介護士から看護師になるには!?(看護学校附属病院の求人を探し、勤労学生へ)

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#687 2019/04/10UP
介護士から看護師になるには!?(看護学校附属病院の求人を探し、勤労学生へ)
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介護士をしている方が、看護師を目指したいと思ったときに、どのような選択肢があるのか。働きながら看護学校に通うと考えた場合に、勤労学生としての勤め先としてどのような求人があるのか。看護学校附属の病院で働きだした場合にはどのようなメリットがあるのか。私の実体験をお伝えします。

介護士から看護師を目指すには!?

介護士から看護師になりたいと思ったきっかけ

私は介護福祉士として介護老人保健施設併設の通所リハビリテーションで10年間働いていました。当時の私の働いていた施設では看護師は非常勤でした。

高齢者が通う施設であったため利用者さんの急変はとても多く、看護師がいないときは私がそこの所属長であったため、対応に追われたり救急車を呼んだりしたものでした。

しかし、まったく医療に知識を持ち合わせていなかった私は、救命救急士さんの言っていることがわからず、いつもおろおろしながらの対応だったのです。そんな自分の状態を不甲斐なく思い、看護師になろうと思ったきっかけでもありました。

働きながら看護師になる道を模索して

実際に行動に移そうと考えたものの、貯金もほとんどしていない状態でためらってしまいました。

自分の性格上、いつまでたっても貯金は貯められないと感じた私は、働きながら看護師の資格を取ろうと考えたのです。いざ、働きながら学校に通おうと求人のサイト眺めたのですが正看護師の学校ですと、働く時間がないという壁に当たりました。

授業や実習で働く時間がないのです。

なおも、求人を探していると、週三回午前中働くことができて午後の時間を学校に通い(実習期間は連日全日ですが)、週二回は全日授業という体制の病院附属の准看護学校を見つけることができました。

すぐに電話連絡し、見学を申し込みました。学校と病院(仕事場)の両方を見せてもらえました。とても雰囲気がよく明るいところで、設備がとてもよく揃っているところでした。

一番良かったのは学校が最上階にあり、降りたら職場の病院なので移動時間が5分もかからないところでした。実習も同じ病院内で行っており、移動の面で面倒なことは一切ありませんでした。学校の面接と職場のとなる病院の面接とで2回行いました。無事どちらも合格して、勤労学生として歩みだしたのです。

勤労学生として過ごしてみて

私と同じような看護学生を求人し雇い入れを積極的にしており、同じ志を持った仲間がたくさんいました。社会人の受け入れを接触的に行っており、年齢は上で五十代から高校を卒業したばかりの新卒、男女も3:7と多種多様な背景がある人が集まっていました。考え方はさまざまな同志とともに勉学に励み、一緒に仕事し得られるものが大きかったです。

入職した当時は、働きながら学校へ行くということは寝る間も惜しんで休日も休むことなく、勉強や仕事に明け暮れるというイメージでした。しかし、仕事も看護学生がたくさんいるため、交代勤務それほど入るといった印象はなく、月に2回ほど学校も仕事もない丸一日休みの日があり、リフレッシュをしながら続けることができました。

病院で働く時間は、午後から授業のときは、8:30~12:00でした。学校から戻って夕方16:30~19:00まで仕事をすることもありました。学校休みの休日は日勤帯として丸一日仕事をしました。長期休暇(春休み、夏休み、冬休み)は、稼ぎ時です。常勤並みに仕事をしました。時間給ですが、他のアルバイトの時間給より割高でした。

病院附属の准看護学校だったメリットを上げますと、戻って仕事をする学生が多く宿題を出されることが一切ありません。

また、自分の勤務の所属先の看護師が講師として教壇に上るため、不思議な感覚と親近感で授業が面白く、楽しみながら受けられたことを思い出します。

実習先にも、顔なじみの看護師がたくさんいるため、実習が怖いとか無視されるということもなく、卒業後の引き入れのため「厳しくして、逃さないようにと」実習指導看護師やほかのスタッフも優しく接するようにと上から指導されているとのことでした。もちろん、実習期間中は勤務に入らなくてよく、優遇されています。それは、資格試験が近くなると同じように、休みを入れてくれました。

働く期間が短くなると気になるのは給料の面ですが、病院独自の奨学金や日本学生支援機構の奨学金を併用し、切り抜けることができます。とくに、病院独自の奨学金はお礼奉公で3年働いていれば借りた百数万円を返済しなくてよいというのもので、重宝しました。


私は、そこの准看護学校で推薦を受けることができたため高看(正看護学校)に進学しました。たまたま、勤務先の病院の隣に正看護学校があったため、勤労学生を続けることができました。計四年間、働きながら看護師の資格を取得できたのは、看護補助者として近くで尊敬できる看護師の働きを見つめることができたからでした。

患者さんへの対応の仕方を通し、時には看護観ついて質問し、それは自分の将来像を維持するモチベーションとなったのです。

看護師を取得して

同じ病棟に継続して勤務しています。看護補助者として看護師の仕事を見てきたので、看護行為や看護師として行う業務への移行はスムーズでした。

しかも、プリセプターになる看護師や先輩看護師は4年以上ともに働いてきており、気心が知れています。いわゆる、新人いじめのようなことはありませんでした。

看護師から雇い入れで、ともに新人になった方がいたのですが、病棟のことを詳しく理解している私とはスタートが違ってきました。

私のほうが、ラダー(看護師のレベル)の昇格も早く、責任ある仕事を任せてもらえました。同期となった新人さんは先輩看護師より私のほうが話しやすいようで、仕事や電子カルテの使い方など教えたものでした。

このときに私は、勤労学生として働きながら少しずつ経験できた有利性を強く身にしみて感じることができたのです。

まとめ

介護士から看護師になるには相当の覚悟が必要だと思っていませんでしたか。一歩勇気を出して踏み出せば、世界はおのずと付いてくるものだと思います。

私が経験した、病院附属の准看護学校に進学して、そこの病院で働くことは数えきれないほどのメリットがありました。看護学生を病院で雇って、将来の看護師として働いてもらいたい病院の求人はたくさんあります。

看護師不足と言われている今日、勤労学生のころから確保しようと獲得に躍起になっている病院は大口を開けてまっているものです。そのような時代だからこそ、このような求人にのっかり、看護師になりたいという夢の実現へ歩んでみてはいかがでしょうか。

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