救急外来で働いていると、短時間で何人もの救急搬送された患者さんの対応に追われたり、一度にたくさんの処置に追われたりすることはありませんか?
多忙になればなるほど、ミスにつながりやすいため、どんなときも冷静に対応したいものですよね。
今回は私が救急外来で働いていた際に、少しでも効率よく業務を進められるように気を付けていたことをお伝えしたいと思います。
救急外来のコツ
予測できる処置や頻繁に行う処置はあらかじめセットを作っておく
救急搬送される患者さんの多くは必ず、ルートキープや採血を行うことが多いですよね。
なので、私は必ず点滴セットと採血セットを1患者1トレーになるようにあらかじめ用意しておき、救急搬送されてきた患者さんに処置をする際はそのトレーをすぐに出して、処置を行うようにしていました。
この点滴セットや採血セットはあらかじめ2~3セット用意しておくというのがコツになります。
時として短時間で救急車が何台もきて、処置室に患者さんが複数人同時に入ってきたとしても、1患者1トレーのセットがあれば、間違えたり、必要な物品を慌てて探すことなくすぐに準備ができるためオススメです。
医師と看護師のコミュニケーションは円滑にしておく
私の働く救急外来は、基本的に看護師1名~2名、医師1名~2名で対応する2次救急病院でした。
そのため、医師との円滑なコミュニケーションは業務や処置をスムーズに行う上で必要不可欠といえます。
薬剤投与や医療処置にあたっては必ず医師とダブルチェックをしたり、少しでも疑問に思った際は確認したりと、当たり前のことではありますが何度もしっかり行うようにしていました。
救急搬送患者の医療処置は救急車のホットラインがかかってきたときから始まっている
救急搬送患者さんの処置に慌てないコツは、ずばり救急車からのホットラインでいかに患者さんの現在の状態を理解するかどうかです。
病院によってはホットラインのかかり方が様々なため一概にはいえませんが、私の働く病院では、救急科の医師の医療用携帯電話に救急隊からホットラインがかかってきていました。
そのため、医師がホットラインを通して患者さんの情報について救急隊より申し送りされているときは、できるだけ看護師である私もすぐ近くに待機し、医師が聞いている患者情報をしっかりと把握するようにしていました。
そして、救急車が到着する前に、医師と予測される処置や薬剤投与などの指示をあらかじめ受け、用意しておくことで、患者さんが到着しても慌てず指示通りに動くというようにしていました。
これは医師との円滑なコミュニケーションや信頼関係にも繋がり、何度も繰り返すことで医師の希望する介助やルチーンの業務なども把握できるようになるためオススメです。
頻繁に連絡する他部門への内線番号はすぐに見られるように一覧を自分でも用意しておく
救急外来は、放射線科や薬剤部、検査室など他部門との連携も非常に重要になります。とくに、緊急検査やいち早く処置を行いたい場合などには、他部門にも連絡をし、対応をしてもらわなければなりません。
しかし、業務が多忙になればなるほど、慌ててしまい他部門への内線番号がわからなくなったり、スタッフ共通で利用する番号一覧表が見当たらなかったり…。
そのため、私はよく内線をかける番号は名札の裏に貼っておいて、すぐに連絡ができるようにしていました。
電子カルテのテンプレート機能を活用する
いまは電子カルテが普及している病院が多いので、救急外来でも電子カルテを使うことが多いと思います。
そのため、救急外来で行った処置や、入院病棟に引き継ぐ内容など、あらかじめ毎回必要とされる情報については、電子カルテのテンプレート機能を自分で作成しておき、記載時はテンプレート内容に数字や必要な部分を入力するだけでカルテ入力ができるようにしていました。
病院によってカルテ記載方法など細かなルールがあると思うので、それにしたがって定型文を用意しておくと、業務多忙時でも漏れなくカルテ記載をすることができるのでおすすめです。
業務に余裕のある時間はとにかく物品整理
救急搬送患者の対応をしている中で最も困るのが、処置をしたいときに物品がないということ。
救急搬送される患者さんはときに一分一秒を争うような方もいます。
そんな際に物品が足りないのは困ってしまいますよね。
特に私の働く救急外来は看護師が1~2名と少なく、物品を取りに行くだけでも人手が足りなくなり、迅速な医療に影響が出てしまいます。
そのため、患者さんの処置が終わるごとや、業務が落ち着いている時などには必ずよく使用する物品の在庫確認を頻繁に行っていました。
また、物品を整理整頓することで、緊急時でも速やかに物品を使うことができ、円滑な処置が患者さんの安全にも繋がります。もし、病院によって物品のチェックリストなどがあればそれらも確認して、必要な物品の在庫確認などを行うといいでしょう。
加えて、物品の整理を頻繁にするということは、あまり使わない物品がどこに置いてあるのかについても確認できたり、使用期限が切れていないかチェックできたりと、他のメリットもあります。
時にどんな処置に使うのかわからない物品が出てきた際には医師に聞いて勉強することで、頻度の少ない医療処置にも焦らず対応できるということにもつながります。
他の救急外来看護師との情報共有も大切
救急搬送される患者さんは毎日多種多様で、医療処置もそれぞれの患者さんに合わせて異なります。
そのため、珍しい処置や医療行為、判断や対応に困ったこのなどがあれば、その都度申し送りや情報共有を行い、全スタッフが共有できるようなノートが私の働く病院にはありました。
なかなか経験できないことも、申し送りノートがあることでどんな風に対応したのかなどがわかったため、とても勉強になるだけでなく、看護師同士お互いに話し合ったり、より円滑に業務が行えるように改善し合ったりと看護師同士のコミュニケーションの大切さも感じました。
まとめ
いかがだったでしょうか?
もしかしたら、すでに同じようなことを実践されていたり、病院によってはルール化されていたりするものもあるかもしれません。
あくまで、私が働く病院の救急外来での業務においての工夫やコツのため、合う合わないはあるかもしれまさんが、この中でどれか一部分でも参考やヒントになるものがあれば幸いです。
救急外来はいかに迅速かつミスなく処置を行うかが大切になるため、自分なりに一番いいと思うやり方を見つけてみてください。
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