも多かったですが、それ以上に実りも多かった転職だと思っています。看護師は、資格を取得していろいろなところで働くことができるとても人気のある職業です。そして憧れの大学病院で働くことが出来ると、よりやりがいを感じることができますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。転職をするときにこれまでとは全く違う環境に飛び込むのはちょっと不安ですね。しかし事前にしっかりと情報収集をすること、また相談にのってもらうこと、また実際に病院を見ることによって、不安を解消できることも多いです。ぜひ病院選びの参考にしてみてください。
こんな記事/動画も見られています
こちらの本が読まれています

あなたに最適な施設
※記事に関連した施設です。
府中恵仁会病院

ふじの温泉病院

行田総合病院
バックナンバー
- #2613リハビリテーションの看護アセスメント:患者に適したケアの実践
2025/03/12UP - #2611循環器の看護アセスメント:評価のポイントと適切なケア<
2025/03/11UP - #2612訪問看護師になるには?未経験からのステップと東京の求人情報
2025/03/11UP - #2610看護師になるには?東京で訪問看護の魅力と求人情報
2025/03/10UP - #2609血圧の看護アセスメント:正確な評価と適切なケアのポイント
2025/03/09UP - #2608がん患者への看護アセスメント:訪問看護で活かせる具体的な視点とケア
2025/03/08UP - #2607看護アセスメントとは?訪問看護の現場で活かせるスキルと実践ポイント
2025/03/07UP - #2605訪問看護師の求人情報と東京で働く魅力
2025/03/06UP - #2606訪問看護師の求人探し!未経験者から経験者まで、理想の職場を見つける方法
2025/03/06UP - #2603心不全患者の看護アセスメントと訪問看護の実践ポイント
2025/03/05UP - #2604帯状疱疹患者の看護アセスメントと訪問看護の実践ポイント
2025/03/05UP - #2602看護アセスメントの基本と訪問看護における実践的なポイント
2025/03/04UP - #2601看護師のアセスメントについて必要なこと
2024/06/23UP - #2600就職、転職にて目に留まりやすい簡単な自己PRの書き方
2024/06/22UP - #2599転職先の人間関係について!こんな人は失敗する!
2024/06/21UP - #2598子どものコミュニケーションを読み取ってアセスメントにつなげよう
2024/06/20UP - #2597看護師の就職や転職時の自己PRについて
2024/06/19UP - #2596看護師の転職先として人気の就職先の利点と注意点
2024/06/18UP - #2595生成AIは看護アセスメントに使うべき?
2024/06/17UP
【看護師お役立ちコラム】への応募・問合わせ