看護師の求人票には書かれていない転職してからわかる内容とその見極め方

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#651 2019/03/24UP
看護師の求人票には書かれていない転職してからわかる内容とその見極め方
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看護師として働いた経験のある人は、日本看護協会というのを聞いたことがあるでしょうか。看護師として働くうえで、強制ではないですが多くの場合加入を求められるのがこの教会。求人には決して書かれていないその現状をご紹介します。

看護師の転職の際に求人票以外の内容をしるには!?

看護師として転職を希望する場合、今よりももっと良い環境に身を置きたい、もっと収入を得たいと希望をもって求人を探すことでしょう。その求人情報を見てみると

  • 給料はいくらである
  • 福利厚生にはどんなものがある
  • また看護師の働くシフトはこうである

といった病院ごとの記載がされています。その中に看護協会という文字を見つけることができるでしょうか。ほとんど見つけることはできないでしょう。

私は数回転職をしたことがありますが、転職後に日本看護協会への加入を求められ、さらには高額な会費を求められびっくりしたことがあります。そんな求人情報には書かれていない看護師の転職時に注意してみておきたいことをここでは紹介していきます。

日本看護協会と県の看護協会

看護師が大きくかかわる協会としては、日本看護協会と県の看護協会があります。これらは研修を行ったり、日本看護協会看護職賠償責任保険制度といった看護師の保険を取り扱ったり、看護師の働く環境の改善のためにさまざまなサポートをしてくれるところでもあります。

強制的に加入するというものではありませんが、多くの病院では、就職や転職で入職したときには、必然的に加入することが求められる場合が多いです。私も4つの病院で勤務したことがありますが、このうち常勤で勤務した3つの病院では、加入を求められました。

日本看護協会や県の看護協会に加入するのはいいのです。私たちも研修や保険といった恩恵を受けることもできるからです。しかし加入するからには求められるものは、会費。その会費の高さにびっくりすることがあるのです。

日本看護協会の会費は一律、県の看護協会の会費は県によって異なる

各県には看護協会が設置されており、看護師の研修が行われたりする場所となっています。転職をした際には私たちも利用することもあるのではないでしょうか。会員になった際には、会員費を支払うことはもちろん、県によっては入会後、看護協会会館・看護研修センター建設に係る返済負担金というのを負担しなければいけない県があります。

どこの県でもこの建設が行われることが多いのでしょうか。私が働いたところでは、一人8万円の負担金を納入することが求められました。また現在勤務している県でも、看護師一人が8万円を負担することを求められています。

8万円は大きな額、支払う価値はある!?

収入を増やしたいと思って転職したのに、転職後看護協会の入会を求められ、入会をしたら今度は会費を求められる、しかも高額となればびっくりしますね。そんな話は聞いていない。それほど利用することはないのに、それほど支払う価値があるのか?と疑問もわくのではないでしょうか。

もちろん看護協会にはいらないという選択をすることもできます。しかし組織の中でほとんどの看護師が入会しているのに、自分だけ入会しないという選択をすることができるでしょうか。なかなかその勇気は持てません。

そのためみんな不満を抱えながら、その会費を支払うことが多いのです。

求人情報には書いていない情報だから、面接などで聞いてみよう

看護協会に入会ということは、求人情報に書かれていることはほとんどありません。そのため、面接に行ったときに直接聞いてみましょう。このようなことを面接で質問する人も少ないかもしれませんね。しかし就職、転職してから知るのと、入職する前に知るのでは心構えが大きく異なります。

また病院によっては、常勤はほとんどの看護師が加入するけれど、非常勤の看護師は加入しないとしている病院もあります。この会費というのは、病院で負担をしてくれることはほとんどありません。

自分で支払うべき会費なのです。

そのため自分がもしも就職、転職した場合は、看護協会に入ることになるのか?またその会費はいくらなのか?とことをしっかり確認しておくと安心ではないでしょうか。

加入したからには利用したい看護協会

会費を支払って加入したからには、ぜひ利用したいですね。

その利用方法としては、研修に参加するのが一番手っ取り早いです。研修への参加は、研修費を支払う場合もありますが、会員になっていると非会員よりも研修費が抑えられることが一つの特徴です。またどんな研修が行われるかという教育計画も出されるので、自分で興味あるものを選んで参加することもできます。研修に参加するほどの時間がない、距離的に遠いので、研修にいくのが難しいといった場合でもインターネットで研修を受けることも可能です。

このようにメリットもあるので、利用する価値はありそうです。しかし看護協会に入会しただけで受け身になっていては情報を得ることはできません。自分が主体となって、勉強をしたいという気持ちとどんなことを学びたいかという目的をもって情報を探すことが重要です。

特にこれから看護師としてスキルアップをしたい、認定看護師や専門看護師を目指したいという人にとっては、とても重要な研修も数々行われています。また師長や主任を目指すための管理者コースというのもあるので、看護師には必要不可欠なものであるといえるかもしれません。

スキルアップには興味ない!高い会費を納めたくない!という人は

就職、転職をするために面接を受ける、そこで確認するとやはり看護協会の入会は必須だということが分かった、でもスキルアップはしたくないし、高い会費を納めたくないという人はどのようにすればいいのでしょうか。

強制ではないので、面接のときに会員にならなくてもいいか聞いてみましょう。また小さな診療所やクリニックではほとんどの看護師が非会員であることもあります。そのようなところを選ぶと必然的に加入する必要がなくなるのでチェックしてみましょう。

まとめ

いかがでしたか?転職してみなければわからないことってたくさんあります。そのため面接を受ける際には、求人情報には書かれていない、日本看護協会や県の看護協会の入会の有無、会費について聞いてみることも重要です。ぜひ病院選び、面接を受ける際の心構えとして参考にしてみてください。

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