これから看護師を目指す方に、まず就職を決める際はどこをみてきめるか、ここに就職したい!と決めたあとはどうやって就職を勝ち取るか、面接官はどこをみているのか、履歴書は・・などを私の経験からお話しします。一意見としてぜひ参考になさってください。
行きたい病院・施設への就職を勝ち取るポイント
これから看護師を目指す新卒の方に、就職はいつごろにどうやって決めるか、就職先を決めたあとはどうやって就職を勝ち取るか、面接官はどこをみているのか、履歴書はどうやって書くのかなどを詳しく私の経験からお話しします。
就職先はいつ決めるのか
新卒の方は、国家試験の前に就職先を決めます。実習もありながら大変だと思いますが、年内の夏から秋にかけて就活の準備をしていきます。資料請求をしたり、自分で病院を見学に行ったりします。そして、自分の看護観を考えながら、自分に合いそうな病院や、介護施設を決めます。秋ごろに就職試験を受けて内定をもらいます。
就職先の決め方について
就職先を決める際重要なことは、まず自分がどんな看護師になりたいかということです。
自分の目標を決めてどうゆうキャリアアップを目指していくのかということから考えていきましょう。そのあとは、どんな病院なのか、仕事内容・業務内容はどうなのか、夜勤や勤務体制はどうなっているかを知るべきです。仕事は学生とは違います。お金をもらって働きますし、社会人としての権利もあります。そのため、いろいろな病院の情報収集をしながら資料請求をしたりして就職先を決めていけばいいと思います。
新卒の方ではどんな病院なのかは想像しにくいと思いますので、最近では合同就職説明会などもたくさんやっていますしそれに積極的に参加して、病院の雰囲気を見てみることも大切です。また、直接病院に連絡を入れれば事務の方や、看護師長さんなどが病院を案内してくれることもあります。自分から積極的情報収集してどの病院にするのか決めていくことも重要です。私は、急性期の病院のほうが新卒の方も多く、プリセプター制度がしっかりしており、自分を成長させるためにはいいのではと思います。
応募書類について
就職先をきめたあとは履歴書を準備します。履歴書は行きたい病院への最初の自己PRになるのでしっかり準備しましょう。
- 誤字脱字なく、しっかりと丁寧に書きましょう。できれば、大きな文字のほうがいいです。少しでも間違えた場合は新しく書き直しましょう。
- 履歴書はすべて埋めるのが理想的です。
私が病院に就職した後に面接をしてくださった方とお話しする機会がありました。採用の基準は病院側がこの子なら雇ってみたいと思うかどうかだということです。
採用する側が見られるのは履歴書、試験、面接とこれだけしかありません。
その中で、どんな子なのかを判断しなければならないので面接で自分の意見を言うのはとても大切ですし、面接がどうしても苦手な方は履歴書にたくさん自己アピールをしておくべきだと思います。病院にとって自分が看護師として働くとこんな良いところがあります、といった具合に自己アピールしていきます。新卒の方は自分の性格や、経験から看護師として病院に貢献できそうなことを書いていくとよいでしょう。自分の長所やなどをアピールしていきます。
また、履歴書の写真もきちんとした格好で撮影しましょう。写真は第一印象を決めます。
少しだけ転職を考えている方にもお話しさせて頂きます。転職のかたは履歴書を充実させたほうがいいです。できればすぐに使える人材を探しているのでどんな仕事をしてきて、どんな資格があるか、どれくらいの期間働いてきたのかなどをしっかりと書いて下さい。
また、なぜこの病院を希望し転職希望しているのか、どんな看護を目指していきたいのか、新卒とは違う明確な目標をもって転職を希望しています、ということをはっきりと提示したほうが病院側も採用しやすいです。
面接について
面接については看護学校からも説明があると思いますが、何回か練習が必要です。たくさんの大人が見ている中で自分の意見を言ったりするのはなかなかできません。ちゃんと練習をして少しでも自分の中でイメージをしてから面接に挑むほうがいいです。
まず面接では身だしなみに注意しましょう。暗めのスーツでシャツは白く、清潔感のあるものにして下さい。髪の毛はまとめて、前髪が顔にかからないようにしましょう。
看護師の面接とはいえ、社会人です。社会人として働くためにどういう人なら雇いたいと思うか考えながら全身をチェックしてみましょう。靴はローヒールで、メイクは薄めにしましょう。すっぴんより薄くメイクはしたほうがいいです。顔色もよくなりますし、ぱっと明るくなります。
また、本番の面接についていくつかアドバイスします。
かならず時間には遅れないようにいきましょう。遅刻は厳禁です。
面接は緊張しますが、背筋を伸ばし、はっきりと大きな声で受け答えします。また、自分が話す時ばかりでなく、他の人が話すときもゆっくりと傾聴する姿勢を心がけたほうは面接官にも受けがいいです。
よく聞かれる質問(志望動機、将来の看護師像、看護師を目指した理由、配属希望の科など)は事前に答えを用意しておき、慌てないようにしましょう。自分の主張をしたいあまりに長文になるのはあまりよくありません。何が話したいのか要点をまとめて的確に話しましょう。とはいえ、私も全部できたわけではありません。自分のこれだけは伝えたいということを持っていれば何とかなります。言いたいことだけを伝えられたらそれだけでも自分をほめてあげましょう。そして、堂々と座っていることがいいような気がします。
その他の注意点(学科試験など)
就職の際には履歴書、面接の他に大学病院などは学科試験のあるところがあります。国家試験の勉強をしながらですのである程度分かる問題が多いです。国家試験の前段階としてリラックスして受けてみましょう。ただ、試験結果も病院側の採用基準になりますのである程度は用意した上で試験に挑みましょう。
まとめ
主に新卒の方に自分の体験を交えながらお話しさせて頂きましたが、まずは就職を決める際は自分がどうゆう看護師になりたいかが重要です。将来どんな看護師になっていきたいかを楽しく考えながら決めていきましょう。そして、就職活動ではそれを相手に伝える手段が、履歴書、面接になります。いくつかのポイントを参考にしていただき自分に合った就職先に出会ってほしいと思います。
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