転職の際の履歴書や面接のタブーなこととは?

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#672 2019/04/27UP
転職の際の履歴書や面接のタブーなこととは?
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介護士や看護師、その他、医療福祉系、心理系の仕事を目指す人に多い勘違いについて、お教えします。学校や、ネット上で情報が溢れているので、その中の何が実際に評価され、就職に役立つか、転職の際の履歴書や面接のタブーなこととは?
 

医療・福祉系の履歴書・面接のタブーとは?

介護士や看護師、精神保健福祉士、作業療法士、理学療法士、柔道整復師、臨床心理士などのさまざまな医療・福祉系の職業での就職、転職を目指す人は多く、その中には、そのような資格以外にもさまざまな所へ行って、知識や技能を身につけよう、民間資格でもいいから資格を取得しておこうという人はかなり多いです。

しかしながら、国家資格である資格以外では、大学院で認定を受けたところでのみ得られる臨床心理士くらいしか、就職や転職に関して評価されるものはありません。さまざまなあいまいな民間療法の資格の、整体セラピスト、リンパセラピスト、リフレクソロジー、NLPなどはさまざまな所で宣伝されているので、高額の費用を払って、そのような資格のコースに通い、資格を取る方は学生にもかなりいます。

そのようなものは、たいてい「海外では医療現場で活躍」「著書多数」などと宣伝していて、講師としても白人で先進国の人物を海外から呼んでいると宣伝していたり、海外の大学から認定証がもらえるなどの宣伝を行っています。

そして毎年一定数の学生が、そのようなものに通ったこと事を履歴書に書いたり、資格を取ったことを面接で話したりします。

しかしながらそのようなものは実際には医学的根拠が無く、介護、福祉、医療の現場では、単なる胡散臭い民間療法としてしか認識されていません。そのためそのようないい加減なものを持ち込まれては迷惑なので、いくらアピールされても「怪しいものに染まった人」としてしか見なされません。

いくら感じが良い学生でも、そのようなものに染まった人はトラブルの元になるので、採用するところはほとんど無いと思います。実際にそのような民間療法の講座や資格を宣伝、運営している人は、昔からそのような事に関わっていて、もともとは患者として通っていた方や、さまざまな胡散臭いセミナーを運営していて、それでずっと収入を得ていて、あれこれ中身や名称を変え続けている人が多いです。

そのようなものに関わり悪化して、様ざまな医療機関に長期間の通院を続けている方はかなりいるようです。様ざまな民間療法は公的な統計もなく、国の省庁の監督下にもないので、それで悪化しても何の保証もありませんので、そのようなものを持ち込まれることを、どこの医療機関や福祉、介護関係の所でも警戒しています。

最近はさまざまな事業主体が介護ビジネスに参入していますが、どこも現場は人手不足なので、民間療法を持ち込まれて、トラブルのもとになることは避けています。

特に医師はそのようなエビデンスの無い、かつエビデンスを取りようも無い民間療法には嫌悪感、警戒感を持っているので、そのような資格講座に通っていただけで避ける人が多いです。心理系でも臨床心理士以外は今でも警戒して採用しない所がほとんどです。

臨床心理士に関しては、医師で資格を取っている方がそれなりにいることもあり、ある程度の信用を得るようになってきましたが、今でも信用しない医師はそれなりにいます。

日本国内では、医療体制が未整備な地域や、地域として貧しいところにはそのような民間療法が歴史的に多いようで、そのようなものにあまり警戒感を持たない人もいますが、ある程度、医療体制が整ったところでは、そのような民間療法は信用がなく、警戒されるのみの物でしかありません。

介護、看護などでよく見られるタイプの人では、自分がなにかで苦労した経験があるので、それで人を援助したいという人がいますが、自分の個人的な体験を重視して面接でアピールしたり、周囲のアドバイスをなかなか聞かなかったり、ひとりで無暗に頑張る方なども、やはり迷惑がられます。

医療、介護、福祉はチームワークで科学的に行う事が基本なので、それからはみ出す人は迷惑がられます。様ざまな、医療機関や看護、介護、福祉系では色々と気をつけて採用していますが、それでも時々、公私混同して職場を混乱させる人が入ってくるので、周囲がそれに対応することでかなりの手間を取られています。

自分の個人的な苦労を重視する人は、結構、胡散臭い民間療法に惹きつけられるようで、そのようなものに通う割合が多いようです。

もし、学生時代にスキルアップのため、または転職のために、高額の費用を使って、そのような民間療法のコースに通ったり、資格を取ってしまったが無駄にはしたくないという方ならば、美容や健康系の様ざまな団体や組織がありますので、そちらへ行った方がいいでしょう。

そのような所ならば、基本的に健康な方がほとんどなので、もしかしたらあまり警戒されないかもしれません。美容や健康系のほうは、医療や福祉、介護とは、全く対象が違いますので、価値観や判断基準もかなり違うと思います。さらには最近ではさまざまなビジネス系のセミナーなども盛んに開催されているようなので、そのような所に就職が可能かもしれません。独特な民間療法の方に関わった方なら、もしかしたら独特なビジネスに活用できるのかもしれませんので、そちらのほうでいろいろと探してみればいかがでしょうか。

いろいろな人生経験をお持ちの方、学歴、経歴、資格をお持ちの方がいますが、それぞれの業界にあったに合った資格や経歴というものがあります。医療、看護、介護、福祉と言うものは科学的根拠に基づいて組織されて運営されています。

民間療法はそのようなものと合いません。もしそのような物を活かしたいのならば、他の業界に行くことをお勧めします。もしそのような資格などをお持ちでも、医療、看護、介護、福祉系に行くことを希望されるのならば、履歴書に書いたり、面接で話したりすることを控えるようにした方がよいでしょう。

まとめ

就職のために、様ざまな民間の資格を取る人がいますが、それが就職に有利になるとは限りません。あくまでも公的に認められた資格を履歴書に書いて、面接でも伝えましょう。あくまで一人の社会人として、チームの一員として働くので、自分独自の体験はあまり重視されませんし、歓迎もされません。

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