現在子育て中のママさんたちの中には、看護師として再就職したい!と考えている方も大勢いらっしゃることと思います。 しかし子どもを育てながら、果たして看護師として働けるのだろうか?家事や育児との両立はできるのだろうか?など、様々な心配が巡り巡っているのではないでしょうか。 今回は、子育て中のママさんが再就職にあたりまず何をすべきか、そして子育て中だからこそ重要なポイントについてお伝えします。
自分と家族の希望を考える
まずは、自分がどのような働き方を求めているかを明確にすることが大切です。 正職員なのか、パート職員なのか。夜勤はするのか、しないのか。それらの希望によって、求人の探し方が大きく異なるからです。難しく考えず、最初は大まかに考えるだけで十分です。転職の場合は、何が不満で解消したいと思っているのかを、明確にしましょう。 またご自分だけでなく、ご家族の意向も大切ですね。特に正職員や夜勤をする場合、ご家族の協力がなければ難しいことも多いかと思います。ご自分にとって、理想的な看護師としての雇用形態をまずは考えてみることが必要です。
求人募集情報を検索する
自分の希望の働き方を考えたら、次は実際にどのような求人募集がされているかを見てみます。ハローワークなどに直接出向いてもよいと思いますが、お子さんがいるとなかなか気軽に行けない方もいらっしゃいますよね。今はインターネットでも看護師の求人が多く載せられていますので、まずはそちらを見てみるのをおすすめします。働きたい地域や雇用形態をチェックすると、希望に沿った求人案内が出てくるかと思います。 そこでとりあえず、何件かの募集を見てみましょう。 大抵の場合、雇用形態や業務内容、給料や福利厚生、休日や勤務体制などが載っています。それらを見て、やっぱり土日は休みが欲しい、ボーナスがある方がいい、など細かい希望も出てくるかと思います。そういった希望の中で優先順位をつけて、ご自分の希望の働き方を明確にしていくことが大切です。
良さそうな病院が見つかったら、まずは見学や説明会の申し込みを
条件にぴったり!とまではいかなくても、まずまず良さそうだな、と思う病院を見つけられたら、次に見学や説明会の申し込みにすすみましょう。 インターネット上の情報だけを見ていきなり面接、というのは、なかなか不安な点も多いかと思います。ですので、まずは希望の病院に問い合わせ、病院の見学ができないか、説明会などがあれば参加したい旨を伝えましょう。 筆者はそれでいくつかの病院に問い合わせたことがありますが、いずれの病院も全て受け入れてくれ、面接前に見学と説明を受けることができました。なかなかそういった機会を設けていない病院もあるかとは思いますが、一度問い合わせてみるといいかもしれません。
これだけは!就職前に確認した方がいいこと
希望の病院が見つかり、見学や説明会に参加させてもらえることになった時。もしくは、いきなり面接になった時。就職してからこんなはずじゃ・・・!とならないために、不安な点や確認しておきたい点はリストアップしておき、必ず病院側に聞くことが大切です。 筆者はもともとおどおどしてしまい、自分からあれこれ聞けないタイプでしたが、今回は家族がいるのだからしっかりしなくては!と自分を奮い立たせていました。それ位、事前の確認は大切です。その中でも、子育て中のママさんだからこそぜひ確認してほしい点をいくつか挙げました。ぜひ参考にしてみてください。
働いている社員の中に、子育て中の方はいるのか。
これは非常に重要なポイントだと思います。 なぜかと言うと、子育てをしながら働くママさんが多いと、今の自分の状況にも理解を示してもらえることが多いからです。働き始めて、子どもが小さければ風邪や体調不良でどうしても仕事を休まなければならないこともありますよね。そんな時、小さい子どもがいれば仕方ない、と共感してもらえるのともらえないのでは、職場の雰囲気は大きく変わるからです。そして子育て中の社員さんが多いということは、子どもを育てながら安心して働くことができているということ。なので、ぜひこの質問はしてみてほしいです。
子どもの体調不良での遅刻や急な欠勤は認められるのか。
前項目でも触れましたが、子どもが小さければ小さいほど、風邪をひくことは多くなってしまうかと思います。小学生、中学生になっていたとしても、いつ怪我や病気になるかわかりません。子どもを病院に連れて行きたい、その結果次第では仕事を休まなくてはならない、働いていればそのような場面には直面すると思います。 その時、遅刻や欠勤を認めてもらえるのかはとても重要です。人手が足りないから、遅れてもいいから来るように、などその対応は病院によって様々です。その病院ではそのような時どう対応しているのか、ぜひ確認してください。そして、その欠勤の時に有給や特別休暇を使用できることもあります。正職員に限られてしまうかもしれませんが、ぜひそのような福利厚生についても確認してくださいね。
病院内の託児所が利用できるのか。
大きい病院ですと、独自の託児所をもっていることも多くあります。 病院内にあったり、病院のすぐそばにあったりと色々な形態はありますが、もし希望の病院に託児所があるのであれば、ぜひ利用についても聞いてみてください。保育園不足が嘆かれている現在、病院の保育所は割と空きがあることもあり、ねらい目といえるのではないでしょうか。 また勤務先に託児所があるというのは、通勤時に保育園による必要がなくなるので通勤時間の短縮につながります。 そして勤務先に自分の子どもがいるので、そこで怪我をした時や急に体調が悪くなった時に、すぐに駆けつけることもできます。そのまま勤務先の病院で診療してくれることもありますね。そういった点では、病院の託児所の利用ができるというのはメリットが大きいと思います。 もちろん、色々なウィルスなどがある病院に子どもを連れていくのに抵抗がある場合もありますし、デメリットももちろんありますので、そこは一度考える必要はあります。 以上の3点は、ぜひ希望の病院に問い合わせていただきたい内容です。再就職だけでなく、転職の際にも重要なポイントになると思いますので、参考にしていただけたらと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか? 子育て中のママさんだからこそ絶対に確認してほしいポイントは伝わったでしょうか。大切な子どもを育てつつ、ご自分の理想の看護師として働けるための手助けになれば幸いです。筆者もまだまだ未熟者ですが、母として、看護師として、頑張っていきます!ぜひ、ご参考にしてみてくださいね。
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