パートの看護師として働きたい!収入は?メリット・デメリットは?

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#679 2019/05/02UP
パートの看護師として働きたい!収入は?メリット・デメリットは?
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看護師は正社員の比率がやはり多いですが、パートという働き方も可能です。待遇などはやはり劣るものの、気楽に働けるパートの看護師にはそれならではの良さもあります。
本記事ではパートの働き方に関心がある看護師の方に向け、看護師がパートで働いた場合の収入やメリット・デメリットについて解説していきます。
 

素朴な疑問、看護師はパートで働ける?

まず、看護師という職業はパートで働くことができるのか。これについて解説します。

結論から言えばパートで看護師として働くことは可能です。

転職サイトや求人広告を探せば、看護師のパート求人はそれなりの数が出てきます。昨今は全国的な看護師不足が続いていますので、パート求人の数も以前から比べると増加傾向にあります。

看護師職として募集している求人の場合、パート募集であっても看護師資格が必要となります。看護師免許さえ持っていれば直ぐに応募可能です。正社員募集より求められる経験やスキルのハードルが下がりますので、看護師免許を持っている方であれば比較的採用されやすいです。

パートの看護師の収入は?

パートの看護師の時給は、地域にもよりますが概ね時給2000円以上となるケースが多いです。働く病院や自身の経験によっては時給3000円を越えることも。一般的なアルバイトやパートの仕事と比べると1.5倍~2倍程度の賃金に設定されていることが多いです。

したがって看護師であればパートであってもまとまった収入を得ることが可能です。

たとえば時給2000円仮定し、フルタイムで一日8時間働けば日給16,000円。

月20日出勤すれば単純計算で月収は32万円となります。


看護師であればパートであっても十分に生活できるレベルの収入が得られるわけです。ただし後述もしますが、賞与、厚生年金、福利厚生などの面が正社員に比べ劣りますので、その点は注意したいところです。

パートの看護師として働くことのメリット

さてパートの看護師の場合、正社員の看護師では得られないメリットがいくつかあります。順に解説していきます。

パートの看護師のメリット①:短時間で働ける

パートの看護師の場合、1日数時間のみ、週に2、3日のみといった短時間のスポット要員として働くことも可能です。日勤のみの求人募集もあります。正社員の看護師の場合、どうしても長時間労働や夜勤が発生しやすいですが、パートの場合は比較的自分のペースに合わせて働くことができます。

そのため

  • 「あまり無理せず働きたい」
  • 「家事や子育てと両立したい」
  • 「別の仕事もしておりWワークとして働きたい」

そのような方には正社員よりパートの看護師の方が働きやすいかもしれません。

パートの看護師のメリット②:責任あるポジションに抜擢されず気楽に働ける

正社員の看護師に転職した場合、年齢や経験によってはリーダー的なポジションに就かされることもあります。また正社員の場合、将来の育成も視野に入れて採用しますので、その後退職や転職をしようと思ってもなかなか辞めに難くなります。

一方パートの看護師であれば、リーダーポジションを任されることはあまりありません。またパートであれば相手方も非正規雇用として募集していますので、比較的退職や転職もし易いです。

そのため

  • 「リーダーのような責任あるポジションは向いていない」
  • 「束縛されず気楽に働きたい」
  • 「いずれ転職を視野に入れていて一時的に働きたい」

そのような方の場合もパートの看護師の方が働きやすいかもしれません。

パートの看護師のメリット③:人間関係で悩みにくい

看護師が抱える悩みとして多いのが人間関係。医療現場特有の閉鎖感もあり、職場の人間関係で仕事を辞めてしまったり、うつ病や精神病を患ってしまう看護師も少なくはありません。

一方でパートの看護師の場合、不思議なことに人間関係で悩む機会は少ないのです。職場の上司や同僚たちも良くも悪くも一定の距離感を持って接するため、正社員のような濃い人間関係が生まれにくく、人間関係のドロドロに巻き込まれる機会が少ないのです。

また仮に人間関係に失敗してしまっても、パートであればすぐに違う職場に転職できます。そのような”逃げ場”が用意されていることも心理的な余裕に繋がり、人間関係に悩む機会も正社員に比べ少ないのです。

そのため

  • 「人間関係で悩むことが多く、もっと気楽に働きたい」
  • 「いつも人間関係で失敗しているので怖い」

そのような方もパートの看護師の方が働きやすいかもしれません。

パートの看護師として働くことのデメリット

一方で、パートの看護師特有のデメリットも存在します。順に解説していきます。

パートの看護師のデメリット①:賞与や厚生年金、福利厚生の面で弱い

正社員の看護師の場合、年に数回の「賞与(ボーナス)」があり、一回あたり数十万円の金額が貰えます。

一方パートの場合、大抵の職場では賞与はありません。


また正社員の場合は「厚生年金」に加入できるため、パートが加入する国民年金に比べ月々の年金支払額や将来貰える年金受給額もアップします

。一方パートの場合、正社員と同等の時間勤務しないと厚生年金には加入できず、年金周りの金銭的なリスクが発生します。その他、会社の用意する育児補助や特別休暇などの「福利厚生」も利用できなくなってくるため、こちらも金銭的なリスクとなることがあります。

そのためパートの看護師の場合、長期的に働く上では機会損失や無駄が発生し易いのです。

パートの看護師のデメリット②:経験やキャリアが付きにくい

パートの看護師の場合、看護師業務の中でも下位の仕事を任されることがやはり多く、より深い経験を積む機会がなかなかありません。また前述もした通りリーダー的な役割も任されにくいため、管理職としての経験も積みにくくなります。また仮に正社員と同じ職場で同じ仕事をしていたとしても、キャリア的にはパートよりも正社員が評価されます。

そのため、

  • 「将来的にもっとスキルアップしたい」
  • 「将来的にキャリアアップして年収を上げたい」

そのように考えている方にとっては、パートの看護師は痛手となることもあります。

パートの看護師のデメリット③:職を失いやすい

正社員の看護師は定年雇用ですので、特別大きな問題を起こさないでもしない限り職を失うことはありません。一方、パートの看護師は文字通りパートタイムの一時雇用です。病院側が経営不振に陥ったり、スタッフの再編成などを行ったりすると、パート切りとして解雇されることもあります。

このため、いつ職を失うかわからない不安定さが常にあり、長期的な安定を求める方には少々不利な働き方とも言えるわけです。

まとめ

以上、パートの看護師のメリット・デメリットとなります。

正社員の看護師とパートの看護師、そのどちらの良いかは置かれている環境や仕事に対する価値観によって変わってきます。また昨今は政府の「働き方改革」によって正社員として働くことだけが当然でなくなってきました。パートの働き方が自分に合っていると感じる方であれば、正社員だけに拘らずパートとして働いてみるのもアリかもしれません。

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